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馬券おやじは今日も行く(第36回) 古林英一

ばんえい新時代を実感

 猛暑お見舞い申し上げます。涼しいはずの北海道も猛暑が続きました…と過去形にしてしまってもいいのでしょうか。木曜からすっかり涼しくなっております。冬は厳寒のなかで暮らすんですから、夏場くらいは涼しくてもバチはあたらんと小生は思うのであります。

 猛暑のなかでも、ばんえい十勝の熱戦は続いております。

 先月・今月と札幌でおこなわれたばんえい絡みのイベントのお手伝いをしました。先月(ちょうどJRAの騎手が帯広に来場した日でした)はサッポロビール園に隣接した広場にリッキー君が来場しました。次から次へと子供たちが集まり、リッキー君にまたがったり、ニンジンをあげたり、ほんとに大はしゃぎでした。彼は偉い。何が偉いといって、子供たちから差し出されるニンジンを飽くことなく、延々4時間にわたり食べ続けておりました。いかに好物とはいえこれはなかなかできることではないでしょう。さらに、彼が偉いのは、到着直後に放尿し、その後イベント終了まで一切排泄をしなかったのです。いやあ、なかなかできることじゃないです。ご立派。

 8月は恒例のビアガーデンの最終日でした。十勝観光連盟のイベントで、レース映像を流してのイベントです。ばんえい大賞典のレース映像を途中で止め、勝ち馬を当てるという出し物がおこなわれました。ばんえいファンならご承知のとおり、プリンセスモモが直線一気の波乱のレースです。大逆転のこのレース、観客にも大ウケでありました。

 こうしたイベントに参加してみると、ばんえいが十勝の観光資源としてしっかりと位置づけられていることがよくわかります。今にして思えば、昨年の今頃は廃止策動が急ピッチで進められていたわけですから、ほんとに「一発逆転!馬のライブショー」です。

 「お上」がテラ銭稼ぎのためだけにやっている競馬を「財政競馬」といいます。財政競馬ではテラ銭が稼げなくなったら、馬も人もあっさりお払い箱です。もちろん、「財政競馬」を無視してもいいとはいいません。だが、今のばんえいを見ていると、本来市民が自らの手で始めた競馬という営みを、再び市民の手に取り返したように思われるのです。まことにもって慶賀の至りであります。これでいま少し小生の思い描くとおりに馬が走ってくれれば最高なんですが…。

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