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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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ばんえい・イレネー記念

 ばんえい競馬は、4月から翌年3月までが1シーズン。各世代、各クラスの中で、4月のシーズンスタートから終盤に向けて負担重量がだんだんと重くなっていく。
 イレネー記念は明け3歳馬による重賞だが、1シーズンを通してみれば、このシーズンにデビューした、いわば2歳シーズン最後の大一番となる。
 かつてはナナカマド賞、ホクレン賞、そしてこのイレネー記念で2歳三冠となっていたものが、残念ながら予算などの関係でナナカマド賞は特別に格下げ、ホクレン賞はレース自体がなくなってしまった。
 この世代、そのネーミングのインパクトとも相まってまず注目を集めたのが、オレワスゴイだった。今年度の第1回能力検査を1番時計で合格し、評判通りのレースぶりでデビューから3連勝。4戦目からしばらくは苦戦が続いたものの、シーズン終盤の特別戦が行われるようになってから盛り返してきた。
 そして2着馬に46秒7の大差をつける衝撃のデビューで、この世代を引っぱってきたのがホクショウジャパン。たとえ負けても大崩れしない安定したレースぶりで、シーズンを通して賞金の格付順位1位をキープした。
 そのホクショウジャパンだが、ここ2戦は4、6着に敗れているものの、賞金別定で負担重量を課せられてのもの。それだけに定量で行われるここは不動の中心となる。2歳馬としては過酷とも思える670キロ(牝馬は650キロ)のソリを曳くことになるが、馬体重を1トンの大台に乗せてきているので心配はないだろう。
 相手筆頭にはマルモスペシャル。10月28日のナナカマド賞を7番人気で勝ったときには驚かされたが、その後は2歳のA-1やオープンで常に上位争い。前走えぞりす特別は10着に敗れたが、第2障害で最初に仕掛け、天板に前脚がかかるかかからないかのところでレースをやめてしまったためで、これは参考外。1番人気に推された前々走ジャニュアリー特別は、5番手あたりで障害をクリアすると、逃げるウメノタイショウを追い詰めたものの、ゴールライン上で止まって4着。十分に見せ場はあった。
 オレワスゴイも世代トップクラスの実力で、一発があってもおかしくはないが、ムラ駆けなタイプのため▲まで。
 年明け後のオープンで2戦連続2着があるニシキエース、ハンデ差があったとはいえ1月28日の若駒特別、2月11日のつばき特別でオレワスゴイと1、2着を分け合ったニシキボスが連下候補。ちなみにそのニシキボスだが、3歳のこの時期ですでに馬体重1100キロ前後もあり、メンバー中最高体重での出走となりそうだ。
 ◎ホクショウジャパン
 ○マルモスペシャル
 ▲オレワスゴイ
 △ニシキエース
 △ニシキボス

2008/03/08
重賞予想

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