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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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G1ダービーグランプリ 地元オウシュウクラウンに期待をかけます!

 いよいよやって来ましたG1シーズン。盛岡競馬場で行われるのは3歳ダートの頂点を決するG1・ダービーグランプリ。今年は地元制覇の期待がかかり、私も力が入りっぱなしです。

 今からちょうど10年前、1996年からJRA馬も含めた全国交流レースになったダービーグランプリ。以来、優勝馬は全てJRA馬で、地方馬は最高で2着。地元の岩手勢は2度の3着が最高という結果が続いてきました。
 地方勢としてもただそれに甘んじてきたわけではないのですが、なにせ勝ったJRA勢も強豪が揃っていた。レギュラーメンバー、ゴールドアリュール、ユートピア、そして昨年のカネヒキリなど、その後のダート戦線で一時代を築いたような馬が次々とやって来たのですから。
 しかし今年は、JRA勢が近年にないほど小粒。地方他地区勢は、いっちゃあなんですがもっと小粒。逆に地元勢は久々に粒ぞろい。こうなると地元制覇の期待が、どうしても高まります。

 ということで私の本命は、地元岩手のオウシュウクラウンです。今シーズンは岩手では負け無しの5連勝中、それもいずれもワンサイドの圧勝続きで、自他共に認める地元最強3歳馬。では遠征ではどうかというと、初遠征となったジャパンダートダービーG1で、直線では優勝争いに絡もうかという走りを見せて3着に好走、決して地元だけの強さではないことを証明しました。
 今回のライバルはそのJDDで3/4差に追いつめたバンブーエールと、1馬身1/2先着したナイキアースワーク、約2馬身引き離したヤマタケゴールデン。JDDでは僅差で戦った相手ですが、それを地元に迎え撃つというのは、オウシュウクラウンにとっては大きな利点になるはずです。
 また、オウシュウクラウン自身の状態も上昇中。JDD時は中1週のローテーションが続いて馬も疲れを見せていたのですが、今回は1ヶ月以上間隔をあけてじっくりと調整。体調面の問題は全く無いといっていいでしょう。あとは地元の利をプラスすれば、好勝負に持ち込めるはずです。
 対抗はJRA・ナイキアースワークを。JDDでは大井の重い砂に戸惑ったとの事ですが、ユニコーンSを差し切った末脚はやはり盛岡コースでこそ活きるはず。外枠もむしろ好都合でしょう。やや不安があるとすれば、レース間隔が開いた分、中間やや重め残りという点。当日どこまで変わってくるか。
 もう一頭、これも岩手からサイレントエクセルをお奨め。こちらは岩手の3歳牝馬トップの馬、それだけでなくダイヤモンドCではオウシュウクラウンに追いすがって見せて牡馬相手でも決して遜色ない力を示しました。もちろん牡牝の差は無視できないとはいえ、今のこの馬の勢いなら、その辺の牡馬なら蹴散らしてしまうだけのものがあると思います。枠順は絶好、中間の体調も問題なし。

 後はJRA勢、JDD出走組からバンブーエールとヤマタケゴールデンを。バンブーエールは2000mという距離が若干長い点、ヤマタケゴールデンもどうもマイラーっぽいところが感じられるのがそれぞれ不安点ですが、いずれも昇竜S・端午Sと3歳ダート路線のキーとなるレースを勝っていますし重賞でも上位の実績ありという点をかいました。
 穴人気しそうなローカル組ですが、中間ローテーション的にややきつかった点、そして対戦相手のレベル自体に難ありとみて軽視したいと思います。どうしても入れるならシルクウィザードの方、輸送がプラスにはならないマンオブパーサーは、入れるにしても当日の気配次第でしょうか。

 買い目は7枠11番オウシュウクラウンから1、2、10、13。単勝人気はともかく、連勝式のオッズは割れるでしょう。人気上位馬同士の組み合わせでも高配当があるでしょうから、そこを落とさないように狙っていきましょう。

2006/09/17
レース展望
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