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12/4ドリームエイジカップ予想 矢野吉彦

2011年12月 3日(土)

頭は堅いカネサブラック

 12月を迎えて急に寒さが厳しくなりました。ばんえい競馬が迫力を増す季節。今回は世代別代表馬対決のドリームエイジカップです。
 創設第1回の去年は、トップハンデの790㎏を曳いた8歳馬同士(ナリタボブサップとカネサブラック)のワンツーフィニッシュ。3着には両馬より20㎏軽かった4歳馬のキタノタイショウが入りました。馬場水分3.5%で1分35秒4の勝ちタイム。これを参考にしましょう。
 今回、カネサブラックは、去年より20㎏軽い770㎏での出走。キタノタイショウとの重量差は去年に比べて10㎏縮まり、ニシキダイジンに対しても20㎏もらった形になりました。2カ月ぶりの実戦となったばんえいグランプリでは崩れたものの、その後は本来の動きを取り戻しています。
 この馬にとっては1分30秒前後で走れそうなレース。今回、これに太刀打ちできそうな馬は、なかなか見当たりません。よほどのことがない限り、頭は堅いでしょう。逆に、2、3着は何が来てもおかしくない大混戦です。実力ではニシキダイジンが2着候補の筆頭ですが、同馬との重量差を考えれば、トレジャーハンターやフクドリあたりでも勝負になるのでは?
 そこで、馬券はカネサブラックを頭に据えた3連単のフォーメーションを柱にしました。2着はニシキダイジン、トレジャーハンター、フクドリ。3着は思い切って総流し。買い目は18点なので、まずはこれを300円ずつです。残りは、1着カネサブラック、2着ニシキダイジン、3着トレジャーハンター、フクドリの3連単を300円ずつ。本命サイドだと当たって損になっちゃうと思いますが、それは覚悟の上で、"頭堅ければヒモ堅からず"に賭けてみます。

 3連単
 5→1,2,4→1,2,3,4,6,7,8 300円 計5400円
 5→4→1,2 300円 計600円

 実は私、ばんえいに限らず、以前にも増して最近の馬券が絶不調です。今年の当ブログの予想がこのまま最下位に低迷しても何の不思議もありません。でも、4日と5日は久しぶりに帯広に行って、場立ち予想などをすることになっています。だから、何とか頑張らなくちゃいけません。さぁ、どうなりますか? ではまた!

12/4ドリームエイジカップ予想 須田鷹雄

カネサブラックの1着固定

 カネサブラックがフクドリと並びでニシキダイジンに20キロ貰うというのは、反則に近いものがある......。最近2着も多い◎カネサブラックだが、ここはアタマ固定でいいだろう。
 ニシキダイジンとフクドリの20キロ差はちょうどいいハンデ。予想外の走りを見せてカネサブラックを逆転してしまう突破力はニシキダイジンだが、フクドリの堅実さも捨てがたい。まあ、◎1着固定ならその後先にこだわる必要はないので、○ニシキダイジン、▲フクドリと格の順にシルシはつけたうえで馬券上は同等に扱う。

 この3頭に続く人気はキタノタイショウだろうが、今年度に入ってからは平場や重量軽めの特別でしか好走しておらず、10キロ貰っても○▲を逆転するイメージが湧かない。他ではニシキエースも少し気になるが、このところの障害のデキを見ると不安のほうが勝る。

 結論として全く面白みのない馬券だが、

 3連単
 5→4→1
 5→1→4
 各3000円

 と、今回は超本命予想でいく。

12/4ドリームエイジカップ予想 斎藤修

重量恵まれたカネサブラック

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5カネサブラック
 ○1フクドリ
 ▲4ニシキダイジン

 フクドリには逆転の可能性もあると見て馬複で。ニシキダイジンは20キロ差ではカネサブラックに先着するのは難しいと見て馬単。

 馬複
 1-5 4000円
 馬単
 5→4 2000円

今週の見どころ(12/3~12/5)

2011年12月 2日(金)

 12月4日(日)のメインには重賞・ドリームエイジカップが組まれています。昨年新設された重賞で、3歳・4歳・5歳・6歳・7歳以上の各世代の通算収得賞金順での上位2頭ずつを選抜して争われます(3歳馬2頭が回避したため8頭立て)。実績で勝る古馬か、成長力の若馬か、普段は見られない顔合わせが実現しました。ぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら
佐賀競馬場(12/5はオッズパークグランプリ2011を実施)でのイベントはこちら

 12月3日(土)のメイン第11レースはターコイズ特別(B1・B2級決勝混合・17:10発走予定)。11月28日第12レース(B1級-2組)、同日第9レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 28日第12レースで1番人気にこたえ快勝したカツタカラヒメに引き続き期待。抜群の登坂から後続に影をも踏ませぬ圧逃だっただけに、半数が格下のここも負けられません。
 離れた2着争いは3頭による激戦でしたが、3着マツカゼキングが面白そう。追走に苦戦する傾向がありますが、前走は障害2番手から踏ん張ってみせました。久々の騎乗だったサウスポー・大口泰史騎手で刺激を受けたのかもしれません。引き続き同騎手が手綱の今回も要注意です。
 ハヤテショウリキは今季すべて平場戦を使われ7勝を挙げています。しかし、流れが落ち着く特別のほうがさらにスムーズな競馬ができそう。ここは28日第12レースでの5着より上位が望めそうです。
 28日第9レースからは、4着フェイに注目。近5走が2、2、6、3、4着と惜しいレースを続けており、展開次第では勝ち切るシーンも望めそう。3着オーゴンプリンセスは平場のほうが向く印象ですが、目下絶好調だけに特別でも侮れません。

 12月4日(日)のメイン第11レースは重賞・第2回ドリームエイジカップ(3歳以上馬齢選抜・17:10発走予定)。各世代の代表による激突ですが、3歳馬2頭が回避して4~10歳までの8頭による争いです。
 トップハンデが7歳以上代表のニシキダイジン(790キロ)、最軽量が4歳代表のトレジャーハンターと6歳代表の牝馬ニシキエース(740キロ)で、その差最大50キロとひらきました。
 7歳以上代表のニシキダイジンカネサブラック(770キロ)の一騎打ちといえそうです。
 ニシキダイジンは今季重賞2勝を含めすべて5着以内と堅実な走りを披露。11月12日の前走丹頂特別(オープン)ではトップハンデが嫌われたか4番人気でしたが、逃げ切ってカネサブラックをしりぞけました。当時10キロだったカネサブラックとのハンデ差が今回は20キロに広がりますが、それでも勝ってしまいそうな目下の充実ぶりです。第1回の昨年は同じく790キロでトップハンデだったナリタボブサップが勝っているのも心強いです。
 昨年のこのレースでは勝ち馬と同じ790キロで2着だったのがカネサブラック。今年は夏場に調子を落としましたが、休養を経て徐々に立て直され、11月20日の前走オープン・A1級決勝混合で5カ月ぶりの勝利を挙げました。ニシキダイジンとの20キロ差は有利だけに、復調したとなればこちらも勝機十分。昨年の雪辱の可能性もあります。
 4~6歳の代表馬はいずれも740~770キロ。今季古馬重賞で2、3着がある5歳代表のフクドリも770キロでは、さほど恵まれたとはいえません。前述両馬のどちらかが崩れたときの押さえまででしょう。

  12月5日(月)のメイン第11レースはシリウス特別(A2・B1級決勝混合・17:15発走予定)。11月26日第10レース(A2級-2組)、27日第10レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 26日第10レースが圧巻の逃げ切りだったフジカチドキがここも負けられません。これで4戦連続3着以内と絶好調。7月にはA1・A2級決勝混合特別で僅差2着があることも考えれば、相手探しと考えるのが妥当でしょう。
 同じ前走で4着のアローファイターは6月にA1・A2級決勝混合特別1着、10月にはA2級-1組特別で3着などがあります。障害巧者で慣らした馬だけに、特別の今回は変わり身が見込めるでしょう。
 27日第10レースは、ホクショウシャネルカネサローズが残り20メートル付近から一騎打ちを繰り広げました。ともにここでも差のない戦いが期待できそうです。

今週の見どころ(11/26~11/28)

2011年11月25日(金)

 12月30日のヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬たちの戦い・ばんえい甲子園。北見、十勝、釧路、南北海道と行われてきた産地別予選も11月27日(日)第9レースの北央産駒特別がラスト。最後の2つの出走権をめぐり、熱戦が予想されます。

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 11月26日(土)のメイン第11レースはピヤシリ特別(オープン-2組・17:10発走予定)
 イッスンボウシが巻き返しを期します。前走のオープン決勝混合は7着と敗れましたが、追走で手一杯だった印象でした。障害はスムーズにまとめており、流れが落ち着きそうなここは、当然上位進出が期待できます。
 前回のA1級-1組特別では競走除外だったトカチタカラですが、障害巧者で、今季オープン-1組混合特別で3着がある実績は侮れません。
 前走で11月20日のオープン・A1級決勝混合を使われた各馬も巻き返しが期待されます。なかでも5着スギノハリアー、6着オレワスゴイに注目。カネサブラック、フクドリらのオープン一線級が相手だっただけに、今回の相手関係なら浮上できそうです。

 11月27日(日)のメイン第11レースは狩勝賞(オープン-1組混合・17:10発走予定)。オープンと準オープン(360万円未満)の混合戦です。
 フクイズミが負けられません。前走の牝馬オープン特別では1番人気を裏切り6着でしたが、最大60キロ差のトップハンデが敗因でしょう。牡馬混合の今回はハンデもゆるく、今季岩見沢記念を制した格上の実績を見せつけるでしょう。
 ただ、フクイズミをはじめ、ホクショウダイヤホッカイヒカルニシキセンプーミサキスペシャルら有力どころには差し馬が揃いました。
 キタノダイチアグリミズキら先行力&障害力のある近走好調馬の前残りにも警戒が必要でしょう。

 この日の第9レースには北央産駒特別(2歳産地限定・16:00発走予定)が組まれています。12月30日のヤングチャンピオンシップのトライアル第5弾で、空知、上川、留萌、宗谷管内産の収得賞金上位馬が争います。
 混戦模様ですが、フレグランスがひとまず中心。ここまで2勝ですが、2歳牝馬オープン特別の白菊賞3着、いちい賞4着を含め、通算14戦中12戦が4着以内の堅実さが武器です。
 ニシキトモエは3勝馬。重賞・特別への出走は初ですが、2歳A級-1組で連対があり、今回のメンバーに入れば実績上位の存在といえます。

  11月28日(月)のメイン第11レース暑寒別岳特別(A2級-1組・17:05発走予定)。前開催の羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合)の上位3頭の再戦です。
 シベチャタイガーは、羊蹄山特別では圧巻の逃げ切りでした。10キロあった2着ヒロノドラゴンとのハンデ差がなくなることも有利な材料だけに、ここも負けられません。
 そのヒロノドラゴンは10戦連続して3着以内の堅実行進。前走の羊蹄山特別も2着と、ひと押しが足りませんが、ここも大崩れは考えられません。
 羊蹄山特別3着コーネルフジは障害次第の面がありますが、引き続き、いい状態をキープできていそうです。
 羊蹄山特別ではさらに体重が減ってしまい6着だったタケタカラニシキは、馬体が戻れば浮上もありそう。ニシキユウカネミセンショーらは障害が立て直されれば、上位争いに加わりそうです。

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