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今週の見どころ(11/23~11/25)

2007年11月22日(木)

 今週のばんえい帯広競馬は、通常の土曜~月曜の開催ではなく、23日(祝・金)~25日(日)の3日間開催となっておりますのでご注意ください。
 25日のメインには古馬一線級が揃った重賞・第28回北見記念も行われますので、どうぞお楽しみに。

 11月23日(祝・金)のメイン第11レースはオッズパーク賞(混合700万円未満)です。
 ホクショウダイヤは、今季同条件で8戦して複勝圏を外したのが2回だけと堅実な成績を残しています。700万円条件への昇級で10キロ増が懸念された前開催の霜柱特別も、グレートサンデー(1着)との差は詰められなかったものの、障害2番手クリアから3番手以下の追い上げを完封する盤石のレースぶり。昇級でグレートサンデーが抜けた今回はチャンスでしょう。
 本来の先行力が戻りここ2走を2、3着と好調なハヤテショウリキが相手筆頭。今回600万円条件への昇級戦も登坂力に優るライジングサン、障害さえスムーズならアローコマンダートウリュウも差はありません。

 この日の第10レースに2歳馬による第28回北見産駒特別(網走管内産駒選抜)が行われます。
 中心視したいのはリードムサシ。ナナカマド賞4着をはじめ2歳A1戦で、オレワスゴイ、ウメノタイショウらと好勝負を繰り広げている実績は出走馬中ナンバー1だけに、今回は断然の期待です。
 前走のいちい賞(2歳牝馬オープン)で2着のプリンセスビジンや、2歳A2級での健闘光るカイセテンザン、7月の2歳A1級で3着に好走したニシキボスらが相手でしょう。

 11月24日(土)のメイン第11レースは網走湖特別(500万円未満)です。
 自己条件に戻ったエメラルドは、前走の牝馬オープン・レディースカップ(4着)では、さすがにフクイズミ、トカチプリティーとは離されましたが、障害2番手からギャンブラークイン、スターエンジェルと大接戦の3着争いを演じました。ハンデ差はあったとはいえ格上馬を相手に一歩もヒケを取らなかったレースぶりは好感が持てます。4走前の500万円未満も差し切っており、今回も勝ち負けは必至です。
 キョクシンオーも今年8月にはこのクラスで連勝の実績があり有力。前開催の同条件戦で1着のテンカは障害のカカリが戻ったいまなら連勝も可能でしょう。
 怖いのは3歳馬シベチャタイガー。前走ばんえい菊花賞で初重賞制覇を飾り360万円条件から飛び級でクラスを上げてきました。昇級初戦で、前走からさらに15キロプラスの715キロと重量的には厳しいですが、目下の勢いからは侮れません。

 11月25日(日)のメイン第11レースは重賞・第28回北見記念(16:30発走予定)です。このレースは別掲(後日掲載予定)の北見記念プレビューをご覧ください。

レース回顧(11/17~11/19)

2007年11月19日(月)

 17日(土)に行われたのは能取湖特別(3歳以上360万円未満)。ここは惜敗続きだったタカラオーシャンが制し、8月以来の勝利を挙げました。
 ふた腰で第2障害を駆け上がったタカラオーシャンでしたが、その後はメダマの追撃に遭い苦しい展開。残り10メートルを切ってからも徐々に差を詰められましたが、軽馬場もあって何とかしのぎきり、先頭でゴールイン。3/4馬身差程度でメダマが2着入線を果たし、障害5番手から追い込んだカネミセンショーが3着を確保しました。

 18日(日)は知床賞(3歳以上オープン)が行われ、トカチプリティーが完勝。オープン2組戦線では抜群の安定感を示しており、ここもその力を見せつけました。
 第2障害を先頭で越えたトカチプリティーは、その後も余裕のレースぶりを披露。残り20メートルを切ってからは大口泰史騎手の手綱もほとんど動かず、ゴール寸前で気合をつけられた程度。後続をまったく問題にしないレースぶりで、ゆうゆうと先頭ゴールを果たしました。2番手クリアのホクトキングはいっこうに差を詰められず、そのまま2着入線。6番手から追い込んだヤマノミントが3着。

 19日(月)に行われた美幌峠特別(3歳以上430万円未満)は、コーネルが優勝。前走1番人気で8着に敗れた雪辱をここで果たしました。
 イチショウリとヒロノドラゴンが早めに第2障害に挑みましたが、先頭でこれを越えたのはミスターセンプー。しかし5頭が並んだ状態でこれに襲いかかり、残り30メートルのさらに手前でコーネルが先頭へ。その後もしっかりした脚いろを見せ、リードを保ったままゴールを駆け抜けました。2着はタケノホウシュウ。粘ったミスターセンプーが3着で入線しました。

映像はこちら。またこれらを含め2カ月前までの映像は、すべてオッズパークにてご覧いただけます。

馬券おやじは今日も行く(第40回) 古林英一

2007年11月16日(金)

NPO法人「とかち馬文化を支える会」会誌発行!

 全国1億2000万人のばんえいファンのみなさん! 今春、ばんえい応援団「とかち馬文化を支える会」(以下、支える会)が発足したことはご承知かと思います。

 支える会は、これまで、帯広競馬場内のリッキーハウスの運営や協賛レースの開催、さらにはアラビアンホースショーや馬耕まつりなど、ばん馬と馬の様々な活動をおこなってきましたが、ついにというか、やっとというか、このたび会誌を発行することになりました。その名も……まだ決まってません。とりあえず「とかち馬文化を支える会会誌」という誌名で発行します(※1)。現在鋭意制作中です。

 なんせ予算もないので、手作り感あふれる(というより手作りそのものですが(^^;))ハートフルな冊子です。創刊号は、ばんえい基礎講座、血統コラム、ばんえい名馬列伝、ばんえい競馬ひねくれ回想録、ばんえい豆知識、さらには支える会の活動紹介や連載まんが、はたまたリッキーハウスの商品カタログ、加えて写真やイラストも盛りだくさん。サイズは持ち運びにも便利でかわいいA5版。当「ばんえい競馬情報局」でもお馴染みの文豪・旋丸巴先生をはじめ、多士済々の豪華執筆陣。ここで「ばんえい競馬情報局」の読者に記念すべき創刊号の表紙をこっそりお見せしましょう(※2)

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 ね、見たいでしょ? 欲しいでしょ? 今支える会に入会すれば創刊号をもれなく進呈! この際ですからぜひ支える会に入会して創刊号をゲットしてください。なんせ「会誌」ですから、配布先は基本的には会員限定。したがって発行部数に限りがあります。今入会すれば創刊号は年内にあなたの手元に届きます。せっかくなら創刊号から揃えたいとは思いませんか? 今がチャンスです!! さあ、これであなたもばんえい通。これを読めば難解な馬券推理もお茶の子さいさい。的中率アップにつながります(※3)

 さあ、今すぐ支える会のホームページにアクセスしましょう。これであなたのばんえい人生はバラ色です……って、これじゃ深夜テレビの通販広告でんな。

(※1)会員から公募して誌名を決定する予定です。
(※2)表紙のデザインは予告なく多少変更されるかもしれません。
(※3)本冊子の効果には個人差があります。

今週の見どころ(11/17~11/19)

 ばんえい帯広競馬は先週で第15回開催を終了しました。騎手リーディングに注目すると、鈴木勝堤騎手が91勝を挙げ、2位の藤本匠騎手に10勝差をつけトップの座を守っています。その鈴木騎手の先週の騎乗数は、10日(土)6レース、11日(日)7レース、12日(月)7レースというものでした。
 ばんえい競馬では、1日の騎乗数は原則7レースまで、連続騎乗は4レースまでと決められています。限られた騎乗数のなかで、これだけの勝ち星を挙げられるというのは、やはり卓越した技術のなせる技でしょう。

 11月17日(土)のメイン第11レースは能取湖特別(360万円未満)です。
 11月4日の360万円未満は、1着メダマ、2着タケノホウシュウ、3着タカラオーシャンという決着。先週の勝入別定360万円未満は、タケノホウシュウが第2障害先頭から押し切りました。3頭が横一線で障害を越えた2番手争いからタカラオーシャンが抜け出し、ゴール前で中団からメダマが一気に詰め寄って3着を確保。同じ3頭による決着となりました。
 近走の360万円条件では、この3頭の安定度が抜けていました。そのうちタケノホウシュウは今開催から430万円未満に昇級になっったことで、今回は残る2頭による一騎打ちが濃厚でしょう。先行力のタカラオーシャンか、差し脚鋭いメダマか、対決に注目が集まります。
 ゴール前での粘りが課題もカップオー、今季同条件(混合戦含む)で3勝を挙げているホクショウドラゴンカネミセンショーらが一角崩しを狙います。

 11月18日(日)のメイン第11レースは知床賞(オープン)です。
 トカチプリティーは、近5走を2勝、2着3回の安定ぶり。常に好勝負を繰り広げているフクイズミ不在の今回は、障害早めクリアからの粘り込みが期待できます。
 格的に上位なのがエビスオウジャ。3連勝でばんえいグランプリを制覇したあとは、重いハンデに苦しみ続けており、持ち前のスピードも影をひそめています。今回もトップハンデですが、近走に比べ格段に相手関係が楽になっており、上位進出も望めるでしょう。
 ほか、ここ2走のオープンをともに2着と好調のホクトキングや、2連勝でオープン入りしたグレートサンデーの勢いも侮れません。

 11月19日(月)のメイン第11レース美幌峠特別(430万円未満)は、前開催の初雪特別の再戦模様です。
 その初雪特別は、障害2番手クリアからじわじわ伸びたミスターセンプーが1着。ヒロノドラゴンミスターセンプーにこそ交わされたものの障害先頭から2着を確保、勝ち馬とほぼ同時に障害を越えたヤマトチカラが3着でした。
 この結果は前々開催の帯広スーパーSS特別の着順(1着ヒロノドラゴン、2着ヤマトチカラ、3着ミスターセンプー)を入れ替えただけのものだけに、今回も三つ巴が予想されます。
 しかし、今回はミスターセンプーが5キロの加増となることから、ヒロノドラゴンヤマトチカラに逆転のチャンスもありそうです。
 この3頭に、流れに乗れれば怖いメジロショウリキ、昇級2戦目でクラス慣れが見込めるコーネルが続きます。

レース回顧(11/10~11/12)

2007年11月13日(火)

 10日(土)に行われた霜柱特別(3歳以上混合700万円未満)は、1番人気のグレートサンデーが快勝。前走のWRカー特別に続く勝利で、2連勝としました。
 第2障害はグレートサンデーが先頭でクリアし、やや遅れてホクショウダイヤが越える展開。楽な手ごたえで残り20メートルを切ったグレートサンデーは、終始ホクショウダイヤとの差を2、3馬身ほど保つ余裕のレースを披露。そのまま先頭でゴールを果たしました。結局最後まで差を詰められなかったホクショウダイヤが2着で、障害を3、4番手で並んで越えたハヤテショウリキ、ハマナカキングが3、4着。

 11日(日)はレディースカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、フクイズミが高速決戦を制しました。
 トカチプリティーが第2障害を先頭で越え、エメラルドも続くなか、フクイズミは圏内の3番手でクリア。そこからジワジワと差を詰めると残り10メートル付近で先頭に立ち、3/4馬身ほどの差をつけてゴールしました。2着にトカチプリティー。3頭横並びの3着争いは、障害5番手から追い込んだギャンブラークインがわずかに抜け出し、以下エメラルド、スターエンジェルといった着順になりました。

 この日の第10レースはいちい賞(2歳牝馬オープン)が行われ、ウンカイ産駒のニシキエースが優勝。これで通算9戦5勝とすると同時に、3連勝を果たしました。

 12日(月)のメインレースは初雪特別(3歳以上430万円未満)。ここはミスターセンプーが優勝し、相変わらずの安定ぶりを見せつけました。
 ヒロノドラゴンがまずは第2障害を越えましたが、ミスターセンプー、ヤマトチカラもほとんど差なく続く展開。一団となって残り30メートルを迎えましたが、ミスターセンプーがジワジワと抜け出し、残り10メートルで1馬身ほどのリード。そのまま他馬の追撃を退けてゴールしました。2着にヒロノドラゴンで、さらに遅れること1馬身差でヤマトチカラが3着。

映像はこちら。またこれらを含め2カ月前までの映像は、すべてオッズパークにてご覧いただけます。

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