★小林俊彦調教師 初出走・初勝利!
4月18日の第1レース。このレースが調教師としての最初のレースとなった小林俊彦調教師でしたが、管理馬デサフィナード号が1番人気に応えて快勝。見事に「初出走・初勝利」を達成しました。
岩手競馬での調教師の初出走・初勝利は2007年の櫻田康二調教師以来となります。
★小林凌騎手デビュー
同じく4月18日の第3レースでは新人・小林凌騎手がデビューしました。結果は7頭立ての6着。
★松本剛志騎手は初戦2着
さらにさらに。4月18日から期間限定騎乗をはじめた松本剛志騎手(兵庫)が11Rに登場。9番人気ツキミチャン号を2着に押し込み大波乱を演出するという、鮮烈なデビューを果たしました。
●10Rの買い目
馬単(5)=(3)、(5)=(2)、(3)=(2)、(5)→(9)、(5)→(8)、
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先週11日、今シーズン第一弾の古馬重賞「第40回赤松杯」は、単勝1・4倍の圧倒的1番人気に支持されたナムラタイタンが完勝した。
逃げたモズの2馬身うしろを追走したナムラタイタンは、馬なりで直線入り口で先頭。満を持して坂口騎手がスパートをかけ、後続を0秒2差で完封。桐花賞2着の雪辱をし、赤松杯2連覇を果たした。
ナムラタイタンは今年9歳。年齢的な衰えがないか、桐花賞は世代交代の予兆だったのか諸説が行きかったが、今季も順調な滑り出しを切った。
確かに坂口騎手は徹底して安全運転に務めた。モズを逃がしたが、完全に射程圏。3コーナーでモズの手ごたえが怪しくなり、いつでも交わせる態勢だったが、ギリギリまで我慢。後続の脚色(あしいろ)を見ながらレースを進めた。
それゆえ0秒2差で勝ったのも納得。昨年の赤松杯を大差で圧勝したような派手さはないが、実力が一枚上であることを改めて証明した。実際、走破タイム1分38秒7は水沢1600mレコードに0秒2の好時計。今後に向けて視界良好と見て間違いない。
あとはナムラタイタン陣営が、この状態をしっかりキープできるか。今後の青写真は昨年と同じくシアンモア記念、みちのく大賞典だという。なお2着モズは笠松・オグリキャップ記念に挑戦する予定だ。
19日メインはB1「駒形賞」(水沢1800m)、9頭立て。枠順、距離適性、展開など様々なファクターが勝敗を左右し、波乱の目も十分考えられる。
主軸にレディアントデイズを推す。一昨年、中央未勝利から転入。秘めた能力は相当なものを持っていたが、ムラな面が解消されず、ずっとB1へとどまっていた。
しかし今季は初戦を3着にまとめ、前走は中団から豪快に抜け出して圧勝。2着に4馬身差をつけ、過去一番の強い内容だった。
好メンバーがそろったが、ひと皮むけた今なら突破濃厚。水沢1800m、絶好の1枠も後押しする。
ジョウノムサシは中央芝2000m1勝。2月、笠松交流2着後に岩手入りした。初戦は前が総崩れのハイペースに巻き込まれたが、4角で一度2番手に進出して見せ場。
続く2戦目を勝ち上がり、上昇ムードに乗って駒形賞へエントリーした。まだ4歳の若駒。ダートもこなし、ここも突破なら将来も約束された。
コスモナダルは昨年終盤から4戦連続で連対。重賞・絆カップで3着と気を吐いたが、以降は追い込み脚質もあって伸び悩んでいた。しかしいい意味で開き直り、好結果につながってきた。
距離1800mも望むところ。大外が痛かったが、後ろから行くタイプなら気にしなくていいだろう。
リトルキングは昨年の快進撃を継続して今季1、3着。前走は先行2頭の決着では仕方なし。巻き返しに転じるか注目。
シャークはリトルキングの強襲を封じジョウノムサシの2着を死守。今季初出走で評価を下げてしまったが、強じんな粘りは健在だった。叩かれてさらに粘り増す。
◎(1)レディアントデイズ
〇(2)ジョウノムサシ
▲(9)コスモナダル
△(7)リトルキング
△(8)シャーク
<お奨めの1頭>
3R ヤマニンリュタン
大型馬が叩き2戦目できっちり白星。自身の連対も4に伸ばし、良化一途は疑いのないところ
18日、板垣吉則きゅう舎所属の小林凌騎手がデビューする。第3R、C2戦。テンノハゴロモが初陣となる。岩手競馬の新人騎手は昨年の鈴木麻優騎手に続いて2年連続。
小林凌騎手は栃木県日光市出身。千葉県富里にあるアニマル・ベジティション・カレッジで1年間、研修をして地方競馬教養センターに入学。晴れて騎手免許を取得しデビューするに至った。
詳細はテシオ特集の小林凌騎手インタビューをご覧になってほしい。
また同日18日、第11Rで園田競馬の松本剛志騎手が岩手競馬の仲間入りをする。期間は4月18日から8月3日までの48日間(8開催)。先日、
通算200勝を達成したばかり。激戦区・園田で鍛えられた技術で新風を吹き込むか。期待を込めて注目したい。
メイン10Rは「夢見草競走」(B1 水沢1400m)。今季注目の2頭マンセイグレネード、エントラールが激突する。
マンセイグレネードはトレーニングセール出身馬でデビュー2戦目の芝重賞・若鮎賞を優勝。見事な逃げ切りを決めた。その後、8戦2勝から中央入りし、7戦0勝から再転入。5戦使って今度は南関東へ移籍。未勝利に終わったが、C1で2着3回の成績を残した。
収穫は差し競馬を身につけたこと。速い流れで定評がある南関東で揉まれた経験が大きかった。それを証明したのが前走・B1戦(水沢1400m)。
前半はじっくり後方待機策に徹し、満を持して3コーナー手前からひとまくり。まさに豪脚を披露して並ぶ間もなく抜き去った。今回もハイペース必至のメンバー構成。まくり2連勝を決める。
エントラールはマンセイグレネードが勝った一戦で11着に大敗。3角で早々と失速してしまった。
昨年、中央未勝利から転入後、圧巻の9連勝をマーク。初夢賞2着で連勝が途切れたが、ちょうどタイミング良く冬休みに突入。気分リフレッシュできたかと思った矢先の大敗だった。
陣営もショックを隠せなかったが、背水の陣で臨んだ前走を完勝。本来の強さを取り戻し、周囲をホッとさせた。
もちろん逆転首位まで十分だが、気になるのは枠順。1枠に入り、自分の競馬ができるか若干不安が残り、対抗にした。
ファーストメジャーは昨年、始動が7月までずれ込んだが、4勝2着3回。自分の型に持ち込んで強じんな粘りを発揮した。
今季も厳しいマークをしのいで連続2着に粘り、健在を誇示。特に水沢1400m戦は6戦2勝2着2回と最も得意とする条件。ここも流れ速くなること必至だが、上位扱いは当然だろう。
ニホンピロララバイは昨年はC2へ降格し、特別開催から9連勝。短距離をメインに抜群の破壊力を見せてくれた。終盤はさすがに相手強くなったが、最終的に10勝の大台に乗せてシーズンを終了。
今シーズンは6、4着と伸びを欠いているが、B1・水沢1400mは全能力を発揮できる舞台。そろそろ一発がありそう。
ダイワスペシャルは芝1000m重賞・ハーベストカップ3着、OROターフスプリント2着。ダート克服が課題だったが、南関東から再転入戦3着。これでメドが立ったし、今度は格下B1馬が相手。アッサリまである。
シグラップロードは桐花賞5着、最終戦1着で古馬を突破したが、今季は6、5着と物足りない内容。1400m短縮に活路を開くか。
◎(8)マンセイグレネード
〇(1)エントラール
▲(4)ファーストメジャー
△(7)ニホンピロララバイ
△(11)ダイワスペシャル
△(3)シグラップロード
<お奨めの1頭>
1R デサフィナード
先日、騎手を引退した小林俊彦調教師のデビュー戦。500万下条件から最下級C2編入は恵まれた。調教師初出走を勝利で飾る
★水沢競馬場の桜が開花
今年の桜は駆け足で北上を続けてきましたが、岩手県内でも急速に開花の波が拡がっています。
水沢競馬場の向こう正面の桜並木も今週あたりから花が開き始め、昨日曜日には5分咲きくらいまでになってきました。桜並木の一般公開は例年より一週間早い18日・19日。今の感じだと18日頃はそろそろ散り始める頃かもという雰囲気ですが、今年もきっと綺麗な桜並木を見る事ができると思います。皆様のおこしをお待ちしております。
●9Rの買い目
馬単(7)=(8)、(5)=(8)、(7)=(5)、(8)→(2)、(8)→(6)、
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前日に続いて騎手ネタを紹介。4月29日、高知競馬場で行われる『高知競馬場30周年記念ジョッキーズバトル洋一カップ』の代表騎手が先日発表された。
JRAは蛯名正義騎手、福永祐一騎手、藤田伸二騎手、横山典弘騎手。そして地方選抜に岩手の阿部英俊騎手が選ばれた。
ほかに川島正太郎騎手(船橋)、安部幸夫騎手(名古屋)、田中学騎手(園田)が選ばれたが、阿部英俊騎手は大けがにより昨年は騎乗なし。
2013年11月30日、落馬中止から長期戦線離脱を余儀なくされた。しかし3月21日、特別開催初日3Rでついに復帰。イーサンヘモスで快勝し、復帰初戦を見事白星で飾った。
その後も着実に白星を積み重ねて4月6日時点で6勝。リーディング9位につけている。今回、地方選抜で選ばれたのは過去実績もさることながら、長期離脱から復帰を果たしたことに対して敬意を表したものだと解釈して間違いない。4月29日、高知競馬場へ熱い視線が送られる。
また岩手競馬でも「ジャパンジョッキーズカップ」の実施が発表された。7月20日、マーキュリーカップ当日、全3戦で行われ、JRAは東西リーディングジョッキー2名ずつを基本に、地方競馬は東日本(北海道、岩手、南関東、金沢のリーディングジョッキー)、西日本(東海、園田、高知、佐賀)の3チームによる対抗戦。
2年前、好評を博したジョッキーズマッチとほぼ同様の形態で行われるという。チーム対抗戦はピンと来ない方もいるかも知れないが、各代表の総合ポイントで争われ、思った以上に緊張感があり、実際おもしろい。こちらも楽しみにしてほしい。
12日メインはC1級「大屋梅賞」(水沢1400m)。フルゲート12頭に好調馬がずらり。白熱必至となった。
主軸選びにも迷った。展開のファクターも大きく勝敗を左右しそうで波乱の要素十分。過去2年とも高配当。昨年はニホンピロララバイ(1番人気)、ソヴリン(10番人気)、ケイビイテルマ(9番人気)の順で入線して3連単15万9930円。
一昨年はラブリーホープ(9番人気)、ガオウ(2番人気)、マアーラウ(3番人気)と入り、10万6330円と大波乱となっている。果たして今年はどんな結末が待っているか。
主軸はヤマニンネレイス。1月3日、初夢賞でエントラール、リトルキングの強豪2頭を相手に見事逃げ切り。
2ヵ月半の休養明け初戦も2着に1秒8の大差で圧勝した。前走は大外が致命傷となり先手を奪うのに脚を使ったために2着。今度は手頃は枠を引き当て反撃態勢は整った。
ミンネゼンガーはヤマニンネレイスを徹底マークから競り落として1着。連勝を3に伸ばし、本格化疑いなし。ここも突破ならB級でも通用する。
ノーティカルスターは追い込み脚質。展開に左右されるのは宿命だが、今回は前に行きたい馬がそろってハイペース必至。そうなれば自慢の末脚をさく裂させるシーンまで十分。
トウケイカガヤキはB1からC2へ降格後、あっさり2連勝。C1昇格で相手は強化されたが、1400m通算5勝とベストの条件。
ダンストンスリルは昨年不振が続いたが、終盤3連勝で復活。前走はレース勘を取り戻せず3着止まりだったが、叩かれて良化確実。コース適性の高さが不気味。
◎(5)ヤマニンネレイス
〇(8)ミンネゼンガー
▲(12)ノーティカルスター
△(7)トウケイカガヤキ
△(3)ダンストンスリル
<お奨めの1頭>
8R ラブソング
前走の勝利は実に2年ぶり。C2では底力が違った。1400m延長も問題なく、連勝濃厚