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1/2帯広記念予想 山崎エリカ

重い馬場の高重量戦ならキタノタイショウ

 1番人気が7連敗中の帯広記念。今年は連敗が途切れるのか? それとも連敗記録が続行か? 現時点では、何が1番人気に支持されるか定かではありませんが、1番人気が近走成績が充実のニュータカラコマならば、連敗記録続行の可能性は十分あるでしょう。ニュータカラコマは、能力の高さで重賞でも上位争いしていますが、本質はスピードが生かせる特別戦向きの馬です。さらに今回は、ばんえい記念の次に重い重量を背負うレースで、けっして脚抜けがいいとは言えない馬場状態となると、重賞でしばしば見せる終いの甘さに拍車が掛かりそうです。

 逆に馬場が重くなったことで、条件が好転するのは、パサパサ馬場で他馬がもたついたところを、最後もうひと伸びして今シーズンの北見記念を制したキタノタイショウでしょう。この馬は前走でも障害をふた腰でまとめていることから、ここへ来ての充実度が窺えます。北見記念同様に、脚抜けが良くない馬場の高重量戦で他馬がもたつく場面を視野に入れて、この馬を◎としました。

 ○は、今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯、ドリームエイジカップともに1着、北斗賞、岩見沢記念ともに2着のオレノココロ。ハイレベルな6歳世代の一頭ですが、唯一の弱点は障害で膝を着くこと。しかし、そういう不安を考慮して、ドリームエイジカップでは早めを意識した戦術に変えて来ました。そういう競馬ならば、膝の甘さをリカバーできるでしょう。

 ▲は、今シーズンからB1クラスに降級し、連勝を重ねて再びこの舞台に戻ってきたトレジャーハンター。この馬は若かりし頃は軽量戦を中心に使われていたためにスピードタイプのイメージが強いですが、パサパサ馬場で行われた一昨年のチャンピオンカップでは6頭立てのシンガリ人気で2着入線した実績があります。個人的にそういうレースにすぐに対応できたあたりに、高重量戦での適性の高さを感じているし、今シーズンは軽量戦を使わずに、この路線に集中してきたあたりに、再度の一発の魅力を感じます。

 △は昨年のこのレースの覇者フクドリ。この馬は昨年のこのレースを勝利した後、燃え尽きたように急に走らなくなってしまいましたが、しかし、前走の軽量戦の地吹雪賞では4着と善戦しました。ばんばは高重量を背負って障害で失敗して今回を迎えるより、軽量を背負って障害で成功して今回を迎えるほうが好ましいところがあります。スピード感を残したままでレースをさせたほうがあれよ、あれよの押し切りが見られることもあるので、この馬の一発を警戒しました。

 あとは一昨年、昨年ともにばんえいグランプリを制した実力馬フジダイビクトリー。常にハンデを背負わされる立場でありながら、崩れのない成績からも、現役最上位と言っても過言ではないでしょう。ただ、今回は熱発でレース間隔を開けた後の一戦の上に10番枠ということもあり、狙い下げました。幅広いレースに対応できる馬だけに大きな弱点は見当たりませんが、自身の体調次第では敗れることもあるでしょう。

 そして最後にニュータカラコマ。本当は積極的に狙いたくありませんが、障害を先頭で降れなければ持ち味が生きないインフィニティーは、今回ではそれが叶いそうもないし、他馬は近走成績がひと息と消去していったら結局、この馬が残りました。前記したことを覆すわけではありませんが、一応、押さえましょう。

 ◎ (7)キタノタイショウ
 ○ (3)オレノココロ
 ▲ (9)トレジャーハンター
 △ (4)フクドリ
 △ (10)フジダイビクトリー
 △ (5)ニュータカラコマ

 馬複
 3-7 1500円
 7-9,4 1000円 計2000円
 7-10 1200円
 5-7 1300円

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