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2017年3月17日 アーカイブ

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今週の見どころ(3/18~3/20)

2017年3月17日(金)

 3月20日(祝・月)のメイン第9レースには、年度末の大一番・ばんえい記念(17時15分発走予定)が組まれています。今年は、2003年以来となる1着賞金1000万円での実施となり、各陣営とも意気上がるところでしょう。なお20日のみ、発走予定時刻が通常と異なりますのでご注意ください(詳しくはこちら)。

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【第26回開催1日目】
 3月18日(土)のメイン第10レースは、クリスタル特別(4歳オープン・18:05発走予定)。オープン馬マルミゴウカイの750キロから、B2級の牝馬ヒカルナナヒメの700キロまで最大50キロ差がつきます。
 2月5日の白雪賞(4歳オープン)を使われていた馬が8頭おりほぼ再戦です。しかし、注目は不出走組から◎アアモンドヒューマ。世代上位の決め手に障害力が加わり、目下4連勝と飛ぶ鳥を落とす勢いです。前走の深雪特別(B2級-1・2組決勝)では、705キロで第2障害4番手クリアから長くいい脚を使って完勝しており、5キロ増も不安なし。今回がセン馬10キロ減の恩恵を受けられる最後のチャンス。4歳シーズン三冠路線へとつながる勝利を期待します。
 ○ホクショウディープは、ばんえいダービー2着、白雪賞1着の実力馬です。ばんえい大賞典、ばんえいダービーと制した3歳二冠馬マルミゴウカイと、ばんえい菊花賞では同重量でコンマ2秒差の接戦を演じており、10キロ差つく今回は逆転が可能。この馬も末脚自慢ですが、アアモンドヒューマとの決め手比べになったとき、30キロ差は厳しそうなので対抗評価まで。
 ▲アラワシキングは、ばんえいダービー6着後に大変身。白雪賞4着を除けば、8戦連続して3着以内をキープしています。テンに置かれる面が解消したことで、決め手が生かせるようになったことが、好調の要因でしょう。
 △プレザントウェーは、白雪賞の2着馬。B1昇級後初の自己条件戦だった前走のB1級-1組混合戦こそ6着と、久々の着外でしたが、障害で崩れたわけではありません。同世代限定戦で巻き返しを期します。
 3歳二冠馬マルミゴウカイは、同世代限定戦では厳しいハンデを課されたことがなく、見送りが賢明でしょう。

【第26回開催2日目】
 3月19日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン・18:05発走予定)。A1級牡馬3頭の750キロから、B1級牝馬2頭の710キロまでハンデ差は最大40キロです。
 ◎コウリキは、正月に行われた明け5歳のナンバーワン決定戦・天馬賞で2着に健闘。同レース、ポプラ賞と重賞連勝を決めたセンゴクエースは別格としても、2着争いでは持ち前の決め手を発揮しています。前走の弥生特別(A2級)では段違いの末脚を見せつけて今季初勝利をマーク。ポプラ賞(通算収得賞金順で上位の4歳、5歳各5頭に出走権)には、5歳の6番手で出走できなかった無念を晴らす一戦になりそうです。
 牝馬○アスリートは、4歳女王決定戦・クインカップの勝ち馬。前々走の重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞優勝馬選抜)は6着とはいえ、760キロで第2障害はひと腰で切っており、収穫がありました。続くポプラ賞でもすんなり障害を抜けるとセンゴクエースの2秒9差の2着と力をつけています。
 ▲キンメダルは、天馬賞、ポプラ賞とも3着。近走で崩れたのは、雪馬場だった前々走ウインターカップ(A1級-1組混合)くらいのもの。あとひと押しで勝利も見えてきそうです。
 △アアモンドロシアは、前走の花月特別(B1級-1・2組決勝)で圧勝。スピードタイプのこの馬にとって5キロでも軽くなるのは歓迎だけに、引き続き警戒が必要。
 牝馬△レジーナは、近走では、先頭で障害を越えられた時は連対し、そうでないときは着外という成績。アスリートと20キロ差つく今回、マイペースが叶えば一発の魅力を秘めています。
 △イノリノチカラは、前走弥生特別では1番人気・8着でしたが、これだけでは見限れません。

【第26回開催3日目】
 3月20日(祝・月)のメイン第9レースは、重賞・第49回ばんえい記念(17:15発走予定)。定量1トンで古馬チャンピオンを争います。
 2年連続ばんえい記念2着◎ニュータカラコマが今年こそ王者戴冠なるでしょうか。2012年11月以降、一度も乗替わっていなかった藤野俊一騎手が休養(怪我)のため、今季前半は西将太騎手とコンビを結成。10月からは、復帰した藤野騎手に手綱が戻り、正月の帯広記念3着後に尾ケ瀬富雄厩舎へ転厩と、環境に変化があったシーズンでした。それでも、西騎手が初騎乗だった今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯4着以降は、14戦連続3着以内と、1年を通じて、これだけ安定して力を発揮できたのは見事というしかありません。昨年のこのレースではフジダイビクトリーに差されたとはいえ、危なげのない2着。今年は一歩前進を狙います。
 ○フジダイビクトリーは、昨年のこのレースの覇者。現役屈指の障害巧者で、今年は重賞・チャンピオンカップ1着と、前回以上の好気配で挑みます。07~09年のトモエパワー以来の連覇達成なるでしょうか。
 ▲キタノタイショウは、帯広記念2着後に3勝をマークと大一番へ向けて調子を上げてきました。障害で大きく崩れなければ、ばんえい記念初制覇となった15年のように決め手発揮の場面がありそう。ちなみにラストランでこのレースを勝つと、13年カネサブラック以来の快挙となります。
 最強明け7歳世代からは3頭が出走。△サクラリュウは、890キロの帯広記念では障害をふた腰先頭でクリアし4着と高重量への適性をうかがわせます。トップハンデで帯広記念を圧勝した△オレノココロも力をつけています。なお両馬は今回がばんえい記念初参戦です。初挑戦だった昨年、3着と善戦した△コウシュハウンカイは、二度目の1トンで上積みがあるかもしれません。

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