再開初日の12日ブログで馬体重の増減をチェックしてほしい―と記したが、思った以上に増減幅が大きかった。特に目に付いたのは大幅減。
今年は再開が1週間ほど早まったが、ちょうど疲れのピークに重なったのかもしれない。極端な場合、マイナス30キロだった競走馬もいた。想定していたことだが、盛岡競馬場所属馬は久々の輸送もこたえたか、マイナス体重が多かった。
許容範囲はプラスマイナス10キロ。それ以上もそれ以下でも馬券対象になった馬はいたが、割引が必要だった。今週も休み明けが少なくなく、体重チェックは怠れない。また減っていた馬の回復にも注意を払いたい。一度、実戦を使ってさらに減るのが常識だが、逆にひと叩きされて回復する馬もいる。張りが戻っているなら前走度外視で押さえたいところだ。
もう一つのデータを紹介したい。1番人気の1、2着を調べてみた。
1着 2着
3月12日
1番人気 4回 2回
2番人気 1回 3回
3月13日
1番人気 5回 2回
2番人気 3回 2回
3月14日
1番人気 6回 2回
2番人気 2回 3回
3月15日
1番人気 8回 1回
2番人気 1回 3回
1番人気は12日が連対率50%だったが、13日は58%、14日は66%。そして15日は75%と日増しに連対率が上がり、特に15日は勝率66%。1番人気の信頼度は高かった。
ただレース後半になるにつれて荒れるケースが目についた。理由は下級戦は降格組が好走したが、上級クラスになると格プラス仕上がり具合。格下でも好走ケースがあり、状態チェックは必要不可欠。あとは2番人気の勝率が思った以上に低かったこともつけ加えておきたい。
21日メインは「オッズパーク賞」(B1一組 水沢1600m)。連闘で臨んできたのが5頭、休み明けが3頭。シーズン初戦馬の評価がカギとなる。
ロードイヒラニは父がロードカナロア、祖母はアメリカGⅠ1勝、ブラジルGⅠ3勝を含め9勝した強豪牝馬。これだけでも期待のほどがうかがい知れ、実際、デイリー杯2歳Sで6着。順風満帆に見えたが、その後は2着2回止まり。中央1勝クラスから1年休養を経て岩手入りした。
中央時代にダート経験は一度のみで12着。岩手初戦は長期休養に加え、パワーの要るダート対応も未知数だったが、好位キープから4角先頭。最後はデザートナイトの強襲に屈したが、0秒1差2着。これで今後のメドが十分立った。ひと叩きされて首位奪取のチャンスと見る。
アップバングはJRA1勝クラスとの交流・カシオペア賞2着。B1特別・ひいらぎ賞でも2着確保でB1に定着。前走は1枠が仇となり、自分の競馬ができなかったが、直線を向いてグングン進出。ロードイヒラニとはアタマ、ハナ差4着と接戦に持ち込んだ。
今度は一転して外枠8番枠。大外は基本割り引きだが、8頭立てならさほど不利なし。むしろ自分の競馬に徹することができ、反撃のお膳立ては整った。
ナイトフォックスは中央芝3勝から南関東へ移籍。勝ち星は上げることができなかったが、2、3着1回。昨年9月に転入し、格上ぶりを発揮。3勝2着3回と連対パーフェクトでシーズンを終えた。今回は久々のハンデがネックだが、底力でアッサリまで。
マベルロンジュはC1からB1へジャンプアップしたが、初戦で鮮やかな逃げ切りを決めた。ただ有力2頭がけん制し合った印象もあり、過信は禁物。マイペースに持ち込めた際に再現の可能性がある。
トミケンアラバールは盛岡1勝に対し、水沢3勝。昨最終戦も快勝し、水沢コースを得意とする。あとは馬体重次第。きっちり仕上がっていれば軽視できない。
◎④ロードイヒラニ
〇⑧アップバング
▲⑦ナイトフォックス
△⑥マベルロンジュ
△②トミケンアラバール
<お奨めの1頭>
4R ハガキノハナ
前走はロストマンとマッチレースの末2着。これは相手が強く仕方なし。今度こそ首位を奪取する
ビッグニュースが飛び込んできた。第22回JBC(2022年11月3日予定)の開催地が盛岡競馬場に決定した。
JBCが盛岡で行われるのは第2回(2002年)、第14回(2014年)に次いで3度目。8年ぶりにJBCが盛岡に戻ってくる。前回14回は"復興"をテーマに、久々に盛岡競馬場が熱く燃えた。その時を超える感動と興奮を。開催はまだ先だが、今から待ち遠しい。
先週は12日(金)から15日(月)の4日間連続開催。想定どおり再開初日12日は逃げ馬天国。全12R中、8レースが逃げ切りだった。翌13日は逃げ切りが5回に減ったが、勝ち馬の位置取りは4番手以内。
14日は雨の影響で一転して不良馬場。逃げ切りが一気に減って12R中、2回。しかし勝ち馬は5番手以内。差しも若干届いたが、先行有利は基本変わらなかった。15日も不良馬場。逃げ切りは3回。勝ちパターンは前日と同様、先行馬だったが、差しも届き始めていた。果たして今週はどのような馬場傾向になるか。しっかり注意を払って臨みたい。
20日メインはB1級三組「ABS秋田放送賞」(水沢1600m)。実戦を一度使った方が有利と見る。
マジョリティーは昨年1勝2着4回。9月からA級入りを果たし好、凡走の落差が激しかったものの、A級でも2着を2回確保した。今季はB2に降格してメンバー有利。初戦で逃げ切りを決めて2着に1秒4差。地力の違いを見せつけた。
今回はB1昇級で相手は骨っぽくなったが、時計重視。馬場差を考慮しても水沢1600m1分45秒2は優秀。逃げ一辺倒でないのも強みとなり、春2連勝を飾る。
ヤマニンゼーレは中央未勝利、南関東2勝・C2から転入。最下級C2編入にも恵まれて昨年3勝2着2回3着2回とすべて3着以上。C1からB1へジャンプアップした前走も3着。しかもレースを振り返れば、1番人気ロードアルバータとお互いが意識し合ってマベルロンジュがまんまと逃げ切った一戦。相手強化を考えれば収穫の多い一戦だった。
500キロを優に超す大型馬でひと叩きされて良化も確実。逆転首位まで十分あり得る。
ペイシャルフェは昨年12月のB1・水沢1600m戦を逃げ切り勝ち。その結果を受けて前走1番人気に支持されたが、1番枠が災い。終始、外から被せられて自分の競馬ができず9着に終わった。
しかし、これで評価ダウンは早計。またしても1番枠を引き当てたが、逃げの手に出るなら理想的な枠順。果敢に攻めてハナを奪えればアッサリまで考えられる。
ソレアードは船橋1200mのデビュー戦を圧勝し、6戦目の浦和1500mで2勝目をマーク。転入前2戦は着外だったが、4走前の浦和1400mで4着。
岩手初戦は4歳の若さを前面に突破できるかと思ったが、後方から伸びて7着。伸びひと息だったが、初の右回りも敗因と解釈。コース2度目のプラス材料と揉まれない外枠を味方に巻き返しに期待する。
ペイシャマキアージは笠松B級から再転入。結果は6着だったが、内容は決して悪くはなかった。岩手在籍時にB1級、B2級でそれぞれ1勝。有力馬がもたつけばチャンスはあるはず。
クラヴィクトリーは今年9歳だが、かつては南関東B2級の格上馬。印を付したメンバーは一度実戦を使っているのに対し、今季初出走はハンデだが、底力で克服できるメンバー構成。
◎③マジョリティー
〇②ヤマニンゼーレ
▲①ペイシャルフェ
△⑨ソレアード
△⑦ペイシャマキアージ
△⑤クラヴィクトリー
<お奨めの1頭>
3R ミラコロアシオン
同じ850m戦で好ダッシュを決めて逃げ切り圧勝。これで同条件2戦2勝とし、絶対の自信を持っている
今年2月、盛岡競馬場で開業した永田幸宏新調教師が、3月13日第1Rできゅう舎第1号アサキチニセイを送り出した。
結果は4番人気7着。北海道時代もそうだったが、前半で置かれるケースが多く、今回も後方2番手からの競馬。しかし向こう正面からスパートをかけるとジワジワと進出。直線外からいい感じで伸びてメンバー最速の上がりを披露した。
永田調教師「調教師デビューですが、それほど緊張はしませんでした。とにかく無事に走ってくれてホッとしました。テンに置かれましたが、いい脚を使っていたので、これからさらに良くなればチャンスはあると思います。まだ厩務員時代を引きずっているんでしょうね。自分が引いていない物足りなさ、もどかしさを感じました。自分も馬もこれからだと思います」
きゅう舎カラーは青地に赤。永田調教師の原点でもある競馬学校に留学したオーストラリアの国旗をイメージしたという。確かに今回、着用していたのは赤色の防寒服に青のカラーYシャツ。「本当は青い背広に赤いネクタイを考えていましたが、天気予報はあいにくの雨。それでも配色にはこだわりました」と永田調教師。一日も早い初勝利を待っています。
15日メインはA級一組「弥生特別」(水沢1600m)。3年前の年度代表馬チャイヤプーンが帰ってきた。
チャイヤプーンは岩手の女傑サイレントエクセル産駒。2歳時に北海道から岩手入りし、寒菊賞、金杯と重賞2勝をマーク。年が明けても快進撃を続け、岩手クラシック一冠目・ダイヤモンドカップ(当時は岩手ダービー)まで5連勝を飾った。
直後に南関東へ移籍して2戦目に重賞・戸塚記念を快勝。5連勝がダテではなかったことを証明した。
再び岩手へ戻り、不来方賞へ満を持して登場。圧倒的1番人気に推されたが、不来方賞史に残るサンエイキャピタルとのマッチレースの末、根負けしたかのように2着。
しかし、レースの激しさを物語るようにサンエイキャピタルは骨折が判明。替わってチャイヤプーンがダービーグランプリへ地元の期待を一身に集めて登場し、2馬身差で完勝。準三冠馬となった。
その後は南関東、笠松、南関東と転籍。残念ながら笠松の1勝にとどまり、岩手に里帰りした。
チャイヤプーンは単騎先頭に立つと一気に内に切れ込むクセがあり、流れに乗れないと集中力を切らしてしまう気性面が問題。課題を抱えての再出発となるが、仮に順当勝ちなら重賞路線でも台風の目になるのは確実。その意味でも重要な一戦となった。
ヤマショウブラックは2年前の年度代表馬。不来方賞を制し、桐花賞ではエンパイアペガサスを完封。奥手血統が全面開花した。
昨年はランガディア旋風の前に歯が立たず南関東へ移動。3着が最高で北上川大賞典、そして桐花賞連覇を狙って帰郷したが、北上川大賞典で脚部不安が判明して出走取り消し。以降は立て直しに専念して戦列復帰を果たす。
使える脚は3ハロン。さらに時計のかかる馬場を若干苦手としており、こちらも課題は少なくないが、実力は折り紙つき。打倒チャイヤプーンに燃える。
センティグレードは強烈な末脚を武器とするが、水沢専門。勝ち星6勝をすべて同コースであげ、一昨年度のトウケイニセイ記念を優勝した。桐花賞でもフレッチャビアンカに肉薄してクビ差4着。ハイペースになれば不気味な存在となる。
シゲノブは中央ダート1800m、1700mでそれぞれ1勝。3走前の笠松1400m戦も勝ち、十分通用の実績を誇る。
エイシンミコノスは近走不振だが、通算10勝。ひとまず押さえは必要か。アドマイヤコメットは思い切った逃げが身上。2頭がけん制し合えば漁夫の利も考えられる。
◎④チャイヤプーン
〇①ヤマショウブラック
▲⑦センティグレード
△②シゲノブ
△⑧エイシンミコノス
△⑩アドマイヤコメット
<お奨めの1頭>
6R ユイノムテキ
かつてB1でも勝ち負けを演じた実力馬がC2へ降格。勝ち味に遅いタイプだが、ここでは地力が違いすぎる
14日メインはオープン馬による水沢1400m戦「スプリント特別」。今開催4日間で最大の見どころといっても過言ではない。昨年、短距離戦でしのぎを削ったラブバレット、タイセイブラストが対決するからだ。
ラブバレットは通算23勝、うち重賞15勝。JpnIII・クラスターカップ、北海道スプリントカップ僅差2着などダートグレードでも活躍。地元生え抜き(ラブバレットは移籍あるが、ほぼ岩手所属)ではトニージェント以来の1億円馬となった。
ただ、トニージェントは岩手競馬が高額賞金の時代。厳しい時代の中でラブバレットの獲得賞金1億円突破は称賛に値する。
ラブバレットは一昨年暮れに南関東へ移籍。3戦着外に終わり、昨年5月に里帰りしたが、初戦の1300m戦で5頭立て4着。続く早池峰スーパースプリントでも本来の動きには程遠く3着止まり。かつての迫力が完全に薄れてしまった。
その2戦の内容を見て菅原勲調教師は休養を決断。恒例となったテンコートレセンに移動してリフレッシュ。クラスターカップで復帰する予定だったが、思った以上にダメージが大きく先送り。
戦列に戻ったのは5ヵ月後の10月26日だったが、馬体重がマイナス11キロの465キロ。見た目にも小さく映り、結果も4着。思わず菅原勲調教師に「しぼんでしまった感じじゃないですか」と話をし、菅原勲調教師も同じ感想をもらした。「次も凡走なら引き際を考えなくては...」と。
以上の背景から11月22日はラストランになるかもしれないと思って、パドックでラブバレットを追いかけ続けた。馬体重はプラス7キロ、472キロ。若干張りが戻った印象だったが、1番人気はタイセイブラストに譲った。自分も本命はタイセイブラスト、ラブバレットは△。今のラブバレットに重い印は"酷"だろうと判断した。
去来したのは2歳デビュー当時。そして数々の遠征に帯同したこと。笠松グランプリでもいい思い出だった。最初の遠征、さきたま杯4着善戦にも喜び合った。
自分のムードは完全にラストランだったが、ラブバレットは後方待機策から鮮やかなまくりを決めて完勝。ゴールの瞬間、心が震えた。
直後に行くことは遠慮した。時間を置いて「改めてすごいヤツですね。感動しました」と伝えにいったら、「ラブバレットの頑張りには本当に頭が下がる」と。
その後は開催取り止めにより、レースを使えずテンコートレセンに移動。心身ともにリフレッシュして今回のレースに臨む。ラブバレットは今年10歳だが、健在を誇示してほしいと願っている。
タイセイブラストは中央1勝をダート1800mであげ、南関東へトレード。1500m~1600mで6勝。南関東B1から昨年5月に岩手入り。初戦でラブバレットを一蹴し、好発進。早池峰SSは1000mが短すぎて6着に終わったが、以降も好走を続けて6勝2着2回。
前々走でラブバレットの2着に敗れたが、続く一戦で首位を奪回(ラブバレットは不在だったが)した。ラブバレットとの直接対決は2勝2敗の五分。今シーズンの短距離戦線を占う意味でも重要な一戦となった。
サーティグランドは中央ダート3勝。1200mで2勝、1150mで1勝をあげ、名古屋へ移籍。2着1回3着1回にとどまったが、中央3勝クラスなら岩手オープン通用は当然。新天地で巻き返しを図る。
ボルドープラージュは昨年、ビューチフルドリーマーCトライアル・フェアリーカップ(1900m)を快勝したが、本質的には1400m向き。過去成績でも裏付けている。
サマニーはワンターンで最大能力を発揮。コーナーワークがネックだが、ラブバレット、タイセイブラストが早めに動けば直線で台頭のシーンまで。
アテナリは絶好の1枠を引き当て逃げ必至。有力馬がけん制し合えば漁夫の利を得る可能性が少しある。
◎⑥ラブバレット
〇⑨タイセイブラスト
▲③サーティグランド
△⑦ボルドープラージュ
△⑤サマニー
△①アテナリ
<お奨めの1頭>
4R アリストレジェンド
昨最終戦はオープン・水沢1300mで4着確保。最下級C2降格は恵まれた
前日に続いて冬休み明け3月競馬の傾向と対策について。毎回、開催替わりは馬場状態の把握が重要と記してきた。
昨年終盤は開催取り止めが計7日間、あとは第1R後に中止が一度あったが、当時の馬場はすべて不良馬場。さらに凍結対策のために融雪剤が撒かれ、粘り気がある砂。芝巧者が好走するケースが多いのは、オールウェザーのような馬場になったからと解釈して間違いない。
しかし3月開催は12月、1月とは違い、朝晩こそ氷点下が多いが、日中はプラス温度。実際、土曜日13日の天気予報では午後から降水確率が90%。最低も2℃、最高9℃。日曜日14日は最低7℃、最高10℃と岩手としては温暖になりそうな気配。
つまり冬の水沢と春の水沢の馬場は別物と見なければならない。そうすると昨年終盤に活躍した馬が今回も好走するかは微妙。過信は禁物だ。
確認したところ今の水沢は例年に比べてそれほど時計がかかってないということだから、だいたい平均タイム。久々の実戦を考えれば若干時計がかかる可能性がある。ただ、土曜日からの雨がどれだけ影響するか。それも頭に入れなければならない。
今週4日間の仮説は先行有利。ジョッキーも手探り状態なので、ペースが落ち着くだろうと見て印を付した。果たして吉と出るか、凶と出るか。
スカイサーベルは2歳時に南関東重賞・平和賞を優勝。2018年に岩手入りし、B1でも走ったことがあるが、ほぼA級に在籍。トウケイニセイ記念(2020年)で3着。昨年も青藍賞で3着確保とオープンでも上位をにぎわしてきた。
差しタイプゆえに勝ち味に遅い嫌いがあるが、昨最終戦のA級一組で2着。以上の実績からB1降格は恵まれたと見ていいだろう。馬場は先ほど書いたとおり先行有利だと思うが、このメンバーなら能力の違いが歴然。展開不問で直線台頭、一気突き抜ける。
マリーツァは中央1勝クラスから再転入。岩手で6勝2着3回の好成績を収めてきた。8月のB2戦を快勝後、戦線離脱したが、12月に復帰。叩き2戦目を2番手追走から4角先頭。ほぼ完ぺきに近い内容で快勝した。
今回は久々の実戦で久々の輸送に入れ込まないかがネックだが、むしろスイッチが入った方がいいと判断。あとは馬体重をチェックして馬券を購入してほしい。
ムーヴィングは中央時に門別の条件交流で1勝後、北海道へトレード。その後、園田、北海道と移動して未勝利に終わったが、新天地・岩手で一変。圧巻の4連勝を飾った。ただ、猛暑がこたえて夏負けがひどく休養。思った以上に時間がかかったが、12月暮に復帰。太めを叩いた2戦目で本来の強さを見せてくれた。
今回はB1昇級で格上馬がそろってメンバー強化。正念場を迎えたが、仮に突破できればA級入りも約束された。
デルマロンシャンは堅実な差し脚が武器だが、ジリタイプのため取りこぼしも多い。その中で最終戦を勝ったのは得意の不良馬場だったから。春競馬向きではないと思うが、13日の水沢は昼頃から雨模様。レース時間に馬場が締まってくれば軽視できない存在となる。
アルカサルは気性的にムラな面があるが、時に大駆けを秘めるタイプ。A級に在籍したこともあり、ノーマークにできない。
◎③スカイサーベル
〇⑥マリーツァ
▲①ムーヴィング
△⑧デルマロンシャン
△⑤アルカサル
<お奨めの1頭>
2R ロストマン
南関東で2勝2着1回の実績馬がC2九組に編入は恵まれた。11月の実戦でも初戦から狙い立つ