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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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<次走へのメモ>第12回七時雨賞、第21回ひまわり賞

<次走へのメモ>
5月26日 第12回七時雨賞(3歳オープン 水沢1800m)


(写真・佐藤到)
1着 ボスアミーゴ
 前走(ニュージーランドトロフィー)時に比較してプラス17キロの472キロで出走。この数字だけで見れば明らかに太目の印象を受けるが、実際はデビュー時、487キロ(水沢850m 1着)で出走し、4戦目の重賞・ジュニアグランプリも472キロで快勝していたように、今回は長距離輸送もない地元水沢での競馬。それゆえ元に戻ったと言うか、太め感はほとんどなし。パドックで少しチャカチャカしたところを見せたが、全体的には落ち着いて好印象を受けた。
 レースは中央挑戦の時と同様、後方待機策を取ってジックリ待機。3コーナー過ぎからスパートをかけ、直線半ばで先頭。そこで一瞬、とぼけた感じもあったが、内を突いて伸びてきたハルサンヒコとはやはり役者の違い。仮にゴールが50m先にあっても交わされることはなかっただろう。
 冒頭にも記したが、今季始動はJRA中山・ニュージーランドTから。その後はJRAに適鞍がなかったため、次走へのステップとしてこの七時雨賞を選んだ。
 ダートは昨年8月、りんどう賞(水沢1400m)3着以来、久々でパワーのいるダートが懸念材料ではあったが、いつも調教で走っているコース。また砂を被ってもさほど影響なく、着差はクビだったが、それ以上に余裕が感じられた。さすがハイレベルのメンバーで戦ってきた実績はダテではなかった。
 「久々の地元戦で気合いが入ったのか、折り合いに苦労する場面もあったし、ダートも久々で半信半疑だったが、ここでは力が違っていたということでしょうね」と菅原勲騎手。
 次走予定は盛岡芝1700mを舞台に行われる特別「第8回ガーベラ賞」。その一戦を叩いて、選ばれればラジオNIKKEI賞へ向かいたいと鈴木七郎調教師。

2着 ハルサンヒコ 
 終始5、6番手インでじっと我慢し、直線も外に出せるところがなく、最内コースを選ぶ。ゴール前で2番手争いから抜け出してボスアミーゴに肉薄しそうになったが、最後は脚色がいっしょになって2着となった。
 この馬の良さはどんな流れ、展開にも対応ができ追い出すと確実に伸びる末脚。欲を言えば最後の爆発力がほしく、それで勝ちを逃がしているが、メンバー構わず4戦連続で2着は立派。

3着 ネバーオブライト
 無理をせずに4番手外を追走し、3コーナーから仕掛けたが、例によってコーナーコーナーでもたつく。そのロスがなんとも痛いが、直線ではジワジワ盛り返して3着に入った。550キロの大型馬で決して器用なタイプではなく、それならば盛岡の広いコースの方が合うかもしれない。

5月27日 第21回ひまわり賞(3歳牝馬 地方競馬全国交流 水沢1900m)

(写真・佐藤到)
1着 マツリダワルツ
 もっさりスタートで後方2番手からの競馬だったが、馬群が固まり始めた3コーナー手前からロングスパート。前回・あやめ賞もそうだったが、行き脚がついてからの伸び脚が実にシャープ。逃げたオーナーズスキャンを捕らえるのにもたつくパラダイスフラワーを尻目に、大外一気に交わして快勝。ほぼ最後方から追い込んで2着に1馬身半差をつけるのだから、これは圧勝と言える内容。あやめ賞を勝ってもパラダイスフラワーとの力比較では劣ると見られていたが、それをアッサリ覆す。完全に本格化を迎えたと言って間違いないだろう。
 「最初、スタートが悪くてちょっとヒヤッとしましたが、うまく進路が取れて大きなロスが無くて済みました。馬の方は前走と同じくらい落ち着いていたし、反応も良かったので、3コーナーくらいでイケるなと思いました。
 あやめ賞もそうでしたが、距離が長いとレースが楽。それに必ず終いの脚を使ってくれる馬で、それを信用しているからこちらも安心して乗れます」と南郷騎手。
 次回から舞台は盛岡競馬場に替わる。マツリダワルツは芝2戦1勝2着1回と全く問題なし。一方、ダートは若駒賞5着、プリンセスカップ6着と苦手の印象はあるが、当時はまだ出世するはるか前。今の充実度を持ってすればダートでも見事な末脚を披露してくれるだろう。

2着 パラダイスフラワー
 1周目スタンド前はマツノメガミ、オーナーズスキャンの3番手外。1コーナー過ぎから2番手をキープし、3コーナーでスパート。やはり前回同様、前を捉えるのに苦労し、オーナーズスキャンをようやく捕らえたと思ったのもつかの間、外強襲マツリダワルツに一瞬で交わされる。
 今回からレースに集中させるべくチークピーシーズを着用したが、それ以前に前走比(あやめ賞)と比較してプラス7キロの498キロ。3月のレースでも同じ馬体重でマツリダワルツに敗れていたが、これは太めの印象。その影響もあって道中、もたついた可能性もあり、完敗とは言い切れない。
 昨年は追い出してからシャープな反応を見せていたが、一日も早くその気の良さを取り戻してほしいところ。

3着 オーナーズスキャン
 笠松転籍、そして再転入後とずっと精彩を欠いていたが、今回は積極策に出て直線でも渋太く粘る。2歳時、重賞・白菊賞でも逃げて勝ったように、それが持ち味を最大に出せる戦法だと思う。マツノメガミを1周目1コーナーで交わして先頭に立った積極策が好結果につながった。

2007/05/29
レース回顧

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