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3/15ポプラ賞回顧

ナナノチカラがスピードで押し切る!

 15日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝3番人気のナナノチカラが優勝。2着にはセイコークインが入り、5歳牝馬によるワンツー決着となりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.コウシュハウンカイ 3.3
  2.ナナノチカラ 3.9
  3.ホクショウメジャー 17.0
  4.ハクタイホウ 9.6
  5.カイシンゲキ 26.3
  6.ソウクンボーイ 25.4
  7.キサラキク 3.3
  8.ホクショウマサル 16.6
  9.セイコークイン 25.4
 10.ダイコクパワー 16.2

 コウシュハウンカイとキサラキクが並んで1番人気というオッズが示すとおり混戦模様。最大50キロのハンデ差も頭を悩ませる要因で、展開や仕掛けのタイミングがカギを握りそうな一戦となりました。馬場水分2.7%のなかゲートオープン。

 各馬ともゆったり進み、道中は横一線。大きな動きはなく、ほぼ同時に第2障害下にたどり着きました。
 ひと呼吸入れて最初に動いたのはハクタイホウ。グイグイと荷物を曳き上げますが、天板でヒザを折ってしまい、その隙を突いてカイシンゲキが突破。やや遅れてナナノチカラがクリアし、立て直したハクタイホウ、人気の一角コウシュハウンカイが続きます。
 先頭を行くカイシンゲキは上々の歩みを見せますが、ナナノチカラが目を見張る末脚を発揮し、残り30メートル付近で先頭へ。あっという間にリードを広げ、独走態勢を築きます。その後、10メートル付近とゴール線上で脚を止めたナナノチカラでしたが、抜群のスピードを武器にセーフティーリードを作っており、危なげなく先頭で荷物を運び切りました。苦しくなったのはカイシンゲキで、2度3度脚を止めて後退。障害5番手から止まることなく押し上げてきたセイコークインが2着に食い込みました。3着はコウシュハウンカイか、と思われたところ、ゴール線上でストップ。抜群の伸びを見せたソウクンボーイが3着入線を果たしました。

 後続の激しい争いを尻目に、先頭で荷物を運び切ったナナノチカラ。前走のヒロインズCではゴール線上で脚を止めて3着に敗れましたが、今回は早めにリードを広げて粘り切りました。しまいの確実さが欲しいのは確かですが、伸びしろがまだ残っているということは、今後の成長が見込める証し。来シーズンは、よりたくましくなったナナノチカラを見せてくれるに違いありません。

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工藤篤騎手「牡馬に比べると軽ハンデだったので、このハンデを生かして馬の良さを引き出せたと思います。ゴール前で止まってしまいましたが、レースは何があるかわからないものなので、腹を決めて立て直すことに専念しました」

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