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9/26岩見沢記念回顧

フクイズミが完勝で重賞10勝目!

 26日(日)は重賞・岩見沢記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のフクイズミが勝利。08年以来となるこのレース2勝目を挙げました。

 馬場水分は1.3%とやや重め。さらに全馬800キロを超す高重量だけに、道中はゆったりとしたペース。横一線のまま進んでは止まり、進んでは止まり...、相手の様子をうかがいながら、各馬第2障害を迎えました。
 早めに動いたのは単勝1番人気のカネサブラック。一気に天板まで登り切って、障害をクリア。それに一瞬遅れるかたちで仕掛けたナリタボブサップも抜群の登坂力を見せ、1馬身ほどの差で続きます。しかしここで、ヒザを折りながらも上々の登坂を見せたフクイズミが突破。以下ギンガリュウセイ、オレワスゴイが続く展開で、ゴール前の直線を迎えました。
 逃げる先行2頭はともに840キロを曳いているうえ、早めに仕掛けたこともあり鈍い脚いろ。そこへ末脚に絶対の自信を持つフクイズミが一気に詰め寄り、残り20メートルで早くも2頭を捉えました。当然その後の脚いろも鈍ることなく、重馬場に苦戦する2頭を尻目にゆうゆうとゴールイン。圧巻のレースぶりで重賞10勝目を飾りました。追い比べとなった2着争いはナリタボブサップに軍配。人気を背負ったカネサブラックは3着に敗れました。

 普段、障害で苦戦するフクイズミが、ヒザを折りながらも3番手で障害をクリア。30キロの重量差、そして重馬場を考慮すれば、多くの人が障害を下りた時点で捉えられそうな印象を受けたでしょう。しかし、その予想を大きく上回る圧勝ぶり。これなら1カ月後の北見記念も制して、四市冠競走全制覇を果たす可能性も十分です。なお今回のフクイズミの勝利で、松井浩文厩舎はこのレース4連覇を達成。ばんえい界を牽引する同厩舎から、今後も目が離せません。
 ナリタボブサップはばんえいグランプリ勝ちに続く重賞での好走。今季は障害を越えてからの粘りが一段と増した印象で、事実これで5連続3着以内と安定したレースぶり。今回はカネサブラックと並んでトップハンデを課せられただけに価値のある2着で、今後も極端なハンデ差がつかない限り上位をにぎわせてくれそうです。
 今季8戦目にして初めて連対をはずしたカネサブラックでしたが、840キロでの重馬場で積極的なレースを演じただけに仕方のない結果でしょう。今回の厳しいレースの経験は次走以降につながるはずで、北見記念での巻き返しが期待できそうです。

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尾ヶ瀬馨騎手「正直なところ、ホッとしましたね。馬の調子は上向いていて、きょうはハンデも恵まれていました。馬場状態もこの馬にちょうど良く、最高の走りができたのではないかと思います。ヒザを折った時には正直なところ焦りましたが、持ちこたえて頑張ってくれました。障害を下りた時点で何とか頑張ってくれるんじゃないかなと思いました。9歳ですが、まだまだやってくれると思いますよ」

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