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12/10ばんえいオークス 矢野吉彦

人馬ともに好調のエメラルド

 廃止の瀬戸際に立たされていたばんえい競馬。みなさんのご支援、ご協力のおかげで、わずかながら存続へ向けての光が見えてきました。でも「大手民間企業が支援に名乗りを挙げたんだから、もう安心だろう」というのは早すぎます。まだまだ、新しいばんえい競馬の“あるべき姿”は見えてきていません。時間をかけて議論しましょう。ひとまず、即廃止の決断だけはしないでほしい、と祈り続けようと思います。

 それはさておき、10日はばんえいオークス。3歳牝馬限定の重賞が行われます。この予想を。
 同世代同士の定量戦ですから、牝馬とはいえ、格をチェックしておきましょう。10頭を賞金獲得順に並べると以下のようになります。

1=エメラルド(398.2万円)12勝、ばんえい菊花賞1着 
2=ニシキユウ(332.8万円)8勝、ばんえい大賞典1着  
3=キタノパワー(271.6万円)5勝、黒ユリ賞(2月)1着
4=ヒメカワキタ(215.7万円)10勝
5=サクラガサイタ(211.4万円)9勝、ばんえいプリンセス賞1着
6=キョウワプリンセス(161.4万円)7勝
7=キキリンドウ(132.9万円)6勝
8=テシオフジ(131.7万円)5勝
9=アグリミズキ(131.4万円)6勝
10=モエレウチウラ(101.8万円)3勝

 1~5の馬と6~10までの馬、明らかに実績が違いますよね。となると、よほどのことがない限り1~5の馬の勝負になるはずです。
 中でもエメラルド。北見絶好調で、前走のばんえい菊花賞では牡馬相手に優勝。今回は主戦の藤野騎手(こちらも絶好調です)に手替わりしたとなれば、素直にこの馬から買うのが正解でしょう。ただし、問題は帯広コースの実績。昨シーズンは7回走って1、2着なし、3着1回と今イチでした。とくに、2月に行われた2歳牝馬限定の重賞・黒ユリ賞では1番人気で8着に敗れています。これをどう見るか。まぁ、あのときは12月末のレースを取り消して以来で、約1カ月半ぶりの実戦。負けてもおかしくないところだったとも考えられます。その後の帯広シリーズは、その流れが尾を引いたとすれば、今年は違うはずです。穴狙いが信条の私ですが、今回はこの馬から買います。
 相手の筆頭はキタノパワー。いきなりの荷物の増量はこたえるかもしれませんが、ニシキユウほか1~5までの馬の中で帯広の実績ではこの馬が一番ですし、ここ数戦の内容もまずまず。それを考えると、この馬が浮上してきます。
 あとはサクラガサイタ、ヒメカワキタ、ニシキユウの順。馬券はエメラルドからの馬単と馬複。オッズを見ながら配分を決めますが、キタノパワー相手の馬券を主力にしたいですね。

 さて、ばんえい競馬存続へ向けての御提言を頂戴している「つづけよう!ばんえい競馬」のホームページには、「ばんえい競馬をどうやって予想したらいいかわからない」という声が寄せられています。そこで、私なりの予想の組み立て方(当たりハズレは別ですよ)をご紹介します。どうぞ参考にしてみてください。では、よろしくお願いします。

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