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2016年9月 アーカイブ

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今週の見どころ(10/1~10/3)

2016年9月30日(金)

 10月2日(日)のメインには、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン)が組まれています。10月25日に行われる3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞の前哨戦となります。今季の3歳路線は、マルミゴウカイの一強状態ですが、今回は出走を回避。本番で同馬に挑戦状を叩きつけるのはどの馬なのか。見逃せない一戦です。

帯広競馬場でのイベントはこちら

【第13回開催1日目】
 10月1日(土)のメイン第10レースは、神無月特別(A1級混合・20:10発走予定)
 ◎サクラリュウは、今季17戦して未勝利ですが、うち12戦が5着以内という善戦マン。決め手のなさが勝ち味の遅さにつながっているようです。押していってもひと腰で上がる障害力があり、前々走の玉泉館特別(9月17日・A1・A2級-1組混合)で、現オープンの好調馬トレジャーハンターと1秒8差の接戦を演じ2着という成績から、ここでも通用する余地は十分といえます。
 ○キサラキクは、今季、重賞では惨敗続きですが、オッズパーク賞サマーカップ(7月30日・勝ち馬とは3秒6差)、JRAジョッキーDAY記念(8月22日・同6秒9差)など、近走の特別戦では見せ場ある走りを続けています。障害のデキに左右されるものの、決め手はピカイチ。この相手関係なら、一発があるかもしれません。
 玉泉館特別3着の▲カンシャノココロは、特別戦のペースが向きそう。流れに乗れれば上位食い込みも十分でしょう。
 △キタノタイショウは、実績断然ですが、勝ち切るまではどうかといった感もあります。

【第13回開催2日目】
 10月2日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。重量格による別定戦で、ハンデ差は最大30キロしかありません。格付上位馬が有利に戦いを進めそうです。
 3歳一冠目・ばんえい大賞典(7月31日)を制し、続く4歳との混合重賞・はまなす賞(8月28日)で2着したマルミゴウカイは回避しています。
 ◎アアモンドヒューマは、ばんえい大賞典で5着(8番人気)に善戦。障害大きく離された6番手からぐんぐん伸びてきました。その後7戦して安定感のない成績ですが、障害をすんなり越えたときは3着以内(2勝、3着2回)に入っています。今回は、ばんえい大賞典より10キロ軽い650キロ。決め手ではこの世代で上位のものがあり、障害を越えるタイミング次第では、先行馬たちをまとめて差し切るシーンも十分と見ます。
 ばんえい大賞典、はまなす賞とも不出走だった○ホクショウディープは、2歳シーズン二冠目・ヤングチャンピオンシップで逃げ切り圧勝している実力馬。昨季最終開催に行われた若草特別(3月20日・3歳牡馬オープン)も楽勝。4着マルミゴウカイに12秒7もの差をつけていました。その後、半年の休養をはさみ、叩き2戦目でここを迎えます。重賞勝ち馬の貫録を見せつけそうです。
 ばんえい大賞典2着の▲キタノリュウキも楽しみ。競走除外明けは割引きですが、流れに乗れればしぶとい脚を使ってくるでしょう。
 堅実な走りが続く△プレザントウェー、紅一点で目下3連勝と勢いに乗る△ヒカルナナヒメらも争覇圏でしょう。

【第13回開催3日目】
 10月3日(月)のメイン第10レースは、秋陽特別(オープン・20:10発走予定)。全馬に勝機がありそうな大混戦です。
 ◎ニュータカラコマは、今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(5月1日)での4着以外は、6戦3勝、2着3回とオール連対。北斗賞(7月17日)で逃げ切り勝ちを収めると、続くオッズパーク賞サマーカップ(7月30日・オープン)ではトップハンデながら、差し脚を生かして勝ち、連勝を決めています。今回から特別戦では賞金別定20キロ増ですが、オレノココロ(同35キロ増)、コウシュハウンカイ(同25キロ増)などもいるので、さほど不利な感もありません。少なくとも連続連対は伸ばしてくれそうです。
 ○コウシュハウンカイも今季は好調。11戦して馬券圏内を外したのは、サマーカップ(4着)のみです。ニュータカラコマとはほぼ互角の勝負をしており、旭川記念(6月19日)、北斗賞をはじめ両馬によるワンツー決着が3回。北斗賞ではこちらが10キロ重くても、コンマ6秒差2着にまとめており、今回の5キロ差ならまったく問題ありません。
 ▲セイコークインは、前々走のマロニエ賞(9月4日・オープン混合)でコウシュハウンカイの2着に好走。最軽量ハンデが魅力で、前残りに警戒が必要でしょう。
 △トレジャーハンターは、オープン一線級に混じると力不足の印象も、ハンデ差を生かせれば見せ場以上がありそう。
 岩見沢記念3着 ×カイシンゲキ、北斗賞5着×ハクタイホウの5歳馬2頭も争覇圏でしょう。

銀河賞 予想結果

2016年9月26日(月)

目黒、斎藤、3連単的中でプラス収支に!

斎藤:3連単10-5-4 1000円的中! 収支+46,600円
目黒:3連単10-5-4 1000円的中! 収支+46,600円
山崎:ワイド4-5 1500円的中! 収支+5,850円
矢野:3連複4-5-10 600円的中! 収支+4,680円
須田:ハズレ 収支-6,000円
荘司:ハズレ 収支-6,000円


【集計】投資額 6,000円×9R=54,000円

斎藤  +27,550円
目黒  +8,920円
矢野  -15,220円
須田  -16,050円
山崎  -35,300円
荘司  -45,120円

白組  -3,720円
紅組  -71,500円

9/25銀河賞回顧

2016年9月25日(日)

センゴクエースが力を見せつける!

 25日(日)は重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、単勝1番人気のセンゴクエースが優勝。世代ナンバーワンの力を見せつけ、8つめのタイトルを手にしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.イノリノチカラ 17.2
  2.コウリキ 18.4
  3.バウンティハンター 5.2
  4.アスリート 13.6
  5.キンメダル 13.7
  6.タキニシサンデー 33.2
  7.テンカトウイツ 97.4
  8.サンノハヤヒメ 45.1
  9.シリウス 17.2
 10.センゴクエース 1.4

 前走の山鳩賞で大敗を喫したとはいえ、世代トップの評価は揺るがないセンゴクエースが1番人気。バウンティハンターが5.2倍で続いたものの、ほぼ1強と言っていい戦前予想。力を見せつけるのか、それとも山鳩賞と同様に波乱となるのか。馬場水分1.9%の中、ゲートが切られました。

 わずかにコウリキが遅れたものの、他馬は横一線で第1障害を突破。その後はバウンティハンターとタキニシサンデーが交互に先頭に立ち、多少ばらける展開となりながらも、第2障害の手前で再度横一線の状態となりました。
 バウンティハンターが仕掛けたのを皮切りに、各馬が次々と登坂を開始。なかでも抜群のかかりを見せたのがキンメダルとセンゴクエースで、これにアスリート、イノリノチカラも続き、最後の平坦路を迎えました。
 4頭による白熱した叩き合いが期待されましたが、ここからセンゴクエースが次元の違う脚を発揮。残り30メートル付近から、するすると抜け出し、1頭だけまるで荷物が軽いようなレースを見せます。残り10メートルを切ってもその脚は衰えず、リードを保ったままゴールまで荷物を運び切りました。キンメダルが2着に粘り、さらに0秒7差の3着にはアスリートが入線しました。

 センゴクエースの前走は第2障害でヒザを折って最下位でしたが、障害さえ無難に突破できれば、やはり結果が違いました。ただ、そうはいっても、残り30メートルを切ってからの脚は特筆もので、トップハンデを曳いているとは思えない、爆発的なものでした。将来が嘱望される逸材。今後の走りにも要注目です。
 キンメダルはまたしてもタイトルを手にすることができませんでした。ただ、イレネー記念、菊花賞、ダービーでそれぞれ2着、はまなす賞で3着2回が示すように、世代トップクラスの力を持っていることは明らか。悲願の金メダルもチャンス十分です。

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鈴木恵介騎手「前走や調教の感触では少しだけ調子が落ちているように感じ、その中でのトップハンデでしたので厳しいレースになると思っていました。レースの流れも予想以上に速かったです。でも前走と同じミスはしたくないと、障害に重点を置きました。他の馬は早くに仕掛けていましたが、自分はしっかり息を入れました。天板まで勢いよく上がって、障害さえ越せたらゴールまで自信はありましたので、障害を越した段階でなんとかなると確信しました」

9/25銀河賞予想 山崎エリカ

力をつけたアスリートに期待

 ばんえい4歳路線の第2弾、銀河賞。銀河賞は第1弾の柏林賞とはほとんどメンバーが替わらないのに、優勝馬がガラリと替わるのが特徴です。それにはもちろん、体調や馬場状態によるものもありますが、一番の理由は負担重量の差でしょう。

 柏林賞と銀河賞を連覇したのは2年前のホクショウユウキのみ。そのときのハンデ差は上下50㎏でホクショウユウキは二番目に重い730㎏でした。しかし、センゴクエースはハンデ差60㎏の一番重い760㎏を背負います。しかも、前走の山鳩賞では障害で膝をついてまさかの転倒。10番枠で行脚が悪かったのもありますが、今回もまた10番枠です。確かにセンゴクエースは、能力が二枚も三枚も上ですが、前走で障害大崩れした馬をどう取り扱うかが今回のカギでしょう。

 個人的な見解は、センゴクエースは勝っても不思議ではありませんが、負けても頷けるといったところ。相手候補の1頭ではありますが、前走で大敗した事実がありながら、それでも1番人気になるならば消してしまうのもありなように感じます。

 よって、◎には山鳩賞の勝ち馬アスリートを推します。3歳時はスピードはあっても非力な面があり、重賞では全く通用しませんでした。しかし、今年の柏林賞では5着と好戦し、そこからさらに力をつけています。重量増という課題はありますが、一発あっても不思議ない馬です。

 〇は、重賞初挑戦の柏林賞で追い込み3着が光るイノリノチカラ。陣営から再度、後方からの競馬を示唆するコメントが出でいます。今回もまた人気がなさそうですが、他馬がセンゴクエースを意識して前へ前へと動いて行くなかで、後方から競馬をするメリット大。前が崩れることが前提なので、勝つまではないかもしれませんが、2着、3着ならば十分あるでしょう。

 ▲は、昨年のはまなす賞の勝ち馬で、3歳重賞路線ではすべて3着と安定した走りを見せてきたコウリキ。この馬は昨年のはまなす賞以来、勝ち星がありませんが、前走では崩れていた障害をほぼ修正できているし、直線では確実に脚を使ってくる馬なので、障害さえスムーズならば面白い存在でしょう。

 あとは△に柏林賞2着、山鳩賞2着のバウンティハンター。センゴクエース不在の前走はまなす賞では初重賞制覇を飾りました。この馬は実績も勢いもあります。強いて弱点を上げるならば、おそらく前走が目標だったことと。重賞で連続好走できるほどあまくはないので狙い下げました。

 他ではイレネー記念2着、ばんえい菊花賞2着、ばんえいダービー2着など、3歳時はセンゴクエースの次点の馬として活躍を見せてきたキンメダル。近走の山鳩賞では3着、はまなす賞でも3着とバウンティハンターに先着を許していますが、今回はバウンティハンターよりもハンデが軽くなるのがポイント。また、障害が得意で大きく崩れることが少ない馬です。

 ※本来は、アスリートから総流ししたいくらい他馬との優劣がつけがたいレベル。しかし、アスリート自身も3着馬っぽいので、ここはセンゴクエースを消して、ワイドで1点なるべく高配当を引っ掛けるような予想をしてみました。アスリートの複勝が3倍以上つくならば、ワイドで散らして1点引っ掛けるよりもそっちのほうが回収率が高いのかもしれません。

 ◎ (4)アスリート
 ○ (1)イノリノチカラ
 ▲ (2)コウリキ
 △ (3)バウンティハンター
 △ (5)キンメダル

 ワイド
 4-1,2,3,5 1500円 計6000円

9/25銀河賞予想 目黒貴子

ばんえい全体の期待馬センゴクエース

 自信をもって予想した岩見沢記念だが、◎と◯が逆となり悔しいハズレ。新たに気を引き締めて予想していきたい。

 前走思わぬ敗戦となったセンゴクエース。障害で膝を折りそのまま転倒してしまうというアクシデント。勝った馬が660kgの斤量に対しセンゴクエースの斤量は710kgと実に50kgの差があったのだからそれも仕方ないとは思えるが、しかし、世代No.1の馬がしんがり負けを喫するのはなかなか哀しいものがある。今回はそのあとじっくりと調整されて1ヶ月半ぶりの実戦となる。今回も最大で60kgの差がある斤量で、当然の最重量750kgを背負うことにはなるが、恥ずかしいレースはできないのがこの馬の運命。世代どころか将来的にはばんえい全体を引っ張っていくであろう存在であり、その注目度にみあったレースをしてほしい。
 ◯にはバウンティハンター。7月の柏林賞で2着、そして前走はまなす賞を勝って初重賞制覇となった。確実に力をつけている印象だ。ここでどれだけのレースができるかが注目だ。今回は前走の680kgから一気の50kg増、730kgがポイントだが、ここ7戦馬券圏内からはずれていない充実ぶりに期待したい。
 ▲キンメダル。まだ今季勝星がない馬だが、2、3走前は連続3着で力を示している。昨年も秋からの成績がぐんとよくなったように、そろそろこの馬の出番かもしれない。斤量も720kgと最重量馬より30kg軽いのは有利。
 牝馬ながら牡馬相手にも充分戦えるだけの素質があるシリウス△、このレースの前哨戦でこのメンバー8頭出走の山鳩賞を快勝したアスリートまで。

 ◎センゴクエース
 ○バウンティハンター
 ▲キンメダル
 △シリウス
 △アスリート

 3連単
 10→3,5→3,4,5,9 1000円 計6000円

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