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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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芝ラストチャンスのゲイリーザスカイが狙い目

 先日12日、旭川競馬場で行われたエーデルワイス賞G3で岩手のパラダイスフラワーが優勝しました。
 メイセイオペラやトーホウエンペラーを送り出し、“地方競馬の中ではハイレベル”と言われてきた岩手競馬ですが、最近はグレードレースをなかなか勝てないでいました。先のダービーグランプリもそうですし、この2、3年で言ってもアテスト、ウツミジョーダン、デンゲキヒーローなど、惜しいところまで行くんだけれど勝てずにいた。思い返せば02年の南部杯でトーホウエンペラーが勝って以来、ちょうど4年ぶりのグレードレース制覇。長かったですねえ・・・。
 このレース、私も現地まで行っておりまして、優勝の瞬間を見てきたのですが、その場では意外なほど冷静でして、騎乗した小林俊彦騎手とも握手をしたくらいで帰ってきちゃいました。小林騎手にしても「あんまり気負いこまないで乗った方が、いい結果になるんだねえ」なんて平然としてました。こういうのはその場ですぐ爆発!というより、しばらく経って、じわじわと嬉しさがこみ上げてくるものなんでしょう。
 今年の岩手の2歳馬は、こうしてG3を勝ったから言うわけではないですが、もしかしたら昨年以上かも、というくらいレベルが高いと噂されています。有力馬を抱える陣営もいずれも積極的に遠征を狙っていますし、この後もまだまだいい便りが聞けるんではないか。そんな気がしています。

 さて、この16日の月曜日はWSJS予選レースが2レースありまして、実質トリプルメインのような形になっております。予想としては岩木山特別を採り上げますが、皆様ぜひ3レースともお楽しみ下さい。

 その岩木山特別。私の本命はゲイリーザスカイです。芝で好走しつつも勝てないゲイリーザスカイ。今のところは人気先行というか裏目を行くというか、どうにもつかみ所がない成績が続くのですけれど、まず芝が合うタイプなのは間違いないのがひとつ。そして、1600mから1700mへ、100mの距離延長が意外と好材料なのではないかという点。もうひとつは芝ならA2級でもそこそこ走る力を持っている点。なかでも強く推したいのが2番目の点。距離が短いと追いかけきれなかったり、逆に早めに動いて自滅気味だったりのレースに感じますので、少しでもゆったり行ける条件がよさそうなのです。馬券的にも前走人気で負けての今回が面白いのでは。この馬が出走できる芝のレースは今年これが最後という事も考えつつ思い切って。
 対抗はブラインドタッチを。前走の敗戦は、やはり盛岡芝コース初騎乗の騎手ではなかなか難しかったという事なんでしょう。道中の走りは悪くなかったですし、力は通用するはず。改めて狙い直し。
 もう一頭はマイネピルエットを。前走、負けはしたけれど直線の伸びはなかなか見事でした。やはりこの馬は芝馬。勢いに乗っていると見て狙ってみます。

 連勝中のファニーガールは、岩手では芝は初の出走ですが、JRA時代に3戦した経験があって芝もこなせる気配。前走で破ったオースミエンドレスが土曜日のB2戦を完勝しており、力はB2突破レベル間違いなし。後は芝だけ。
 タイキミスティは最近リズムを取り戻してきたのが好印象。前走や前々走のように、どうしても伸び脚勝負で負けてしまいがちなので単は狙いづらいですが、連軸としては安定度を買えます。

 買い目は4枠4番ゲイリーザスカイから1、5、6、8へ。馬単でもそこそこの好配当が狙えるはず。

◇お奨めこの一頭
 8レース・ミツアキトゥーリオ 前走、マイル戦が長かったという印象はないのですが、より走り慣れている1400戦で雪辱チャンス。相手は、いっそモエレタキシード・ディアブロハンターの3歳牝馬へ。どちらも距離短縮は大きなプラス。

2006/10/15
レース展望
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