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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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朝ドラの舞台

 この4月から、某国の国営放送連続テレビ小説で、盛岡を舞台とするお話が始まりましたね。みなさまはご覧になっていますでしょうか?見ていない方も多いと思いますのであらすじを書きますと、横浜でパティシエを目指す主人公は、婚約者の実家がある岩手・盛岡を訪れます。その実家は驚くほど大きな由緒正しき老舗旅館。婚約者の祖母でもある旅館の大女将が病に倒れ、主人公は急転直下、老舗旅館を継ぐために女将修行に励むことに…と、こんな感じです。

 物語はまだ始まったばかりですが、初回スタート早々に主人公と婚約者が新幹線に乗り、盛岡駅を降りて駅前の北上川に架かる「開運橋」を歩くというシーンがオンエアされました。見慣れた風景も全国放送の電波に乗っている思うとまた違って見えますね。なんというか、自分の子供が発表会の舞台に立ったような(わたしはまだ子供いませんけど ^^;)そんな感じでしょうか。テレビに向かって「おいおい、なんで駅前のタクシー乗り場からじゃなくてわざわざ橋渡ってからタクシー乗ってんだよ!」とか、「岩手銀行中の橋支店の前を南に向かったのに、次のシーンで八幡宮を背にしてるなんてありえね〜、一体どこに向かってるんだ?」などと地元民ならではのツッコミを入れながらも、なにかワクワクするものがあるんですよね。
 物語のほとんどを占め出演者が多く登場する旅館のシーンは、残念ながらほとんどがこのドラマシリーズ特有のスタジオセット、オープンセットでの撮影となるのでしょう。しかし盛岡市観光協会が発行している「ロケ地マップ」を見ますと、このあとも盛岡市役所対岸の土塀の通りや、宮沢賢治像のある材木町イーハトーブアベニューなどが登場するようです。それにしてもあの韓流スターまで山岸の中津川原に来ていたとは…一体いつの間に…

 4月2日に放送された第1回は、初回視聴率としてはなんと歴代最低を記録してしまったとか。まぁ、大晦日の歌番組と同じで“国民みんなが見ています”という時代ではないですからね。仕方がないと思います。ともかく、これで岩手や盛岡への関心が少しでも高まってくれればいいのではないでしょうか。なにせ都会の人には「岩手の県庁所在地って岩手市?」とか「岩手と秋田はどっちがどっちかわからない」などと言う人までいるほど北東北は影が薄いらしいですから。ま、ここを読んで頂いている地方競馬ファンの皆様には、そんなひとはいないと思いますが。

※注 ドラマにも登場するこの場所は小岩井農牧株式会社の管理地であり、家畜伝染病予防の観点から立ち入り禁止になっています。ドラマのように牧草地に立ち入ることはしないで下さいね。

(文/写真・佐藤 到)

2007/04/05
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