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3/22ばんえい記念回顧

キタノタイショウが頂点奪取!

 22日(日)は重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のキタノタイショウが優勝。悲願のばんえい記念制覇を果たして頂点に君臨するとともに、管理する服部義幸調教師に初のばんえい記念のタイトルをプレゼントしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.インフィニティー 2.5
  2.ホッカイヒカル 15.6
  3.アオノレクサス 28.1
  4.ファーストスター 23.7
  5.フクドリ 5.5
  6.ニュータカラコマ 7.1
  7.トレジャーハンター 49.6
  8.キタノタイショウ 4.0
  9.ホリセンショウ 26.2
 10.フジダイビクトリー 9.9

 昨年の優勝馬インフィニティーが1番人気で、地力を買われて2番人気にキタノタイショウ。しかしフクドリとニュータカラコマ、フジダイビクトリーも単勝ひと桁台で続いており、今の混沌としたオープン戦線を象徴するオッズとなりました。午前中の降雪で馬場水分は2.4%に上昇し、それがどう影響するか注目のなか、スタートが切られました。

 第1障害を先頭で越えたのはキタノタイショウ。インフィニティー、フジダイビクトリーあたりがこれに続き、ファーストスターとホッカイヒカルはやや苦戦。各馬ゆったりと進みますが、思ったよりもソリの滑りは悪くなさそうに見えます。中間点あたりでもペースを握るのはキタノタイショウで、有力どころはつかず離れず追走。ファーストスターとホッカイヒカルは少し離れましたが、そのほかはほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 じっくりためたのち、最初に動いたのはフジダイビクトリー。それを見る形でホリセンショウ、インフィニティーも動きます。なかでもかかりが良かったのはインフィニティーでしたが、天板近くでヒザを折ってしまいます。その間隙を突いてニュータカラコマが天板に脚をかけ、フジダイビクトリーもジワジワと荷物を曳き上げます。そして、先頭でクリアしたのはフジダイビクトリー。大歓声に送られ、障害を下っていきました。やや遅れてニュータカラコマとインフィニティーが突破。さらに遅れてキタノタイショウが4番手で障害を下り、ホリセンショウが5番手で続きました。
 フジダイビクトリーの逃げ脚は軽快で、むしろ追いかけるニュータカラコマが苦しい展開。これにインフィニティーが並びかけようとしますが、それを上回る脚でグングンと差を詰めてきたのがキタノタイショウ。1度脚を止めたものの、立て直してさらに加速すると残り20メートル付近で2番手に躍り出て、さらにフジダイビクトリーを追いかけます。10メートル標識でフジダイビクトリーが脚を止めると、それとほぼ同時にキタノタイショウもストップ。一進一退の攻防が続き、いよいよ最後の正念場となる残り5メートル。ここでフジダイビクトリーが止まってしまい、その隙にキタノタイショウが先頭へ。フジダイビクトリーも懸命に食い下がりますが、奮闘もここまで。大歓声を背中に受けてキタノタイショウがゴール線を切り、第47代チャンピオンに輝きました。
 フジダイビクトリーはゴール寸前で力尽き、あと数十センチのところから動くことができません。松田騎手の懸命の扶助も実らず、細かく刻んできたニュータカラコマが2番手で入線。さらにインフィニティーもこれに続いてフィニッシュ。フジダイビクトリーは結局4着でゴールしました。

 これまで重賞10勝を誇っていたキタノタイショウですが、ばんえい記念はこれが初制覇。多少軽めの馬場で、持ち味であるスピードを生かしきれたのが勝因でしょう。そうはいっても1トン戦。パワーがなければ克服できない重量であり、高いレベルでバランスの取れたオールラウンダーといえるでしょう。イレネー記念、ばんえいダービーを制して将来を嘱望されていた逸材が、9歳にしてようやくつかんだ頂点。王者として望む来シーズンも活躍してくれるに違いありません。
 ニュータカラコマが昨年の4着から前進。あきらめることなくジワジワと押し上げてきたレース内容が良く、これなら今後も頂点をうかがう存在として、重賞戦線をにぎわせてくれることでしょう。7歳世代の筆頭格として、来季も要注目です。
 インフィニティーは2度のヒザ折りが響いた印象ですが、しまいまでしっかり脚を伸ばした内容に、この馬の不屈の闘志がかいま見えました。やはり高重量戦では軽視できない存在。来年のリベンジも十分に期待できそうです。

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大河原和雄騎手「この中間は普通どおりにやろう、変わったことはしないようにしよう、と心がけていました。昨年、自分の不注意でケガをしてばんえい記念に騎乗できず、調教師や関係者に迷惑をかけてしまったけど、ようやく借りを返すことができました。午前中の雪でタイムは速くなるかな、4分はかからないだろうな、と想定していました。先に行く馬がいたけど、手綱に手ごたえが残っていて追いつけると感じました。騎乗していて楽しかったですね」

服部義幸調教師「30年以上調教師をやっていて、オープンという壁が厚いことを知っていた。若くして頂点になりその壁にぶつかってしまう馬もたくさんいる。どんなに大きなレースでも、馬も人も緊張せず平常心で取り組むことを心掛けていた。そうも長くないだろう自身の調教師人生で、大河原騎手や厩舎のみんながばんえい記念を私に獲らせてあげたい、という思いが伝わってきた。本当にこのレースだけは勝ちたかった。騎手と厩舎みんなに勝たせてもらった。ありがとう」

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