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2017年1月 アーカイブ

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1/22ヒロインズC予想 目黒貴子

牝馬同士なら常に善戦ナナノチカラ

 ううう。負けが続いている。マイナスが増えてきている。このままいったらどうしよう...という不安は今回当てることで払拭しよう!という気合が入るヒロインズカップ。空回りにならなければいいのだけれど。
 実績のある馬が端枠となり、いきなり悩ましいレースに。じっくり考えて◎はナナノチカラに。まさに10番枠! これまでの戦績を見ると、確かに端枠で大敗していることはあるが、こと牝馬同士になると毎回いいレースを見せてくれる。例えば3走前のレディースカップは2着に敗れたものの、勝馬とは0.2秒差、そしてその時の斤量差は20kgもあったのだから負けて強しのレースといえる。遡って昨年5月のカーネーションカップは10番枠でもしっかり勝ちきっているし、なんといっても昨年のこのレースの覇者はこのナナノチカラである。ここは信頼して◎としたい。
 ◯はあと一歩で勝ちきれないレースが続くセイコークイン。12月からは4.3.5.3着でも勝馬との着差は大きくなく、格上の馬を相手にとても内容がいい。今回は同世代のナナノチカラが端に入ったことで重賞ゲットのチャンスかもしれない。特に前走はキタノタイショウ、トレジャーハンターという強い相手に5.0秒差の3着。5kgのハンデ差があったとしても今回も人気になりそうなキサラキクに先着しており、ここも充分期待できる。
 ▲キサラキク。11月のドリームエイジカップ1着が光る。その後も差のない競馬はできているが、ナナノチカラにはどうしても先着できない現実がある。さらに今回はそのナナノチカラとは10kgのハンデ差があり、加えて1番枠。実績があっても消極的になるのも仕方ない。
 △にはまずアアモンドセブン。今年に入ってからは馬券に絡むレースを続けており、今回ハンデはトップハンデと20kg差の770kg。軽馬場予想もこの馬にはプラス。そしてもう一頭はアスリート。さらに軽い760kgで臨めるのは大きい。

 ◎ナナノチカラ
 ◯セイコークイン
 ▲キサラキク
 △アアモンドセブン
 △アスリート

 3連複
 10-1,2,4,6 1000円 計6000

1/22ヒロインズC予想 斎藤修

ナナノチカラの連覇に期待

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎10ナナノチカラ
 ◯6セイコークイン
 ▲1キサラキク
 △4アアモンドセブン
 △9タキニシサンデー
 △5ファイトガール

 3連単1頭軸マルチ
 10→1,4,5,6,9 100円 計6000円

1/22ヒロインズC予想 矢野吉彦

負担重量、枠順有利なセイコークイン

 ひとまず年末年始の重賞戦線で黒字をキープすることができました。今年の重賞はあと6戦。いよいよ第2障害の天板に足がかかった状態です。スンナリ先頭でクリアして、逃げ粘れるかどうか・・・。何しろ私のことですから、まだまだ安心はできませんよ。

 さて、ヒロインズCの予想です。キサラキクとナナノチカラの両格上馬が端枠に入りました。このところ端枠でもソコソコ走る馬がいるので、気にしすぎるのもよくないのですが、一応割り引いて考えようと思います。
 そこで浮上するのがセイコークイン。去年12月の前哨戦・レディースCでは、上記2頭と差のない競馬をしています。その時の3頭は同重量でした。今回はキサラキクと10㎏の差がつき、枠順でも有利な立場に立っています。これなら何とかなりそう。軸馬として期待してみました。
 馬券は、ほかに印を付けた馬への1頭軸3連単マルチ。人気順で決まったら当たって損になるかもしれませんが、それはあくまで押さえ。人気薄が上位に来れば、ソコソコ高配当になるはずです。
 ここで1万7000円のプラスを計上できれば年間黒字を確保できるのですが、さぁどうなりますか。では、今回はこのへんで。

 ◎セイコークイン
 〇ナナノチカラ
 ▲キサラキク
 △アスリート
 △アアモンドセブン
 △タキニシサンデー 

 3連単軸1頭マルチ
 6→10,1,2,4,9 100円 計6000円

1/22ヒロインズC予想 荘司典子

去年の雪辱を果たすキサラキク

 予想はそんなに間違えていなかったのに馬券を取ることができなかった帯広記念。いまだにひきずっています。馬連BOXで買っていたら5万円。3連単4頭BOXなら24点だから200円ずつ買ったとして200円×458.2倍=9万1640円。どっちにしてもマイナスを一気に取り戻せる金額。文字通り「後の祭り」。しかしここから学んだことは「ばんえい競馬は一発逆転が可能」ということ。続く天馬賞は正直狙い過ぎたので仕方がないとして、ここから浮上を夢見て予想します。

 本命◎はキサラキク。去年は同世代の牡馬を相手に天馬賞を制覇。続くヒロインズカップで断然の1番人気に推されましたが5着。その後一年を通して古馬一戦級と戦い続け、11月の重賞・ドリームエイジカップを制覇。昨年以上に力を付けていることは確か。790kgはちょっと厳しいですが、今のキサラキクなら重量を克服し昨年の雪辱を果たすことも可能では。
 ○はセイコークイン。重賞での天馬賞3着、ポプラ賞2着をはじめ、近走も4着、3着、5着、3着と勝ち切れないものの堅実なレースぶり。そろそろ一発を期待して。
 で、今回はこの◎○を2頭軸にして3連単を買おうと思います。軸2頭、相手5頭流しマルチで30点。これなら全部で7頭選択できて人気馬を選んでいても3着だったら配当も跳ね上がるし。場合によっては6桁配当も夢じゃないかも(笑)。
 というわけであと5頭。▲は去年の覇者ナナノチカラ。12月のレディースカップでは軽量シリウスに敗れたもののキサラキクに先着。780kgは去年と同じ。陣営も連覇を狙っていると思われます。11月にクインカップを制したアスリート。近走条件戦とはいえ2着、2着、3着と好走しているアアモンドセブン。去年のヒロインズカップで6番人気3着だったセンゴクイチ。先行して残ればタキニシサンデーまで。手広く狙います。

 ◎1キサラキク
 ○6セイコークイン
 ▲10ナナノチカラ
 △2アスリート
 △4アアモンドセブン
 △7センゴクイチ
 △9タキニシサンデー

 3連単軸2頭マルチ
 1,6→2,4,7,9,10 200円 計6000円

今週の見どころ(1/21~1/23)

2017年1月20日(金)

 1月22日(日)のメインには、古馬(4歳以上)女王決定戦・ヒロインズカップが組まれています。現在、オープンの牝馬は3頭だけですが、そのうちの1頭、キサラキクが昨年11月にドリームエイジカップ(4歳以上選抜)を制覇。牝馬が、牡馬を相手に世代限定戦以外の重賞を勝つのは、2011年9月岩見沢記念のフクイズミ以来、久々の出来事でした。キサラキクは昨年のヒロインズカップ5着馬。今年もこのレースの上位勢から活躍馬の出現に期待したいところでしょう。

帯広競馬場でのイベントはこちら

【第22回開催1日目】
 1月21日(土)のメイン第10レースは、吹雪特別(B2級-1組・18:05発走予定)
 B2昇級後、自己条件戦では2戦2勝という4歳馬◎プレザントウェーに注目します。前走は、2開催前のB2級-1組戦(1月1日)。ヤマノホシが逃げ込みを図るところ、第2障害離れた2番手クリアから残り10メートル手前でとらえて押し切りました。明け4歳は正月開催から平場戦での減量が20キロから10キロに変更されており、しかも、賞金別定5キロを課されながらも、危なげのないレースぶり。今回は古馬に混じって初の特別戦挑戦で715キロですが、2走前の3歳重賞・ばんえいダービーでは730キロをひと腰で切っている巧者だけに心配なし。連勝濃厚といえます。
 B2昇級後3連勝中だった○テンカフブは、前開催の山羊座特別(1月16日・B2級-1・2組決勝)では2番人気で4着。古馬混合の特別戦初挑戦、700キロ台のハンデも初で、障害はひと腰とはいかなかったものの、3番手クリアからまずまずの走りを見せました。続けて特別戦を使われる今回は負担重量への慣れも見込め、上積みがあるでしょう。
 明け4歳の▲フナノクンは、昇級初戦の前走B2級-1組戦(1月9日)では、障害をひと腰でまとめて3着と好走。4秒3だけ先着された勝ち馬フクトクが、2走使いの山羊座特別で快勝しており、このクラスでも十分通用する力を見せています。持ち味は障害力だけに、古馬編入後初の特別戦でも見劣りしません。
 近走障害では崩れなしの△ヤマノホシは、とにかく終いの踏ん張り次第です。
 山羊座特別5着の△マタキタヨは、障害にムラが出てきたのは気になりますが、押さえには必要でしょう。

【第22回開催2日目】
 1月22日(日)のメイン第10レースは、重賞・第27回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬、18:05発走予定)
 基礎重量オープン780キロから、オープン馬は今季の収得賞金120万円につき別定10キロ増となり、キサラキクが790キロでトップハンデ。明け5歳でA2級タキニシサンデーの750キロまで最大40キロのハンデ差がつきます。前哨戦はレディースカップ(12月18日・4歳以上牝馬選抜)で、近年の傾向としては、同レース6着以内か不出走だった馬の活躍が目立つレースです。
 注目は、レディースカップ2着◎ナナノチカラ。20キロ軽いシリウス(今回は登録なし)に逃げ切られてしまったものの、コンマ2秒差まで追い詰める、負けて強しのレースぶりでした。前走のばんえい十勝金杯(1月5日・オープン・A1級混合)では9着と大敗していますが、牝馬限定の重賞・準重賞は7戦して、4勝、2、3着各1回と得意の条件。昨年と同じ780キロで臨めるだけに、連覇へ期待が高まります。
 レディースカップ6着○アアモンドセブンは、障害のカカリが安定せず、成績にも波がありましたが、近3走はすべてひと腰から2、2、3着。前走のプロキオン特別(1月14日・A1級-1・2組決勝混合)では、レディースカップよりも重い725キロながら2着争いで存在感を示しました。有力視されるナナノチカラ、キサラキクがともに差しタイプなので、好調な今なら逃げ切りまで視野に入りそうです。
 ▲セイコークインは、ナナノチカラと同じ年に生まれなければ、同世代の女王タイトルをいくつか獲得していても不思議ない実力馬。先行力、障害力、決め手すべてが備わっていますが、器用貧乏な感じで勝ち切れない面もあります。レディースカップ4着で、ばんえい十勝金杯では3着。ライバルのナナノチカラが、今回大外10コースに入ったことで追走にスムーズさを欠くようなら、悲願の重賞勝ちも見えてきます。
 △キサラキクは、昨年のヒロインズカップ5着で、レディースカップが3着。ともに同重量でナナノチカラ(同じ2レースが1、2着)に先着されており、今回10キロ重くなるのは明らかに不利。とはいえ、11月には牡馬相手に重賞・ドリームエイジカップで逃げ切り勝ちを収めている地力は軽視禁物でしょう。
 レディースカップ不出走組では、△タキニシサンデーに注目。障害巧者で、ばんえいオークス2着をはじめ同世代限定の牝馬重賞ではいずれも善戦。最軽量750キロを生かせれば、前残りがあるかもしれません。

【第22回開催3日目】
 1月23日(月)のメイン第10レースは、デイリースポーツ杯(A1級・18:05発走予定)
 ◎アサヒリュウセイの巻き返しに期待します。11月下旬の6走前から4連勝でA1昇級。その初戦だったばんえい十勝金杯(1月5日・オープン・A1級混合)では、オープン馬トレジャーハンターを差し切って5連勝達成。続く前走のA1級-1組戦(1月9日)では当然のごとく1番人気に推されましたが、雪中のレースで時計勝負に対応できず5着でした。今回も軽めの馬場が予想されますが、特別戦なら極端に速い展開にはならないはず。当然主役評価です。
 ○サクラリュウも、1月9日のA1級-1組戦では馬場に泣いて3着。2走使いの前走プロキオン特別(A1級-1・2組決勝混合)も4着とはいえ、3頭による接戦の2着争いを演じてのもの。この馬に競り勝ち2着のホクショウユウキがオープン馬だったということを考えても評価は下がりません。
 ▲ホクショウメジャーは、A2級で2連勝して今回がA1昇級初戦。前走のA2級-1組特別戦では、障害力を生かし逃げ切り完勝を収めています。近況がイマイチな馬も多い組み合わせなので、好調度は大きな味方になりそうです。
 △ソウクンボーイは近3走では、ばんえい十勝金杯6着、A1級-1組戦(1月9日)1着、プロキオン特別が5着。軽めの馬場が得意なので、うまく流れに乗れれば、しぶとい脚を使った前々走の再現も。
 プロキオン特別7着△ダイコクパワーは、障害次第で差のない戦いが可能でしょう。

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