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10/28北見記念回顧

ギンガリュウセイ本格化を示す!

 28日(日)は重賞・北見記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝4番人気のギンガリュウセイが優勝。昨年の北見記念、今年のばんえいグランプリに続き、重賞3勝目を挙げました。

 馬場水分は2.3%と数字上はやや力の要る水分量でしたが、レース直前に降り始めた雨が展開をどう左右するか注目されました。高重量戦だけに道中はゆったりしたペース。カネサブラック、フクドリあたりが先行し、やや後手を踏んでいたシベチャタイガーも巻き返してこの一角。しかし、途中で脚が完全に止まってしまったエンジュオウカンを除けば、各馬ほぼ横一線のまま第2障害を迎えました。
 真っ先に動いたのはギンガリュウセイで、カネサブラックも即座に反応。やや遅れてフクドリ、シベチャタイガーも仕掛けます。なかでも抜群のかかりを見せたギンガリュウセイとシベチャタイガーが、まずは障害を突破。やや遅れて仕掛けたナリタボブサップもこれに続きます。カネサブラックが越えたのち、やや間を置いてキタノタイショウ、ホクショウダイヤが続き、1番人気のフクドリはさらにその後ろという展開になりました。
 レース直前の雨が味方したか、先頭のギンガリュウセイは軽快な脚どり。シベチャタイガーも同じような脚いろで、懸命にこれに食い下がります。それを追っていたナリタボブサップは苦しくなり、残り20メートル付近でストップ。その間にカネサブラックが3番手に浮上しますが、これもトップハンデが響いたか、残り20メートルを切ったところで脚が止まってしまいました。そうした実績馬を尻目に、前を行く2頭は快調。しかし、結局この2頭の差は詰まらず、ギンガリュウセイが先頭でゴールイン。シベチャタイガーが2着となりました。以下は団子状態で、ナリタボブサップが残り5メートルでいったんは抜け出すものの再度脚を止め、その間隙を突いて伸びたフクドリが3着を確保しました。

 勝ったギンガリュウセイは、昨年に続きこのレースを連覇。2年前も2着と好走しているだけに、この北見記念とは好相性です。ただ、ばんえいグランプリ制覇からも"好相性"のひと言では片付けられず、いよいよ本格化を果たしたと見るのが当然。高重量戦が続くこれからの重賞戦線でも要注目です。
 08年の銀河賞制覇以来、重賞での連対から遠ざかっていたシベチャタイガーが2着を確保。岩見沢記念3着に続く好走で、復調気配を示しました。障害後の粘りが増してきており、今後も馬場や重量次第で上位に食い込んでくるに違いありません。

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安部憲二騎手「馬場が極端に軽くなるよりは、これくらいの状態がちょうどよかったですね。岩見沢記念は軽い捻挫で休みましたが、馬の調子はずっと良かったと厩舎から聞いていたので信じて騎乗しました。ある程度セーフティーリードを築けば差されることはないと思っていました」

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