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斎藤修地方競馬雑誌「ハロン」編集長。「夕刊フジ」木曜発 売版に海外および地方競馬のコラム『Global&Local Racing』を連載中。ドバイワールドC、ブリーダーズC、それからシンガポールと香港の国際レースに毎年必ず足を運ぶのが最近10年ほどのライフワーク。1964年生まれ。

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ミツアキタービン、いよいよ復帰

 笠松のミツアキタービンが、いよいよ復帰する。
 一度は4月に能検(能力検査)を受ける予定だったものが延期となり、あらためて5月19日の能検に登場。1400メートルを1分28秒3という実戦並みのタイムで駆け抜け、合格した。
 ミツアキタービンは、もともと上山競馬でデビュー。2歳時に2戦して笠松に移籍してきた。3歳前半は重賞にこそ出走していたものの、それほど目立つ存在ではなかった。最初に注目を集めたのは重賞未勝利のまま出走したダービーグランプリ(盛岡)。6番人気ながら、ユートピア、ビッグウルフの3着に入った。
 今考えてみれば、この年の3歳世代は中央も地方も高いレベルで上位拮抗のメンバーが充実していた年だった。ジャパンダートダービー(大井)は、この年のダートグレードの中でも1、2位を争う名勝負と言われたレース。ビッグウルフ、ユートピア、ナイキアディライトの直線で叩き合いは見事だった。
 そしてダービーグランプリでは、この1、2着が入れ替わり、出走しなかったナイキアディライトに代わり、地方勢で台頭したのがミツアキタービンだった。
 ユートピアは、あらためて書くまでもないが今年、ドバイ・ナドアルシバ競馬場のゴドルフィンマイルを制し、その後ゴドルフィンにトレードされた。
 ビッグウルフは残念ながらジャパンダートダービーが最後の勝ち星。昨年兵庫に移籍し、3戦目となった12月の園田金盃では向正面で競走中止。大事には至らなかったものの、脚部不安が解消せず、5月はじめに登録抹消となった。
 ナイキアディライトは、GIにこそ手が届いていないものの、現在に至るまで常に中央の一線級と互角に戦っている。
 そしてミツアキタービンだが、全国のファンにその存在を知らしめたのは、4歳時のフェブラリーステークスだろう。直線では一瞬あわやというレースぶりで、勝ったアドマイヤドンからわずか0.2秒差の4着と好走した。
 そしてGIIのダイオライト記念(船橋)とオグリキャップ記念(笠松)をいずれも堂々の1番人気で圧勝して見せた。GI制覇に大きな期待がかけられたものの、脚部不安での戦線離脱はほんとうに残念だった。
 昨年6月には、地元の準重賞で約1年ぶりの復帰戦を勝利するも、再び休養入り。以来、再度1年の休養をはさんで戦線に復帰することになった。
 近年のダートグレード戦線は、地方勢が完全に劣勢。2歳戦を除けば、互角に闘い続けているのは、船橋のアジュディミツオーとナイキアディライトくらいしかいない。
 5月31日の準重賞・ローレル争覇(笠松1800メートル)に出走予定のミツアキタービンには、再びGIやGIIで上位をにぎわす存在としての期待もかかっている。

2006/05/25
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