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9/30岩見沢記念回顧

カネサブラックが貫禄の重賞19勝目!

 30日(日)は重賞・岩見沢記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のカネサブラックが優勝。今年の旭川記念以来となる、重賞19勝目を挙げました。

 馬場水分は4.5%とやや軽め。とはいえ基礎重量が800キロを超える高重量戦だけに、各馬慎重なレース運びとなりました。キタノタイショウ、カネサブラックあたりが先行し、シベチャタイガーもこの一角。立ち遅れたエンジュオウカンを除く各馬が、ほぼ横一線で第2障害下にたどり着きました。
 真っ先に仕掛けたのはカネサブラックで、それと呼応するようにナリタボブサップ、ホクショウダイヤも動きます。シベチャタイガーも抜群の掛かりで、これらに続きました。
 難関を最初に突破したのはナリタボブサップ。やや遅れてカネサブラックが続き、シベチャタイガーも圏内でクリア。以下キタノタイショウ、フクドリらも続いて追撃態勢に入りました。
 快調に飛ばしていたナリタボブサップでしたが、残り30メートル付近から徐々に脚いろが鈍り、カネサブラックが差を詰め始めます。残り20メートルでカネサブラックが並び掛けて2頭のたたき合いとなりましたが、3番手争いの3頭も横一線で、予断を許さない状況。しかし、これが最強馬の底力か、カネサブラックが残り5メートルでグッと前に出ると、さらに追い込んできたフクドリを退け、先頭でゴールを果たしました。ナリタボブサップは懸命にカネサブラックに食い下がっていましたが、ゴール線上で力尽きてストップ。その間にフクドリ、シベチャタイガー、キタノタイショウがなだれ込むようにゴールし、結局ナリタボブサップは5着に敗れました。

 現役最強馬の力を見せつけ、重賞19勝目を飾ったカネサブラック。今季も旭川記念制覇のほか、北斗賞、ばんえいグランプリでともに2着、ばんえい十勝オッズパーク杯3着と、地力の高さを見せつけています。逃げるナリタボブサップを焦らずきっちり差し切ったあたりは、王者の風格。今後も力強いレースを見せてくれることでしょう。
 フクドリが持ち前の末脚を発揮して2着。これまで重賞勝ちはありませんが、天馬賞、北斗賞で2着があるとおり、一線級が相手でも互角のレースぶりを見せています。やや軽めの馬場を追い込んできたレース内容もよく、展開次第でタイトル奪取の可能性も十分です。

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松田道明騎手「楽に勝ったわけではなく、結構つらかったです。馬場に脚を取られていたので時計がかかるかなと思っていたのですが、速いタイムでゴールしたので、たぶん軽かったのではないでしょうか。そういう馬場で、さらに切れ味のある馬が何頭かいたので、引っ張って引きつけながら競馬をしようと思っていました。天板では自分の馬もきつかったですね。ナリタボブサップも持ったままだったし、後ろから来た馬も勢いがよかったので、残り10メートルを切って(自分の馬が)『どこで止まるかな』と思ったら、ゴールに入ったところで止まったと感じでした。精いっぱい頑張ってくれましたね」

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