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1/3天馬賞回顧

マルミゴウカイが王座を堅守!

 3日(火)は重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、単勝1番人気のマルミゴウカイが優勝。重賞5勝目を挙げ、世代王者の地位を不動のものとしました。また、藤本匠騎手は前日の帯広記念に続き、2日続けての重賞制覇となりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ホクトノホシ 53.8
  2.フウジンライデン 8.3
  3.プレザントウェー 26.2
  4.タカラシップ 5.8
  5.ホクショウディープ 8.9
  6.ツルイテンリュウ 49.9
  7.タフガイ 39.2
  8.ヒカルナナヒメ 21.0
  9.マルミゴウカイ 1.4
 10.ブルーオーシャン 出走取消

 ブルーオーシャンが出走を取り消して9頭立て。ばんえいダービーのほか、柏林賞、銀河賞と、世代限定重賞を数多く制してきたマルミゴウカイが圧倒的な1番人気に推されました。目下、連勝中のタカラシップがこれに続き、3番人気はA1戦で好勝負を演じているフウジンライデン。ばんえいダービー、柏林賞、銀河賞でマルミゴウカイの2着となっているホクショウディープまでが、単勝ひと桁台の人気となりました。

 馬場水分は2.7%でスタート。道中はタカラシップが積極的に運び、多少ばらけた展開。それぞれの思惑を胸に、中間点を通り過ぎます。その後も、けれん味のない逃げでタカラシップが馬群をリード。早々と第2障害下にたどり着き、仕掛けのタイミングを計りはじめました。
 5、6頭が追いついたところで、タカラシップが満を持して登坂。ひと腰で障害を登り切り、ゆうゆうと最後の平坦路に向かいます。これを見て他馬も続々と障害に挑みはじめ、マルミゴウカイ、フウジンライデン、ホクショウディープ、プレザントウェーがほぼ横一線でクリア。後続は障害に手間取り、その後はほぼ5頭による争いとなりました。
 先頭で突破したタカラシップでしたが、前半のハイペースが響いたか、残り30メートル付近で脚いろが鈍りはじめます。代わってマルミゴウカイが先頭に立ち、ホクショウディープも2番手に浮上。ただ、タカラシップも極端に失速することはなく、隣枠のホクショウディープに食い下がって3番手をキープし、残り10メートルを迎えます。しかし、先頭のマルミゴウカイの脚いろは衰えるどころか、より勢いを増した印象。そのままゴール線を先頭で突き抜け、世代トップの座を守り抜きました。ホクショウディープが2着で、懸命に食い下がったタカラシップが3着で入線。結果的に人気サイドでの決着となりました。

 タカラシップの積極策こそあったものの、マルミゴウカイが危なげないレース運びで世代王者の地位を堅守しました。やはり定量戦なら力は一枚上で、落ち着き払ったレースぶりには風格すら感じられました。今後の重賞は年長馬が相手となりますが、通用の下地は十分。引き続き注目の存在です。
 ホクショウディープは、今回もマルミゴウカイに屈して2着。レースぶりは悪くなかったですが、それだけに勝ち馬との力の差を見せつけられた印象です。ただ、まだ5歳だけに、いくらでも成長の余地は残っているはず。今後の逆転に期待したいと思います。
 今回のレースで、もっとも見せ場を作ったのはタカラシップ。積極的に運びながら3着に粘った内容に、着実な成長がうかがえました。今後のさらなる成長、そして馬場や展開次第で、重賞制覇のチャンスもありそうです。

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藤本匠騎手「柏林賞と銀河賞をトップハンデで勝ったので、今回のノーハンデ戦は負けられないと、自分にプレッシャーをかけて騎乗しました。道中は少し反応が鈍くて流れに追いつくのがやっとでしたが、障害を上手に越えて最後までしっかり歩いてくれました。これからは古馬重賞戦でも活躍できるように育ってほしいです」

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