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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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盛岡・ダービーグランプリ/ばんえいプリンセス賞

 ダービーグランプリが地区重賞になってしまったのは、なんとも残念。
 不来方賞を勝って岩手三冠馬となったセイントセーリングにしても、勝負付けの済んだメンバーとではなく地方他地区勢や中央勢とレースをしてみたかったのではないだろうか。中央へは認定新馬戦を勝ったあと、2歳時の7月に新潟のマリーゴールド賞に挑戦したことがあるだけ(8着)。南部駒賞あたりではパラダイスフラワー相手に勝負にならなかったが、今シーズンの幕開けスプリングカップからは快進撃が続いた。ただ、今シーズンは中央どころか一度も他地区の馬たちとは走っていないので、全国的にどのくらいのレベルにあるかが気になるところ。岩手ではすでに古馬A1クラスで好走しているので、同世代が相手では抜けた存在。
 相手はマツリダワルツ。ダイヤモンドカップはクビ差の2着、不来方賞では1 1/4馬身差2着。逆転できる可能性があるとすればこの馬だけだろう。今シーズン、古馬に格付けされてレースをしているのもこの2頭だけなので、それ以外の馬たちとはやはり力差がある。
 3連単の3着とか、アクシデントや不利などでどちらかが凡走したときの相手としては、阿久利黒賞2着、ダイヤモンドカップ3着があるハルサンヒコに、南関東から戻ってこれが2戦目となるアンダーボナンザ。
 おそらく2頭が人気になるだろうから、馬券はあまり手を広げるわけにもいかないと思う。
 ◎セイントセーリング
 ○マツリダワルツ
 △ハルサンヒコ
 △アンダーボナンザ
-------------------------
 ばんえい3歳牝馬三冠の二冠目、ばんえいプリンセス賞。
 実績ではニシキガール、エリザベスライデン、プリンセスモモの重賞勝ちがある3頭だが、それゆえに格付けが高く、クラス別定のここは重量を課されている。その重量差を克服できるほどは力が抜けているとは思えず、軽量組から狙う。
 本命はペガサスプリティー。6月の黒ユリ賞6着のあとはここまで7戦5勝。前走は200万未満の混合戦を勝ったが、格付けはギリギリ150万未満のまま。トップハンデの2頭より20キロ軽い630キロで出走できるのは有利。
 相手には、やはりここ3戦で2、2、1着と好調のダイヤローズ。6月の黒ユリ賞2着で、ここは最軽量の620キロで出走するヒカルアサヒも争覇圏。
 重賞勝ち組ではニシキガールを押さえる。ここ3走は今ひとつだが、150万未満のクラスでは着順ほどは負けていないアグリタカラまで。
 土曜から日曜の朝までは雨が降っていてかなり馬場が軽くなっているようだが、月曜日は晴れの予報で、どこまで馬場が回復するかもポイントになりそう。
 ◎ペガサスプリティー
 ○ダイヤローズ
 ▲ヒカルアサヒ
 △ニシキガール
 △アグリタカラ

2007/09/16
重賞予想
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盛岡・ジュニアグランプリ

 どうやら岩手でも他地区からの出走が解禁される見通しが立った。
 30日のOROカップからということらしい。
 そのOROカップには、オールカマー(中山)とかには出させてもらえないコスモバルクが、天皇賞・秋のひと叩きとして出走してくるようだ。盛岡でコスモバルクが走るなんて機会もそうそうないだろうからこれは見たい。外国馬の来ないスプリンターズS(中山)なら、ますます盛岡に行こうかという気がする。ダービーグランプリがグレードではなくなったために取材に行くのをやめたので、そのぶんで行こうかという気もしてくる。
 コスモバルクが久々に旭川で出走した瑞穂賞の日は、この時期の旭川ナイターとしてはかなりのお客さんが入っていたようだ。コスモバルクが走る盛岡にはどれくらいのファンが来るのだろう。
 そういうことを想像するだけでも楽しい。
 交流解禁バンザイ。
 さて、2歳芝のジュニアグランプリ。
 どうやらここは若鮎賞を勝ったリザルトと、ビギナーズカップを勝ったジェベルロバーツの争いになりそうだ。
 ここまでの直接対決では、芝ならリザルト、ダートならジェベルロバーツという結果になっている。
 やはりここは普通に考えれば、芝で好成績のリザルトだろう。
 リザルトは、昨年エーデルワイス賞を勝ったパラダースフラワーの下。さらに遡れば京都牝馬特別を勝ったシスティーナが半姉にいる。システィーナといえば、個人的には京都牝馬特別よりも関屋記念2着のほうが思い出深い。あのときは確か新潟競馬場にいた(ような気がする)。勝ったのはまったく人気がないマイスーパーマン。もちろん馬券はハズれた。それでも、馬券だけ買ってレースは見ずに帰途についた友人が4万いくらだかという馬連複をとったということをあとから聞いたので、なおのこと覚えている。当時、馬券は馬連複までしかなかったが、3連単があったらどれほどついていただろう。
 ジェベルロバーツは若鮎賞でリザルトとアタマ差の2着だが、勝ち星は2つとも水沢でのもの。これはいずれも完勝だが、盛岡の芝ではどうだろう。
 ジェベルロバーツの母ジェベルネバーは上山の活躍馬だ。ひとつ上の全兄ネバーオブライトは、水沢850メートル戦で2着に3秒差をつける驚異のレコードで鮮烈なデビューを飾り、話題になった。2戦目の若松賞も勝って期待されたが、重賞ではイマイチの成績が続いている。どうもジェベルロバーツは、ネバーオブライトのようなタイプになるような気がしてならない。
 ビギナーズカップでジェベルロバーツとリザルトの間に割って入ったテンショウベストにもチャンスはある。
 どの馬にとっても、ここが試金石というレースになりそうだ。
 ここらあたりを勝った馬は中央に挑戦したいだろうから、中央のほうでもそろそろ地方馬の出走が解禁されないものかと願うばかりだ。
 ◎リザルト
 ○ジェベルロバーツ
 ▲テンショウベスト

2007/09/14
重賞予想
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笠松・オータムカップ

 他地区からの遠征はともかく、名古屋所属馬も出られないとなると、やはりメンバーが薄い。ほとんどがA2かA3の格付けだけに、実績よりも、ここに来て調子を上げてきている馬から狙ってみたい。
 中心はマルヨスポット。1月の白銀争覇では地元最先着の2着と健闘。途中4カ月近くの休養があるものの、近5走はA3〜A2クラスで4勝3着1回と安定した成績を残している。尾島徹騎手は、昨年あたりからの活躍が目覚ましい若手の注目株で、東海地区のリーディングでは7位だが、笠松所属騎手だけを見れば東川公則騎手に続いて堂々の2位だ。
 2番手はティアマット。くろゆり賞はやや離された4着だが、笠松勢としては最先着。岐阜金賞を制すなど、昨年の3歳戦線ではトップを争う1頭で、本来の力が戻れば古馬オープンでも活躍できるはず。
 近走の調子でいえば、近2走のA2特別で2、1着のセイウンドリームも争覇権。今回のメンバーならあっさり勝ってもおかしくない。
 あとはやや離れるが、春は重賞の常連だったニッシングリンに、くろゆり賞では離された6着のシャンハイチキータ。
 馬券は絞って狙うよりも、トリガミ覚悟で馬単とか3連単のボックスで高配当を狙ってみたい。
 ◎マルヨスポット
 ○ティアマット
 ▲セイウンドリーム
 △ニッシングリン
 △シャンハイチキータ
----------------
 ところで日曜日に行われた盛岡・青藍賞なのだが……。
 勝ったサイレントエクセルは牡馬相手の重賞で初勝利。素直にテンショウボス、サイレントエクセルという予想ではつまらないので、前走ビューチフル・ドリーマーカップは楽勝だったもののそろそろ疲れが出てくるころかと思い軽視してしまった。
 断然人気のテンショウボスは、スタートで出遅れたのか、タイミングが合わなかったのか最後方。外に出して立て直し、ようやく好位にとりつくというロスがあったので、このあたりで勝ち負けは難しいかというレースぶりではあった。それでも直線で単独2着に抜けてきたのは、このメンバーでは力が抜けている証拠。サイレントエクセルにとってはラッキーだったが、テンショウボスが五分に出ていたらどうだっただろう。

2007/09/10
重賞予想
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金沢・兼六園ジュニアカップ

 馬インフルエンザの影響で、どの競馬場でも交流レースができずにいる。この兼六園ジュニアカップも過去8回で地元金沢勢は2勝のみと分が悪いが、今回は地元勢同士での争いとなった。
 今年の金沢2歳戦線は、頭数不足で不成立になるレースがあったり、インフルエンザの影響で8月後半の開催が中止になったりで、駒不足な感じは否めない。
 それゆえメンバーの層が薄く、10頭立てでそのうち3頭が未勝利馬。いずれも経験が浅く、もっとも経験を積んでいる馬でも、ここまで4戦している馬と3戦している馬が1頭ずつで、それ以外はいずれも2戦以下のキャリアとなっている。
 そんな中でも目立つのがスカイヒーロー。デビュー戦となった900メートルのJRA認定新馬戦を7馬身差で圧勝すると、2戦目の1300メートル戦も2番手追走から直線持ったままで後続を7馬身突き放して楽勝。このレースが通常通り東海・近畿・中国地区との交流だったとしても、期待できる存在だったのではないだろうか。
 相手はカネスレジェンド。デビュー戦を勝ったのみだが、900メートルの勝ちタイムはスカイヒーローよりも上。
 3番手はエムザックライアンだが、前走では4コーナーまでスカイヒーローとほぼ併走するように先頭を走っていたが、直線では楽に突き放されているので逆転まではどうか。
 未勝利馬だが、2着3回のフジヤマオードリーも馬券的にはおもしろいかもしれない。
 それにしても興味を惹かれるのがスカイヒーローの血統だ。父はブレイヴェストローマン産駒のカリスタグローリ、そして母の父がオグリキャップ。生産牧場はオグリキャップ一族を生産した三石・稲葉牧場だ。とても今どきの血統ではないが、ダートならアッと驚くような馬が出てもおかしくない血統ではある。
 ◎スカイヒーロー
 ○カネスレジェンド
 ▲エムザックライアン
 △フジヤマオードリー

2007/09/09
重賞予想
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盛岡・青藍賞

 岩手はほとんどの重賞が全国交流だが、残念ながら現在は馬インフルエンザの影響で岩手のみの重賞となっている。
 この青藍賞の過去の勝ち馬を見ていたら、なぜか他地区の馬が一度も勝っていない。ただ出走馬を見ると、昨年は岩手のみ、一昨年は南関東から4頭の遠征があったが勝ったのはエアウィード、3年前は遠征が高崎から1頭のみと、もともと遠征馬自体が少ないレースではあった。
 さて、今年の青藍賞だが、普通に見ればテンショウボスだろう。マーキュリーカップ、クラスターカップと地方勢最先着。いずれも勝ち馬からは離されたが、地方勢としては唯一可能性を感じさせるものだった。
 といって素直に本命にするのもおもしろくない。
 では、何?
 ニューベリーが水沢1600メートルはシアンモア記念を勝っている。今回の出走馬でいえば、ヤマニンエグザルトやサイレントエクセルを相手にしなかった。よし。ニューベリー……。
 と思ったら、今年の青藍賞は盛岡なのか。
 どうにもテンショウボスは、ダートグレードで2戦連続で好走しているだけに、その反動が心配なのだ。なので別に本命を見つけたかったのだが、消去法でいくとどうにもテンショウボスしか残らない。
 ただニューベリーにしても盛岡では芝コースしか経験がなく、盛岡のダートは単に未知数というだけ。一応テンショウボスを本命にしておくが、ニューベリーからも流してみたい。配当的には当然ニューベリーからのほうが楽しめるだろう。菅原勲騎手が3連勝中のコスモスパーブではなくこちらを選んできたのも気になるところだ。
 たしかにビューチフル・ドリーマーカップは強かったサイレントエクセルだが、牡馬相手の重賞は勝ったことがないだけに、疑ってかかる必要があるかもしれない。
 あとは3連勝中のコスモスパーブと、盛岡で岩鷲賞を勝っているヤマニンエグザルトも。
 ◎テンショウボス
 ○ニューベリー
 ▲サイレントエクセル
 △コスモスパーブ
 △ヤマニンエグザルト

2007/09/08
重賞予想
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