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1/21ヒロインズカップ回顧

キサラキクが牝馬ナンバー1の力を示す!

 21日(日)は重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のキサラキクが優勝。トップハンデ790キロをものともせず、重賞5勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.アアモンドセブン 5.3
 2.ファイトガール 20.0
 3.フェアリードール 13.5
 4.コウシュハサマー 9.7
 5.ヒカルナナヒメ 17.5
 6.キサラキク 1.6
 7.メムロコマチ 56.5
 8.セイコークイン 6.3

 最重量を課せられたキサラキクでしたが、今シーズンも北見記念で3着に食い込むなど、牡馬相手に互角の立ち回りを披露。牝馬ナンバー1という評価が、そのまま単勝1.6倍というオッズに反映されました。昨年のこのレースの覇者で、前哨戦のレディースカップで2着に入ったアアモンドセブンが2番人気。昨年の2着馬セイコークインが差のない3番人気と、牝馬戦線で実績を残してきた各馬が上位人気に推されました。

 馬場水分は1.4%と、乾いたなかでスタート。道中はキサラキク、セイコークイン、ファイトガールあたりがペースを握りますが、力の要る馬場だけあって、ゆったりと歩を進めます。これにアアモンドセブン、フェアリードールも続き、5頭が並んだ状態で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはセイコークイン。天板近くまで駆け上がりますが、越えるには至らず脚を止めます。その間、じっくり脚をためたのがキサラキクで、満を持して動くと抜群の登坂を見せ、ひと腰で障害を突破します。これに続いたのがフェアリードールとアアモンドセブンで、さらにコウシュハサマーとヒカルナナヒメも並んで先頭を追いかけます。
 しかし、キサラキクの末脚は衰えるどころか、さらに勢いを増す一方。10メートル以上の差をつけて独走すると、そのままゴールまで他馬を問題にせず、トップで荷物を運び切りました。4頭による2番手争いから抜け出したのはアアモンドセブンで、残り10メートル付近で差を広げにかかると、キサラキクから11秒差でゴール。さらに6秒差の3着にはセイコークインが入りました。

 トップハンデながら、女王の名にふさわしい圧倒的なレースを見せたキサラキク。強豪牡馬にもまれてきた実力をいかんなく発揮し、牝馬の頂点に君臨しました。重い馬場を考慮して仕掛けを遅らせた阿部武臣騎手の手綱さばきも特筆すべき点で、今後もこのコンビに注目です。
 勝ち馬には突き放されたアアモンドセブンでしたが、他馬には決定的な差をつけて2着。特に残り20メートルを切ってからの末脚には見どころがあり、今後も牝馬同士なら好勝負が期待できそうです。

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阿部武臣騎手「ばんえい最強牝馬として君臨してきているので、トップハンデでしたが負けられないレースでした。優勝できてホッとしています。馬場が重たかったので障害に不安はありましたが、障害を重点的に調教してきました。ここさえうまく越せたら、末脚のある馬なので勝機はあると思って騎乗しました」

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