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2016年9月 アーカイブ

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9/19岩見沢記念予想 矢野吉彦

2016年9月18日(日)

順当に有力3頭ボックスで

 相手にリードを許しているものの、投手陣が大量失点のイニングを作らず、なんとか粘って後半勝負に持ち込んでいるチーム、みたいな、今季の予想。今回の岩見沢記念も堅そうなので、よほどのことがない限り、一発長打で大逆転とはいきそうもありません。まだまだ我慢の時が続きそうです。

 というわけでここは順当に、フジダイビクトリー、コウシュハウンカイ、オイドンの三つどもえ馬券を買います。ばんえいグランプリの1、2着馬が不在で、その後の着順を占めた馬がスンナリ繰り上がりそうなメンバー構成ですからね。
 ただし、過去の経験からすると、みんながそう思いそうな時こそ、とんでもないことが起きがち。なので、あくまで長打を狙うというよりも、失点を最小限にとどめることを目指す、という意味で、キタノタイショウとセイコークインから上記3頭を相手に1頭軸3連複を押さえておきます。
 こんなところも、今までの私らしくない予想になっていますよね? どこまでこのスタイルで粘れるか、自分でも楽しみにしているのですが・・・。では、今回はこのへんで。

 ◎フジダイビクトリー
 〇コウシュハウンカイ
 ▲オイドン
 △セイコークイン
 △キタノタイショウ

 3連単ボックス
 1,4,5 800円 計4800円
 3連複1頭軸流し
 3-1,4,5 200円 計600円
 6-1,4,5 200円 計600円

9/19岩見沢記念予想 須田鷹雄

コウシュハ、フジダイの一騎打ち

 7頭立てとさびしいことになった今年の岩見沢記念。しかもこのメンバーならば◎コウシュハウンカイと○フジダイビクトリーの一騎討ちだろう。
 2頭のアトサキだと北斗賞でもばんえいグランプリでも先着した◎のほうかと思うが、そこまで自信はない。◎○の1、2着は折り返すこととして、それよりもこのレースは3着候補の取り方がテーマだと思う。

 普通に考えたらオイドンかキタノタイショウだろうが、オイドンは障害ひとつで大敗のリスクもある。月曜まで雨もなさそうだし、この重量で障害に手こずったら立て直しがきかない。キタノタイショウは今シーズン一度も3着以内がなく、昔の名前である程度馬券が売れる状況下では手を出しづらい。
 
 残る3頭のうちキサラキクはさすがに苦しいと思うので、3着候補は▲カイシンゲキ、△セイコークインの2頭。△は正直この条件では苦しいと思うが、積極策からの残り目はあると見て一応買い目に入れる。

 ◎4コウシュハウンカイ
 ○5フジダイビクトリー
 ▲2カイシンゲキ
 △3セイコークイン

 3連単
 4,5→4,5→2 2000円 計4000円
 4,5→4,5→3 1000円 計2000円

9/19岩見沢記念予想 斎藤修

フジダイビクトリーの出番が来た

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5フジダイビクトリー
 ◯4コウシュハウンカイ
 ▲1オイドン
 △6キタノタイショウ
 △2カイシンゲキ

 3連単
 5→4→1,2,6 2000円 計6000円

今週の見どころ(9/17~9/19)

2016年9月16日(金)

 9月19日(祝・月)のメインには古馬重賞・岩見沢記念が組まれています。出走全馬が800キロ以上の負担重量を課される高重量戦。春夏の重賞では目立たなかった馬たちの躍進があるかにも注目です。
 なお、9月17日(土)、18日(日)の2日間は、レース発走時刻を繰り上げて行われますのでご注意ください(詳しくはこちら)。

帯広競馬場でのイベント(9/17・18はこちら、9/19はこちら
ハロンズ岩見沢場外発売所でのイベントはこちら

【第12回開催1日目】
 9月17日(土)のメイン第10レースは、玉泉館特別(A1・A2級-1組混合・19:05発走予定)
 前開催のマロニエ賞(9月4日・オープン混合)で4着だった◎トレジャーハンターの巻き返しなるでしょうか。第2障害で真っ先に仕掛け2番手で越えたものの踏ん張れませんでしたが、勝ったコウシュハウンカイをはじめ先着を許した3頭はすべてオープン馬でした。A1・A2級混合の今回は主役を張って当然です。
 ○ソウクンボーイはA1昇級初戦の2走前が4着で、続くマロニエ賞では6着。障害で置かれて見せ場の少ない走りでしたが、3走前まではA1・A2級混合の特別戦で3連勝していた実力馬。3走前では逃げ切って、3着トレジャーハンターには15秒8もの差をつけていました。互角の評価が必要でしょう。
 ▲イッキフジは、8月の今季初戦から5、3、2、1着とうなぎ上りの成績。その4戦すべてで、障害をひと腰でまとめている巧者です。今回は骨っぽいメンバーが相手ですが、昨季A1級で上位争いしていた実績を考えれば見劣りしません。
 △ホクショウサスケは、A2昇級後も3連勝中ですが、特別戦だった近2走はともに辛勝。前走のA1・A2級混合の特別戦では、ゴール線で一杯になってしまうという、決め手自慢らしくないレースでした。今回は相手強化に加え、賞金別定重量の加増がさらに5キロ増え10キロとなるのも微妙です。

【第12回開催2日目】
 9月18日(日)のメイン第10レースは、ポテト特別(A1・A2級-2組・19:05発走予定)。勝ち味に遅い馬が多く、混戦模様です。
 ◎ダイコクパワーは、今季初戦のA2級混合の特別戦を制したあと未勝利ですが、近3走のA1・A2級の混合戦では2、3、4着と悪くありません。オープンから降級し相手が下がったためか、今季は押していっても障害で苦戦することが少なくなっています。近3走の勝ち馬はいずれもホクショウサスケ。今回は同馬が不在で、A2級同士の争いなら、力上位の存在です。
 ○アオノレクサスは、ダイコクパワーと同じ近3走を使われ5、6、3着。いずれも第2障害を早めに越えながら、詰めを欠く内容でした。少しの展開利があれば連対の可能性も十分といえます。
 前開催の朱雀賞(9月11日・5歳オープン)で2着と好走した▲フェアリードールも楽しみ。第2障害を先頭で越えると僅差に踏ん張りました。前々走の不知火特別(8月27日・A1・A2級決勝混合)では5着とはいえ、スムーズな障害クリアから、勝ったホクショウサスケとは2秒2差(3着ダイコクパワーと1秒2秒差)とあわやのレース。ここも楽しみです。
 朱雀賞で3着と好走した△シンザンボーイも争覇圏です。マイペースで先行できたときにはしぶとさを発揮するタイプ。主戦の阿部武臣騎手に乗替わるのもプラスでしょう。

【第12回開催3日目】
 9月19日(祝・月)のメイン第10レースは、重賞・第52回岩見沢記念(20:10発走予定)
 今季重賞で1勝(旭川記念)、2着2回、3着1回とすべて馬券に絡んでいるコウシュハウンカイが830キロでトップハンデ。ほかの6頭は牡馬820キロ(牝馬800キロ)での出走です。注目はその◎コウシュハウンカイ。前開催のマロニエ賞(9月4日・オープン混合)をあっさり逃げ切って完勝。最大40キロ差のトップハンデを感じさせない走りでした。今回はマロニエ賞から引き続き4頭が参戦。今季古馬重賞を制しているオレノココロとニュータカラコマが不在の組み合わせなら恵まれました。トップハンデでも負けられません。
 ○フジダイビクトリーは、今季、重賞では、7月の北斗賞、8月のばんえいグランプリでの4着が最高ですが、昨季のばんえい記念を制しているように高重量の舞台は合っていそう。ばんえいグランプリでは3着コウシュハウンカイとコンマ4秒の僅差。当時は同重量でしたが、今回は10キロ差がつくのが断然有利です。
 両馬の一騎打ちムードですが、昨年のこのレースの覇者でマロニエ賞3着△オイドンも障害さえ切れれば侮れないところ。
 ばんえいグランプリ6着馬△カイシンゲキは、朱雀賞(9月11日・5歳オープン)では決め手を発揮して快勝。オイドンと同型で、障害次第では上位をうかがいます。

今週の見どころ(9/10~9/12)

2016年9月 9日(金)

 9月11日(日)のメインには、5歳限定の準重賞・朱雀賞が組まれています。同世代限定重賞も、若馬の減量もなくなり、今季から本格的に古馬編入となった5歳馬にとっては、同世代同士で戦える数少ない舞台。昨年のこのレース1、2着のコウシュハウンカイ、オレノココロのその後の活躍は言うまでもありません。今年もここからスターの誕生に期待したいところです。

【第11回開催4日目】
 9月10日(土)のメイン第10レースは、白露特別(B1級-3組混合・20:10発走予定)。A2とB1の混合戦です。
 ◎イッキフジが負けられません。8月1日の今季初戦5着から3着、2着と叩かれるごとに着順を上げています。2走前のしし座特別(8月8日)では詰めの甘さが出たものの、スムーズな障害クリアから勝ち馬と4秒1差なら悪くありません。約半数が格下B1級のここなら、昨季A1級で上位争いしていた地力発揮が期待できます。
 ○チヨノタカラは、今季開幕から障害で崩れるレース続きでしたが、徐々に立て直され、3走前の特別戦ではオープン馬を相手に660キロで障害ひと腰クリアから4着。前走のデネブ特別(B1級-1・2組決勝)は5着でしたが、1着ホクショウサスケ(A2昇級後も3連勝中)や、2着マゴコロ(その後、B1級特別を勝利)など、クラス以上の強豪揃いで流れに乗れませんでした。今回はA2級との混合ですが、むしろ相手は楽になった印象。巻き返しが期待できます。
 ▲コサカコブラは、昨季終盤には、B1級、A2級-1組の特別戦を連勝していた実力馬です。今季は後方追走のまま終わっているレースが多く1勝のみ。しかし、唯一の特別戦への出走だった文月特別(7月18日・B1級-2組)では、前半で大きく置かれることなく、6番手で第2障害を越えると4秒3差の4着と善戦しています。特別戦へ替わることで一発があるかもしれません。
 今季B1級混合の特別戦で2着がある4歳馬△コウリキ、勝ち味に遅いが決め手ある△オメガグレートが押さえです。

【第11回開催5日目】
 9月11日(日)のメイン第10レースは、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)。重量格の別定重量戦で、オープンの牡馬ハクタイホウ・730キロから、A2級の牝馬3頭の690キロまで最大40キロ差がつきます。
 注目は、トップハンデでも◎ハクタイホウ。牡馬の前哨戦・瑞鳳賞(6月27日)をトップハンデで逃げ切り勝ち。軽馬場巧者で末脚切れるカゲホウトウ、スピードあるホクショウメジャーに差を詰められましたが、しのぎ切っています。今回は当時から50~60キロ負担重量が増えており、スピードだけではこなせない舞台。地力勝負になれば、今季、旭川記念4着、北斗賞5着など古馬重賞でも好走しているこの馬の出番でしょう。
 A1級の○カイシンゲキは、B2格付以上の5歳馬のなかで今季もっとも賞金を稼いでいます。1番人気の瑞鳳賞では障害でふた腰かかったロスが響いて4着も、越えてからの末脚には見どころがありました。クラス別定重量の同世代限定重賞では2勝、3着1回と好成績を残しており、障害次第ではここも楽しみです。
 ▲シンザンボーイは、今季不振が続き、瑞鳳賞も7着。しかし、3走前に定量500キロのスピード戦・稲妻賞を使われてから行きっぷりが一変。前々走で今季初勝利を挙げると、前走の不知火特別(A1・A2級決勝混合)は4着とはいえ、カイシンゲキ(2着)より先に障害を越えての勝ち馬から1秒2差の惜敗。上昇気配があり、特別戦の荷物なら見せ場以上がありそうです。
 牝馬の前哨戦・白鳳賞(7月4日)は、センゴクイチが逃げ切り勝ちを収めました。△キサラキクは、トップハンデながら1秒6差の2着で、負けて強しのレースぶり。4歳シーズン・ナンバーワン決定戦・天馬賞(1月3日)で強烈な決め手を発揮し、2着ハクタイホウを10秒8もちぎったのは圧巻でした。牡馬相手でも一歩も引かない戦いが可能でしょう。

【第11回開催6日目】
 9月12日(月)のメイン第10レースは、長月特別(B1級-1・2組・20:10発走予定)。B1級-1組(9月5日)、B1級-2組(3日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選の勝ち馬◎マゴコロに引き続き注目。第2障害3番手クリアから鮮やかに抜け出し、H2Oフレンドシップ特別(8月29日・B1級-1・2組決勝)からの連勝を決めました。障害での腰の入り、末脚のキレとも申し分なく絶好調。賞金別定5キロ増は多少気になりますが、早めに障害を越えての押し切りに期待できます。
 ○カツオーカンは、B1級-2組予選であっさり逃げ切って楽勝。マイペースに持ち込めたときには強さを発揮します。H2Oフレンドシップ特別(雨・馬場水分3.5%)は4着で、今回は同レースの上位再戦ですが、重めの馬場になれば巻き返しに期待がかかります。
 ▲ファイトガールは、H2Oフレンドシップ特別2着で、1組予選が3着。特別戦では障害ひと腰クリアとはいかないため、勝ち切るまで至りませんが、スピードでは上位の存在。マークが欠かせません。
 △テンカムソウは、昨季、A2級の上位常連だった実力馬。2組予選はカツオーカンにちぎられての2着でしたが、こちらが主導権を奪っていれば、逆に勝っていた可能性も。ここもペース次第です。
 △スギノハリアーは、2組予選ではテンカムソウにコンマ1秒差まで迫っての3着。重めの馬場で流れに乗れれば、昨季A1格付だった底力発揮の場面もありそうです。

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