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2017年7月 アーカイブ

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7/16北斗賞予想 須田鷹雄

斤量差が効く馬場ならコウシュハウンカイ

 帯広は土曜が予報ベースで37度という猛暑。日曜はこの原稿を書いている時点で12-18時に50%の降水確率が示されているが、降ると降らないとでは全く違う馬場になりそうで、予想が難しい。
 ただ、80%や100%の予報ならともかく、50%だと降る前提の予想はしづらい。ここは重い馬場で、10キロでも斤量差が効いてくるという前提で考える。

 現役最強の▲オレノココロだが、前走に比べると10キロ不利な立場。◎コウシュハウンカイは前走で▲に0.7秒差。オッズパーク杯では同斤で勝っているし、今回買うべきは◎のほうだ。
 ○ニュータカラコマは北斗賞と相性の良い馬。重量差で◎に対して好転する要素はないのでシルシ順はこうなったが、一応○→◎の絡みも押さえておきたい。

 あとは絞る作業を徹底する。センゴクエースは世代限定戦の頃ならともかく、現状年長馬相手に790キロレベルの荷物では無理と見て無印。復調遅れ気味のフジダイビクトリーと、特別ならともかく重賞だとそこまで強調できないキサラキクは3着付けまでの△とする。

◎コウシュハウンカイ
○ニュータカラコマ
▲オレノココロ
△フジダイビクトリー
△キサラキク

3連単
7→5,8→2,4,5,8 各700円 計4200円
5→7→8,2,4 各600円 計1800円

7/16北斗賞予想 矢野吉彦

猛暑の帯広、牡馬の夏負けに危惧

 祝・3戦連続的中!なんて浮かれている場合じゃないでしょうね。当たったとは言え、いわゆる"トリガミ" の連続。ジワジワと赤字額が膨らんでいます。とはいえ、3球続けてバットには当てているわけですから、これはある意味、快挙ですよ。
 裏を返せば、今季これまでの重賞は堅い決着が続いているということ。そろそろ荒れてもいい頃合いでしょう。
 波乱が起きてもいいと考える一番の要因は猛暑。帯広の最高気温は、今月7日以降ほぼ連日30度を超え、そのうちの約半分は35度以上に上がって猛暑日となっています。こんなことはちょっと記憶にありません。こうなると怖いのが夏負け。北国育ちのばん馬たちは暑さに慣れていないので、中には調子を落としている馬もいるはずです。
 とくに牡馬は暑さに弱いところがあります。夏は牝馬、というのは、競馬に古くからある格言。先週あたりは思ったほど牝馬の激走が見られませんでしたが、今週あたりからは増えてくるんじゃないか、と思っています。
 そこで、北斗賞は目をつぶってキサラキクを狙ってみました。旭川記念で4着なら、馬券圏内までもう一息。あまりにも単純すぎる考え方ですが、先着を許した牡馬3頭のうちの1頭を抜けばいいわけで、チャンスはあると考えます。
 で、この馬から買うんだったら、馬券は総流しです。まず、1頭軸3連複を全通り買います。9×8÷2で36通りなので、これを100円ずつ。そして、相手をコウシュハウンカイ、オレノココロ、ニュータカラコマ、フジダイビクトリーに絞ったものを400円ずつ買い足します。総流し馬券の中には、その4頭が全く絡まない、とんでもない組み合わせも含まれていますが、まぁいいでしょう。
 さぁ、ハッキリ言って一か八かの大穴狙い、どうなりますか?では、今回はこのへんで。

◎キサラキク
○コウシュハウンカイ
▲オレノココロ
△フジダイビクトリー
△ニュータカラコマ
△サクラリュウ

3連複
2-1,3,4,5,6,7,8,9,10 各100円 計3600円
2-4,5,7,8 各400円 計2400円

7/16北斗賞予想 斎藤修

今シーズン古馬戦線での期待サクラリュウ

 詳しくはオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎6サクラリュウ
 ◯7コウシュハウンカイ
 ▲5ニュータカラコマ
 △8オレノココロ
 △2キサラキク
 △3センゴクエース
 △4フジダイビクトリー

 実績馬3頭で決まると壮大なトリガミとなるが、ばんえい競馬でシーズンを通してガチガチの決着ということは考えられず、どこかでサクラリュウの激走を期待して、今シーズンの古馬重賞はしばらくこうした狙いをしてみる。

 3連単
 5,6,7→2,5,6,7,8→2,3,4,5,6,7,8 100円 計6000円

今週の見どころ(7/15~7/17)

2017年7月14日(金)

 7月16日(日)のメインには、重賞・北斗賞が組まれています。今季、古馬重賞は2戦行われ、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念とも、同じ3頭による決着で、1、2着が入れ替わっただけ。今回もその3頭による争いとなるのか、基礎重量が増えたことで割って入る馬が出てくるのか。注目の一戦です。

【第7回開催4日目】
 7月15日(土)のメイン第10レースは、天の川賞(3歳・4歳B1級以下C1級以上選抜・20:10発走予定)。全馬500キロ台の軽量で争われる特別戦です。3歳、4歳で馬齢による重量差がつかないため、キャリアで勝る4歳が有利とみます。
 ◎サクラダイチは、テンの速さではピカイチ。B1昇級初戦の前走がいきなりA2級との混合戦。大幅な相手強化でしたが、障害ひと腰クリアから見せ場十分の3着と、B1級通過も時間の問題と思われます。今回はB1級以下の混合戦で、しかも世代限定戦なら逃げ切りが濃厚でしょう。
 ○コウシュハローヤルは、障害が崩れている状況でのB1昇級でしたが、初戦の2組ではひと腰で越えて僅差4着と好レースを披露。B2級時代、サクラダイチには2連敗していましたが、軽量なら障害のムラも出にくく好勝負が期待できます。
 ▲アグリモエは、先行して踏ん張れない近況ですが、負担重量が一気に軽くなって、末の粘り強化が期待できそう。
 △ヒカルナナヒメは、B1昇級初戦の3組では早めに障害を越えながら詰めを欠き8着。とはいえ格下が多いここなら、流れに乗って巻き返しが期待できそうです。
 格下B3級とはいえ好走を続ける△テンリュウフジも差はありません。

【第7回開催5日目】
 7月16日(日)のメイン第10レースは、重賞・第25回北斗賞(20:10発走予定)。オレノココロとコウシュハウンカイの2頭が賞金別定10キロを課されています。
 ◎コウシュハウンカイは、ばんえい十勝オッズパーク杯1着、旭川記念2着。旭川記念では唯一、10キロの賞金ハンデがありましたが、ひと腰先頭で障害をクリア。そのまま押し切るかと思われたところ、障害離れた3番手から追ってきたオレノココロにゴール線上で捕まって、コンマ7秒だけ先着を許したものの、勝ちに等しいレース内容でした。今回はオレノココロも同重量となるだけに、雪辱を果たして、今季重賞2勝目を挙げそうです。
 ○ニュータカラコマは、2重賞とも3着。旭川記念では障害2番手からコウシュハウンカイとの差をじわじわ詰めており、詰めの甘さを感じさせない走りが好印象でした。昨年のこのレースの勝ち馬で、旭川記念上位3頭のうち、この馬だけ別定重量の加増がないことを考えても勝ち負けでしょう。
 ▲オレノココロは、2重賞が2、1着。旭川記念は結果として勝ったとはいえ、障害で体勢を崩しており、楽なレースではありませんでした。前述2頭は障害巧者で今回もひと腰クリアが予想されるため、大きなロスがあると差し脚が届かない可能性も考えられます。
 △フジダイビクトリーは、旭川記念の5着馬。当時より基礎重量が20キロ増えるのは障害巧者のこの馬にとっては歓迎で、前進が期待できるでしょう。

【第7回開催6日目】
 7月17日(祝・月)のメイン第10レースは、ルビー特別(A2級・20:10発走予定)。今季勝利を挙げているのはアアモンドロシア、イノリノチカラのみと、やや精彩を欠く馬が多いメンバー構成です。
 ◎アアモンドロシアは、近走は障害のカカリが安定して、3走前のシルバーカップ(A2級-2組)3着、前走の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)4着と特別戦では勝ち馬と5秒差程度にまとめています。障害に不安がある馬が多い今回のメンバーなら、展開は速くならず、流れに乗って今季2勝目が期待できそうです。
 ○フウジンライデンは、スランプを脱し上昇気配だっただけに、前開催の4歳重賞・柏林賞での競走除外(右後球節捻挫)は残念でなりません。状態面に不安はありますが、出走してくるからには軽視できません。
 ▲ヤマノウンカイはメンバー中で、唯一ともいえる障害巧者ですが、決め手を欠くのが悩み。うまく先行して、他馬が障害で手こずるようなら前残りに警戒する必要があるでしょう。
 △イノリノチカラは、今季初勝利をマークした前々走のように前々で競馬ができるかがカギです。

今週の見どころ(7/8~7/10)

2017年7月 7日(金)

 7月2日に行われた4歳シーズン一冠目・柏林賞は、マルミゴウカイが圧勝。ばんえい大賞典、ばんえいダービーに続く重賞3勝目となりました。今季はここまで世代限定戦しか使われていませんが、今後参戦が予想される、古馬オープン戦での戦いぶりも注目となりそうです。

【第7回開催1日目】
 7月8日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)
 5頭出走しているA1級勢が有力。なかでも期待はオープンからの降級馬◎ハクタイホウでしょう。A1級スタートの今季は使い出しが6月でしたが、2戦目から2連勝とさすがの力を見せています。今回はA2級との混合戦で相手有利は明白。連勝を伸ばすでしょう。
 ○サクラリュウは、6月17日のジュノー特別(A1級)の勝ち馬。前開催のミントスポット杯(オープン混合)は相手強化で、しかも雨馬場での時計勝負と分が悪かったものの、それでも5着と崩れず力をつけています。相手関係に恵まれた今回は巻き返してきそうです。
 ジュノー特別の4着馬▲トレジャーハンター、ミントスポット杯3着の△ソウクンボーイも連争いなら互角の存在です。
 △ホンベツイチバンは、A2級の3頭のうち、唯一賞金ハンデを課されていないのが魅力。昇級初戦ですが、障害力を生かしどこまでやれるでしょうか。

【第7回開催2日目】
 7月9日(日)のメイン第10レースは、わし座特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 連勝中の3歳馬2頭が注目を集めそう。なかでも期待したいのは◎ウンカイタイショウです。B3級で2連勝して今回がB2昇級初戦とはいえ、とかち皐月賞(5月15日・3歳オープン)では、先頭で障害を越えると、早めに抜け出し快勝したミノルシャープに食い下がり、3秒3の僅着3着と見せ場十分だったことを考えれば、クラスの壁はなさそうです。
 ○ミノルシャープは4連勝中で、B2昇級初戦の前走2組もあっさり逃げ切っています。すでに古馬相手の特別戦(スーパートレーナー賞)も制していますが、賞金ハンデ5キロを考慮し対抗評価です。
 ▲ヤマトテンリュウは、近4走のB2級の1~2組戦が2、2、2、3着と堅実。すべて障害はひと腰で越えている巧者だけに、初の特別戦でもむしろ歓迎といった感もあります。
 △オオゾラシンスケは勝ちみに遅いものの、過去には重賞や特別戦へ出走していたキャリアが魅力です。

【第7回開催3日目】
 7月10日(月)のメイン第10レースは、文月特別(A1級-2組・20:10発走予定)
 ◎バウンティハンターは直近のA1級の特別戦・ジュノー特別(6月17日)で今回のメンバー中最先着の2着。障害力を生かす積極策から僅差に踏ん張っています。今回は2組と相手に恵まれた印象。今季初勝利のチャンスでしょう。
 ○カンシャノココロは、ジュノー特別が5着でしたが、特別戦のペースが合うタイプ。今回は、同レースの1、3、4着馬が不在なので、巻き返して当然でしょう。
 ▲ホクショウユウキは平場戦向きの印象もありますが、展開さえ向けば、特別戦でもスプリングカップ(4月21日・A1級)2着くらいの走りはできる馬。マークは欠かせません。
 △カゲホウトウは、なかなか結果が伴いませんが、障害のキレは安定しています。今回は昇級2戦目でクラス慣れも見込めるはずです。

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