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1/3天馬賞回顧

センゴクエースが王座を堅守!

 3日(火)は重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、単勝1.2倍の圧倒的な1番人気に推されたセンゴクエースが優勝。重賞9勝目を挙げ、世代最強の力を見せつけました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.アサヒカツヒメ 63.5
  2.タキニシサンデー 43.6
  3.センゴクエース 1.2
  4.アスリート 25.8
  5.コウリキ 28.6
  6.バウンティハンター 18.2
  7.イノリノチカラ 17.1
  8.キンメダル 12.8
  9.メムロコマチ 13.0
 10.シリウス 12.3

 年長馬相手でも互角以上のレースを見せるセンゴクエースが1.2倍。2番人気のシリウスが12.3倍、3番人気のキンメダルが12.8倍と、完全な1強ムードとなりました。勝ち方が焦点。そんな戦前予想のなか、馬場水分2.1%でスタートのときを迎えました。

 前半は各馬が互いに出方をうかがい、横一線で推移。中間点を過ぎたあたりでシリウスがスッと先行態勢をとり、これを逃がすまじと、バウンティハンター、センゴクエースが追走。多少ばらけた状態で第2障害を迎えました。
 全馬が到着する前にシリウスが障害に挑みますが、掛かりは今ひとつ。やや遅れてコウリキ、キンメダル、バウンティハンター、アサヒカツヒメが仕掛けますが、さらに遅れて登坂を開始したセンゴクエースが一気に登り切り、先頭で障害を突破しました。ただ、僅差でバウンティハンター、キンメダル、コウリキも続き、やや遅れてイノリノチカラも追撃態勢に入ります。
 ただ、最後の平坦路はセンゴクエースの独壇場。残り30メートル標識の手前からギアが上がり、スルスルと抜け出します。2番手に上がったキンメダルが懸命に食い下がりますが、脚いろの差は歴然。余裕さえ感じさせるレースぶりで、圧倒的人気に応えました。きわどくなった2着争いは、ゴール前でキンメダルの脚いろが鈍ったところへ、盛り返してきたコウリキが襲い掛かり、ゴール線上で逆転しました。

 勝ったセンゴクエースは4・5歳混合のポプラ賞も含め、世代限定戦【17・0・0・1】。ほかにもビッグウエイトカップ制覇など、一線級を相手に互角以上の戦いを見せています。いずれはばんえいを背負う逸材。このレース名のように、天馬のごとく活躍してくれることを期待します。
 2着に食い込んだのはコウリキ。障害を下りたあたりで集中を欠くようなそぶりを見せましたが、残り30メートルを切ってから猛加速。最後にきっちり2着に上がったあたりは、地力の高さの証明でしょう。精神面の成長次第で、はまなす賞に続く重賞制覇も十分に可能です。
 キンメダルは最後に失速しましたが、センゴクエースを負かしにいっての結果。3着でも中身の濃いレース内容でした。いまだタイトルがないのは不運としか言いようがないですが、オープンでも好勝負を演じている近況からも、いずれは重賞での金メダルが期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「この世代では絶対王者なので、絶対に勝たなければいけないという状況。それが結構プレッシャーになりましたね。他馬と同重量だったし、障害を越えてからの脚もあるので、道中はあわてることなく進めました。障害で少しヒザが甘いところはあるので、それだけ注意して乗りましたが、自分から掛かっていったので、行く気になったところで出しました。第2障害を下りたところで勝利を確信しました」

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