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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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ケンゴウザンの連覇か

 東海・北陸・近畿地区交流のオータムスプリントカップは、過去3回で兵庫、笠松、金沢と、各地区で勝利を分け合っている。
 昨年勝ったケンゴウザンは、中央から金沢への転入5戦目での重賞初制覇だったが、このときの鞍上は渡辺壮騎手だった。
 その渡辺壮騎手は、昨年10月の調教中の落馬事故以来長期休養中。新聞報道などによると残念ながら引退が決まったうで、奇しくもこのケンゴウザンでのオータムスプリントカップ制覇が現役最後の勝ち鞍となった。
 通算成績は2086戦1273勝で、勝率、連対率はそれぞれ27.1%、43.6%と驚異的な数字を残した(地方競馬のみの成績)。90年代前半に金沢のリーディングを続けていた全盛期は、勝率4割、連対率6割という信じられないような確率で勝ちまくっていた。
 個人的にもっとも記憶に残っているのはミスタールドルフで勝ったダービーグランプリ(当時は地方のみの全国交流で、水沢競馬場での開催)で、ハイペースで競り合った笠松のサブリナチェリーと船橋のプレザントが失速したところ、先に抜け出した高崎のヨシノキングを直線で差し切った。
 ウイニングランでスタンド前に戻ってきた渡辺壮騎手は大喜びで、金沢から来ていた応援団にムチやらゴーグルやらを馬上から投げ入れたのを覚えている。
 さて、今年のオータムスプリントカップだが、ケンゴウザンの連覇濃厚と見る。6月の百万石賞では9着と惨敗したものの、その後は4連勝。長距離はいまひとつだが、この距離では負けられないところ。
 今年は名古屋から3頭、笠松から2頭の遠征があるが、重賞ではいまひとつ足りないメンバーで、相手も地元勢でよさそうだ。
 相手筆頭はビッグドン。前走1500メートルのA1特別ではケンゴウザンより1キロ重い斤量で半馬身差まで迫る2着。今回は同斤量で、逆転の可能性があればこの馬だろう。
 その次はイヌワシ賞でビッグドンと差のないレースをしているマヤノオスカー。
 大駆けの可能性は名古屋のテーマミュージック。昨年のイヌワシ賞では1番人気のケンゴウザンを4着に退ける勝利で、近2走も条件戦だが連勝と好調だ。
 笠松のマルヨサンデーは、近走の重賞はいまひとつの成績だが、今年1月の白銀争覇では、レジェンドハンター、フジノテンビー、ケンゴウザンなどの実績馬をまとめて負かしている。
 ケンゴウザンからビッグドンを本線に馬連複で流す。ケンゴウザン、ビッグドンを1、2着の表裏で、3連単の3着を手広くながしてもおもしろいかも。
 ◎ケンゴウザン
 ○ビッグドン
 ▲タクミシルバー
 △テーマミュージック
 △マルヨサンデー

2006/09/25
重賞予想

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