ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 8/10ばんえい大賞典予想 山崎エリカ | メイン | 今週の見どころ(8/15〜8/17) »

8/10ばんえい大賞典回顧

ライデンロックが一冠を奪取!

 10日(日)は3歳三冠の第1弾・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、ライデンロックが勝利。1番人気にこたえる快走で自身の重賞初制覇を飾ると同時に、 4月に開業したばかりの千葉均調教師にも初タイトルをプレゼントしました。

 馬場水分は1.3%と重めでしたが、各馬とも軽快に第1障害をクリア。ライデンロック、オレワスゴイ、ウィナーナナといった上位人気馬が馬群を引っ張るかたちでレースは進みました。
 第2障害はウィナーナナが最初に仕掛け、それとほぼ同時にコトブキタイガー、オレワスゴイ、ライデンロック、カイセテンザンも動く展開。なかでも抜群の登坂力を見せたのがライデンロック。グイグイ荷物を引き上げると、先頭で第2障害を下りていきました。やや遅れてカイセテンザン、さらに遅れてウィナーナナの順でクリア。勝負はこれら人気上位3頭による三つどもえの様相を呈しました。
 しかし、この3頭はどれも同じような脚いろで、いっこうに差が詰まる気配がありません。残り20……、残り10……、残り5メートルを切ってもライデンロックは軽快な脚を見せ、そのまま楽にゴール板を通過しました。
 そして2着にはカイセテンザンが粘り込むかと思われたところ、障害4番手クリアのウメノタイショウが大外を一気に伸び、2頭がほぼ同時にゴールイン。このきわどい争いは、わずか0秒1差、ウメノタイショウが先着していました。

 ライデンロックはこれまでもイレネー記念5着など、世代トップクラスの力を示していました。しかし今回の勝因は、なによりも好調を維持してきたこと。このレースを含め今季は10戦6勝2着3回と、高いレベルで安定していました。さらに終始レースをリードし最後まで脚いろが鈍らなかったのは、一段と力をつけた証明。ハンデ差が少なかったことを考え合わせれば、想像以上の実力の持ち主と言えるでしょう。今後の活躍が非常に楽しみです。
 ウメノタイショウは6月以来およそ1カ月半ぶりでの快走。ここ照準だったと見え、陣営の期待にこたえる走りを見せました。これで今季9戦のうち掲示板を確保したのは8回。ゴール前で各馬の脚が鈍るようなサバイバル戦では、今後も好走が期待できるでしょう。
 そして惜しくも3着となってしまったカイセテンザンですが、この馬も今季は好調。暑さで調子を崩しやすい時期でもあり、4着のウィナーナナを含め、好調馬が上位を独占する結果となりました。

 ちなみにこのレースは「勝毎杯」として行われましたが、3月に同じ勝毎杯として実施された若草特別(3歳牡馬オープン)と同じ1〜3着馬で決着したことになります。

成績はこちら
映像はこちら

尾ヶ瀬馨騎手「1番人気だったので、勝ててホッとしています。今回は厩舎サイドもだいぶ力を入れていて万全に仕上げてくれたので、折り合いをつけられれば勝てるだろうと思っていました。障害もいいし、まじめな馬。これからもまだまだ強くなると思います」

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.