【リーディング・調教師部門】佐々木由則厩舎の独走で始まった2007年調教師リーディングだが、現在のトップは55勝で菅原右吉厩舎、2位には51勝で小林義明厩舎、3位は50勝で村上昌幸厩舎となっている。相変わらず接戦だが、抜きつ抜かれつの激戦にもそろそろ終戦の気配が見えてきた。
残り日数を考慮すると今の4勝差はかなり大きい。あと2開催で菅原右吉厩舎が3勝くらいできたなら、よほどのことがない限りそのまま逃げ切れるだろう。逆転できるとすれば3位の村上昌幸厩舎か。手駒が多くあと2開催で5勝や6勝追加することは十分に可能。
ただそれにしても、“菅原右吉厩舎がこれ以上勝ち星を増やさない”というのが条件であり、この正月開催で菅原右吉厩舎が挙げた4勝は大きな価値を持つことになりそうだ。
【リーディング・騎手部門】今シーズンの岩手競馬も今週末の3日、そして3月に行われる予定の特別開催4日の計7日間を残すのみ。という事で今日は騎手リーディング部門を振り返ってみよう。
1月6日終了時点の1位は菅原勲騎手で172勝、2位は小林俊彦騎手157勝。3位は村上忍騎手だが103勝と離れており、今季も不動のTOP2によるリーディング争いとなった。とはいえ両者の間は15勝離れており、残り2開催ということを考えると例え菅原勲騎手が全休したとしても追いつけるかどうか微妙な差。この3日間で大きく縮まらない限り、菅原勲騎手の4年ぶりリーディング獲得の可能性は濃厚そうだ。
買い目は7番ステキナリングから3、4、8、10へ。ただしコース状態によっては極端なまでの差し馬台頭もあり得るので、その点にはよ〜く注意を。また混戦前提で人気馬を2着付け・3着づけで狙うという手も。いずれにせよ手広く。
◇お奨めこの一頭 8R:ウィンエヴリー
この馬にとっては今回のメンバーは基本的に相手弱化。久々勝利のチャンス。
今日は仕事もなくフリーな一日だったので、盛岡アイスアリーナに行ってスケートをしてきました。スケートというと最近は日本のフィギュアスケート選手が大活躍しており、トリノ冬季五輪で荒川静香選手が金メダルに輝いて以来、世の関心も急上昇しましたね。
「オリンピックは夏より冬」な私もフィギュアは特に好きで、伊藤みどり選手が孤軍奮闘していた時代からよく見ているのですが、特に好きになったのは1998年の長野五輪で、フィリップ・キャンデロロ伝説のエキシビジョン(ヨーロッパでは「ガラ」と言うのだそうですが)“三銃士”を見てからです。さてその時代から比べると、今の日本は女子シングルでは質・層の厚さとも世界トップクラス。さらには男子でも、近年では本田武史選手ぐらいしか表彰台圏内の戦いに届かなかったのが、日本人選手が金の有力候補として挙げられるほどになってファンとしては正に夢のような大活躍です。男子の一日目がゴールデンタイムにTV中継されるなんて、かつては考えられなかったことですよね。ついでに言うと高橋大輔選手の今季のショートプログラム『白鳥の湖 HIP POP ヴァージョン』は、歴史に残る名演技と私は思っています。
え?フィギュアのファンなのは分かったがお前の滑りはどうなのかって? そりゃー好きこそものの……いや、いくらファンだからと言っても決して自分が上手いという訳はなく、なんとかバックスケーティングが出来たり、ガクガクしながら両足スピンの真似事をして目を回したりする程度です……ので話題を変えますが、岩手競馬にはギンバンジョオーという名の2歳馬がいます。この馬名は岩手競馬マガジン『テシオ』が募集したPOGで公募されたもので、茨城県の佐藤さんはめざましい活躍を見せる日本の女子フィギュア陣をイメージしてこの名を考えたそうです。
そういえば○○マオという名前を持つ馬も何頭かいますね。こちらは浅田真央選手からの命名なのでしょうか? 正直いうと、私は“まおちゃん”よりもライバルのキム・ヨナ選手の指先まで神経の通った演技の方が好みなのですが、試合となればやはり日本人選手を応援してしまいますね。もちろん岩手の馬たちはみんなみんな応援していますよ〜!
ギンバンジョオーとサチノマオ、マツノマオは、今季最後の開催となる今週末のレースに登録していますね。この3頭もそのほかの出走馬も、無事に今シーズンを締めくくって欲しいと祈っております。
ここ数日のどかな天気が続く水沢競馬場です。正月こそドカ雪に見舞われたものの、その後は比較的暖かな日々。これで問題になってくるのが盛岡との気候の差なんです。今日なんかも盛岡は寒いからと目一杯厚着をしてきたら、水沢は暖かいの何のって。去年の年末は逆でして、盛岡が暖かいと思ってくると水沢は厳寒・・・なんて事がありました。考えてみれば盛岡−水沢間、高速を使っても1時間くらいのみちのり。他の県なら隣の県に出ちゃいますものね。広い岩手県ならでは、かも。
1月5日(土)メインは当初、B3級馬による長距離2500m戦「第7回夏油(げとう)賞」だったが、回避馬が相次いだためレースが不成立。それによってA2級1600m戦(8頭立て)がメイン9レースに組まれることになった。
(エーブダンシング 写真・佐藤到)
エーブダンシングが2勝目のチャンス。中央10戦0勝に終わったが、2着2回3着3回入着の実績があり、その持ち賞金からA2へ編入。クラス的にちょっときついかの印象もあったが、岩手初戦を逃げて2着にまとめ、以降も2、1、2着と4戦連続で連対を果たしている。今回はさらにメンバーが楽になっており、両目を開ける絶好のチャンス。
軸はすんなり決定。相手捜しが焦点となり、一番手にトミケンブリアールを指名する。今シーズンの1勝2着2回3着1回はいずれも水沢1600m戦。同条件の前走は後方から差を詰めただけの7着に終わったが、これは流れに乗れなかったため。ゆったりとしたペースになりそうな今回は巻き返し必至と見るべき。
トーホウハヤテは盛岡3勝に対して水沢は3着1回が最高。小回りコースに自慢の末脚が不発に終わっているが、前回5着ながらタイム差は0・5秒。それ以外のレースでもそれほど離されていない入線で、連対突入のシーンも十分にありえる。
他にも最後でひと伸びが欲しいが、前回の末脚は一目置けたヒカルダイチ、距離短縮で古豪スピードパンチ、そしてこのメンバーなら老いてもレース巧者のトキオパーフェクトも目が離せない。
◎ ?エーブダンシング
○ ?トミケンブリアール
▲ ?トーホウハヤテ
△ ?ヒカルダイチ
△ ?スピードパンチ
△ ?トキオパーフェクト
3連単は2を1着固定に8、4、1流し。あとは3、5を3着押さえ
馬複は2−8、2−4、1−2、2−3
<お奨めレース> 1月5日は少頭数レースが多く、キッチリ絞って買いたい
7レース
前回1着トライマイクイン、エアテムジンの本線は堅そう。割って入るとすればタイム比較で劣らないケージーヒマワリ
10レース
有力馬はトーホウバルカン、ワールドバトラー、ニシニキイロ、ミントデザイアの4頭に絞れる。本線はトーホウバルカン、ワールドバトラーの2頭