NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
ついこの前、トウケイニセイ記念があって冬休みに入ったと思っていた岩手競馬が早くも開幕。そして3月の特別開催に新設された3歳馬による奥州弥生賞。
南部駒賞を圧勝し年明けの金杯をパスしたベンテンコゾウと、その金杯を制したオールザベストが、ここでいきなり直接対決となった。
ベンテンコゾウはデビュー3戦目の若駒賞で2着に敗れたが、これはゲート内で暴れてレースに集中できなかったため。その後の南部駒賞、寒菊賞は盤石の競馬だった。
一方のオールザベストは門別から移籍して3戦。岩手では2戦目の寒菊賞でベンテンコゾウに負けただけ。金杯では、若駒賞でベンテンコゾウを負かしたサンエイリシャールに4馬身差をつけて圧勝している。
これまでのレースぶりからは、若駒賞に目をつぶってベンテンコゾウを上にとるべきだろう。とはいえともに冬休み明け。どこまで仕上がっているか、また成長があるか、馬体重やパドックの状態に注目だ。
2頭の一騎討ちが濃厚で、3着候補に、金杯で3着だったニードアフレンド、金杯は6着も冬の間も名古屋で走っていたヤコウレッシャあたりだろうか。
◎1ベンテンコゾウ
◯6オールザベスト
△4ニードアフレンド
△2ヤコウレッシャ
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