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11/27北見記念予想 矢野吉彦

2005年11月26日(土)

牝馬2頭の一騎打ち

 いやいや、先週のばんえい菊花賞も、またまた当たっちゃいましたね。「1頭に絞れば」というのは余計でしたが、取りあえずの結論として挙げた馬単4頭ボックス作戦が的中。12点買いでもプラスになる配当がつきました。どうしちゃったんでしょう。中央の予想はちっとも当たらないのに……。

 さて、連勝目指して、張り切って北見記念の予想を、と思っていたのですが、最大の目玉、スーパーペガサスが脚部不安で回避しちゃいました。なんと言っても現役最強馬だけに、早く立ち直って、またあの雄姿を見せてほしいと思います。
 この馬が出ないとなると、岩見沢記念でワンツーフィニッシュした牝馬2頭、アンローズとサダエリコが中心でしょう。このところの2頭の直接対決では、いずれもサダエリコのほうが重い荷物でアンローズが先着というパターンになりましたが、今回は同重量。ただし、今回の重量は、昨年の北見記念で840kgを引いたアンローズにとっては経験済みとも言えますが、サダエリコは810kgまでの経験しかないので初挑戦。これを考え合わせると、ほぼ互角、若干、アンローズ有利か、といったところです。ただ、どちらかを頭に、という選択は難しいですね。2頭の馬単ウラオモテ。または馬複1点でいいと思うんですが。
 これに割って入るとすれば、シンエイキンカイですか。岩見沢記念ではアンローズより20kg、二世ロッシーニ記念では15kg重い荷物を引きましたが、今回は10kg差。その2戦で先着を許しているサダエリコとの重量差は今回も10kgのままですから、ここもそう強気には狙えませんが、ひょっとしたらの期待はかけられそうです。前走を勝って勢いをつけたグレートサンデーは、石北特別を750kg、知床賞を760kgで連勝した後に2着に健闘した去年ほどのインパクトはないので、ここは見送り。むしろサンデーブライアンのほうがいいかもしれませんが、どちらにしても、ちょっと足りないような気がします。
 ということで、やっぱりここはアンローズ、サダエリコの一騎打ち。オッズ次第で、この2頭を頭にシンエイキンカイへの馬単流しを少々、という結論にしておきます。斎藤編集長も同じかもしれませんが。
 とにかく、伝統の一戦にスーパーペガサスが出ないのはさびしいかぎり。でも、ばんえいの看板馬だけに、ガタガタになってほしくはありません。ここの回避は仕方ないとして、帯広記念には復活してきてもらいたいですね。では、今回はこのへんで。

11/27北見記念予想 斎藤修

サダエリコから勝負

 スーパーペガサスの回避はなんとも残念。登録のあったミサキスーパーも出走せず8頭立て。牡馬は賞金別定で加増される馬はなく全馬840キロ。サダエリコ、アンローズの牝馬2頭がプラス10キロで830キロとなった。
 岩見沢記念は牝馬同士の決着となったが、今回の出走馬からその着順と重量を書き出してみる。

 10/2岩見沢記念
 1着アンローズ    800
 2着サダエリコ    810
 4着シンエイキンカイ 820
 6着ヒカルセンプー  820
 8着キングシャープ  820

 サダエリコと以下3頭との重量差は今回と同じ。アンローズが相対的に今回10キロ増となっている。
 さらに10月16日の石北特別と、23日の二世ロッシーニ記念の結果も同様に抜き出してみる。

 10/16石北特別
 1着シンエイキンカイ 735
 2着グレートサンデー 735
 3着ヨコハマボーイ  730
 4着キングシャープ  730
 7着アンローズ    725
 8着ヒカルセンプー  730

 10/23二世ロッシーニ記念
 1着アンローズ     725
 3着サダエリコ     730
 4着グレートサンデー  735
 6着サンデーブライアン 730
 8着シンエイキンカイ  740

 近走の格から馬券の対象になるのは、アンローズ、サダエリコ、シンエイキンカイ、グレートサンデーの4頭。
 今回、アンローズとサダエリコの重量が同じになってどうかだが、過去に北見コースでは一度しか3着をはずしていないサダエリコを中心にする。今シーズン北見は1戦しかしていないが、ここが狙いだろう。
 馬券は絞らないとトリガミになるだろうから、オッズを見て馬単でシンエイキンカイ、アンローズ、グレートサンデーに流す。
 牝馬2頭でガチガチ人気なら、一発大駆けのあるグレートサンデーから馬連複で上記3頭に少額流してもおもしろいかもしれない。

 ◎サダエリコ
 ○シンエイキンカイ
 ▲アンローズ
 △グレートサンデー

11/27北見記念プレビュー

2005年11月25日(金)

 24日間と短い北見開催は、早くも今週が最終開催。そのフィナーレを飾るのは、もちろん北見記念(3歳以上オープン)です。当初出走を予定していたスーパーペガサスは残念ながら回避となりましたが、牝馬2強は順調。帯広開催へ向けて、どちらが覇権を握るのか注目です。
 牝馬2強とは、もちろんアンローズサダエリコ。今回はメンバー的に一騎打ちムードが漂っています。アンローズは昨年に続く連覇がかかっており、サダエリコは間隔を開けてこの一戦に臨んできました。先に抜け出すアンローズを必死に追い込むサダエリコ。どちらが勝っても不思議はなく、熱のこもったゴール前となりそうです。
 そのほかではシンエイキンカイ、サンデーブライアン、グレートサンデー、ヨコハマボーイらが横並び。どの馬も一長一短で、2強以外の馬を狙うとなると難解です。それでも一角崩しが期待できそうなのは、シンエイキンカイグレートサンデーでしょうか。成績にムラがあるだけに、一発逆転の魅力を秘めているとも言えましょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
10/2 岩見沢記念(勝ち馬:アンローズ)
10/16 石北特別(勝ち馬:シンエイキンカイ)
10/23 二世ロッシーニ記念特別(勝ち馬:アンローズ)
11/6 知床賞(勝ち馬:サンデーブライアン)

映像はこちら

今週のみどころ(11/26〜11/28)

 今週27日(日)はイベントレース「オーナーズカップ」が行われます。オーナーが所有馬に騎乗するこのレースも、もう3回目。今回は予想クイズ的中者に北見特産品がプレゼントされます。インターネット投票も予定されているので、ぜひ日曜日はばんえい競馬ホームページをチェックしてみてください。
 26日(土)に行われるのは、雌阿寒岳特別(550万円未満)。当欄ではおなじみのミスターハヤサキホクショウファイトらが出走を予定しています。もちろん、近走好調のハマナカキングやオホーツクブルーなども注目で、熱戦が期待できそうです。
 その前の第10レースは470万円未満による勝入別定戦トカチタカラギャンブラークインをはじめとした好メンバーが揃っており、こちらも注目の一戦です。
 27日(日)のメインレースは、重賞の北見記念(3歳以上オープン)。このレースについては、別掲の「北見記念プレビュー」をご覧ください。この日の第10レースに行われるのはオホーツク特別(2歳オープン)。ニシキセンプー、ウィナーハリケンなどの2歳トップクラスが出走を予定しています。なかでも注目は7戦5勝のメジロショウリキ。前走、ユキノショーやメダマなどを下して3連勝を飾っており、ここも最有力と言えるでしょう。
 28日(月)はクリスタル特別(4歳オープン)が行われます。エンジュオウカンタケタカラニシキに加えて、プリンセスサクラコやキングファラオなども出走を予定。楽しみな一戦となりそうです。

レース回顧(11/19~11/21)

2005年11月21日(月)

 ばんえい菊花賞は、じっくり溜めて仕掛けたカネタマルが格の違いを見せつけました。詳細は別掲の「ばんえい菊花賞回顧」をご覧ください。ところで、またまた矢野氏、斎藤氏ともに予想が的中。来週の北見記念も必見です。
 19日(土)のメイン常呂川特別(800万円未満)は、2番手で障害をクリアしたトップハンデのトモエパワーがゴール前で伏兵のライジングサンを差し切りました。今シーズンの北見では2、3着ばかりでしたがようやく勝利を挙げました。
 20日(日)の第8レース(470万円未満)では、ほぼ同時に第2障害をクリアしたギャンブラークインとトカチタカラが馬体をピッタリ併せたままゴールまで競り合いが続きましたが、わずかにギャンブラークインが先着。今シーズンの北見ではここまで5戦連続2着と惜敗を続けていましたがようやくうれしい勝利となりました。かなり遅れて障害を越えたフクイズミは後半追い上げたものの3着まで。
 続く第9レース(オープン)は、ばんえい記念4着馬キタノスサノオが直線でも力強い脚取りで勝利。今シーズン初のオープン勝ちとなりました。2着にスターエンジェルが伸び、単勝1番人気のツルマキシンザンは終始先行したもののゴール上で止まって4着に沈みました。800万未満では馬券的には絶対的な信頼が置けましたがオープンでは勝ちきれないレースが続いています。
 同日の北見産駒特別(2歳)は、断然人気のメダマが3番手で障害を越え堂々と差し切り快勝。トップハンデでもこのメンバーでは格が違いました。これでデビューから6勝目。マルミシュンキと並んで目下2歳の最多勝馬です。
 21日(月)のメイン雄阿寒岳特別(650万円未満)は、プランドルドラゴンがゴール前3頭横一線の接戦を制しました。先頭で障害を越えた1番人気のトミサトクイーンがわずかの差で2着。伏兵マコトファイヤーが惜しくも3着でした。

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