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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。佐藤到 1969年宮城県出身。97年のテシオ創刊とともに競馬撮影を始めた『メイセイオペラ世代』。

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第32回あやめ賞。牝馬同士の決着ならサイレントエクセルで断然

 “Mr. PINK”こと内田利雄騎手が、今週24日から8月15日の約2ヶ月間にわたって岩手で騎乗する。早速22日、騎乗前の内田騎手に抱負を聞いてみた。「昨年は馬にもレースからも離れていたので、体が元に戻るまでに時間がかかりましたが、今回はその点にかんしてはまったく問題ありません。ただ、あの時は廃業寸前の崖っぷちでしたが、今回は気迫不足の感じがします。もう少し気を引き締めなければな、と思っています」
 騎乗初日となる24日は第7レース、マイネパトリシアを皮切りに8、9、11レースの4鞍を予定しており、また華麗なプレーと“百万ドルの流し目”でファンを魅了して欲しい。

 その24日のメインは3歳牝馬による特別「第32回あやめ賞」(水沢ダート1600m)。このレースは7月22日、第7回ひなげし賞(盛岡ダート1800m)と並ぶ3歳牝馬全国交流重賞「第20回ひまわり賞」(8月20日、水沢ダート1900m)の地元トライアル戦。

(写真は日高賞 優勝サイレントエクセル)
 
主軸はサイレントエクセルで断然だろう。シーズン入り直前に順調さを欠いて菜の花賞を自重。ぶっつけで重賞・留守杯日高賞に臨み、スタートで出遅れながらも早め先頭に立ったゴールデンパンジーをゴール前でキッチリ差し切って快勝。白菊賞に続く牝馬重賞2勝目をマークし、牝馬では役者の違いを見せつけた。
 ただ気になったのは休み明けだったにもかかわらず、マイナス9キロでの出走。見た目にも馬体が寂しく映った。その影響は続く5月13日、特別・やまびこ賞に出て、さらにマイナス9キロ減って436キロ。盛岡への輸送があったにせよ、2歳時に比べると20キロ以上も減っているのには驚いた。それでもテンショウボスとのマッチレースに持ち込み、2着を死守し、改めて底力の高さに感服した。
 しかし前回・ダイヤモンドカップでは地元水沢の競馬で輸送もなかったこともあって、442キロまで回復。実際、装鞍所でサイレントエクセルをゼッケンなし(裸馬)で見たのだが、馬体の張りが見違えるほど良くなっていた。それがレースにも直結。好スタートから好位を追走し、オウシュウクラウンにはかなわなかったが、テンショウボスとの競り合いを制して2着を確保。これで本来の姿に戻ったとファンにアピールした。
 レース後のインタビューでも「勝った馬が強すぎたが、この馬のレースはできた。牝馬同士なら絶対負けない」と板垣騎手が断言。サイレントエクセル復活の手応えを十分感じ取ったようだ。しかも今回は全馬53キロの別定戦で、これまでの実績を考えれば裸同然の負担重量。よほどのことがない限り、負けることはないだろう。
 そうなると軸は確定、相手捜しの一戦となった。その一番手にゴールデンパンジーを指名する。シーズン初戦の牝馬特別・菜の花賞を快勝し、重賞・日高賞は前記サイレントエクセルに0・1秒差2着に惜敗。それでも3角先頭の積極的なレース運びを見せ、ゴール直前まで粘った。
 続く2戦、牡馬に混じった特別・やまびこ賞は4着、重賞・ダイヤモンドカップは5着と牡牝馬との差が出た格好となったが、今回は牝馬同士の戦い。メンバー的にも2着は譲れないところだ。
 ここにきてキヨシンピュアが急成長を遂げている。日高賞、やまびこ賞と連続5着にまとめ、前走は平場A2戦とはいえ、2番手抜け出しを決めて快勝。パワフルビクトリに0・6秒差をつける横綱相撲を見せつけた。父がパラダイスクリークなら奥手血統だし、何と言っても牡馬顔負け500キロ前後の雄大な馬格が魅力だ。
 パワフルビクトリもようやく立ち直り気配をうかがわせている。一時、減っていた馬体重も前走・ダイヤモンドカップでは440キロ台まで回復した。元々、芦毛で見映えのするタイプではないのだが、それにしてもシーズン当初は冬毛が残って、馬体の張りもひと息だった。しかし叩かれながら徐々に馬体も回復し、ここ2戦はレース内容もグーンと良化した。決め手勝負になればサイレントエクセルと同等の破壊力を秘めている。
3連単は8を1着固定に2、3着5、9、6流しで決め打ち
馬複は5−8、8−9、6−8の3点勝負

<お奨めの1頭>
9レース ツルガオカケッセン

内田利雄騎手、よろしゅう頼まっせ!

2006/06/22
レース展望

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