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12/11ばんえいオークス回顧

2005年12月11日(日)

ウィナーサマー3歳牝馬の頂点へ!

 3歳牝馬の頂上決戦ばんえいオークス(3歳牝馬)は、11日(日)帯広競馬場で行われました。優勝は単勝2番人気のウィナーサマー。黒ユリ賞に続く重賞2勝目を挙げました。
 ウィナーサマーとエンジュダイヤの一騎打ちが予想された今回。道中はそれを象徴するかのように、2頭が並んで先行態勢。第2障害もほぼ同時に仕掛けました。先に抜け出したのはウィナーサマー。一気にセーフティーリードを築き、逃げ込み態勢へ。エンジュダイヤも必死の追い込みを見せ、ゴール前で差は詰まったものの、そこまで。結局3秒4差でウィナーサマーが逃げ切りました。なお3着にはアロアローズが入り、順当な結果となりました。

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藤野俊一騎手
「先行力と第2障害の登坂力には自信があったので、エンジュダイヤより前でレースをするよう意識していました。
 ゴール前はいつものとおり少し甘くなってしまいましたが、660キロの重量なら止まらないで持ちこたえてくれるだろうと思っていました。
 まだ牡馬との対戦で重賞を勝っていないので、今は力をつけているしこの勢いで次のばんえいダービーと2月のポプラ賞まで狙っていきたいですね」

大友栄人調教師
「今回は定量の牝馬限定戦で、相手はエンジュダイヤ1頭に絞って万全の調整でレースに臨むことができました。馬の調子もよかったし期待どおりの走りで満足しています。
 騎手には特に乗り方の指示などはしていませんが、エンジュダイヤの調子も良さそうだったので第2障害で遅れをとらないように、先に越えたいというイメージは持っていました。
 次は12月25日のばんえいダービーに出走予定で、今の調子なら牡馬のカネタマルにもひけはとらないと思いますよ。持ち味の先行力を生かして連勝を狙いたいと思います」

12/11ばんえいオークス予想 矢野吉彦

2005年12月10日(土)

2頭の馬単が大本線

 前回の北見記念、私の予想は、いちおう当たり、って言ってもいいんですよね。古林センセイにも、的中おめでとう、と書いていただきましたし……。サダエリコとアンローズの馬単折り返しで堅そうだけど、オッズ次第で両馬を頭にシンエイキンカイへ、というものでしたから。第2障害を降りてからの展開はハラハラドキドキでしたが、最後の最後でサダエリコが出てくれて、めでたしメデタシ。おかげでこちらも連続的中記録を伸ばすことができました。

 さて、ばんえいオークス。ここも堅そうですね。そう、菊花賞2、3着のエンジュダイヤとウィナーサマー。ともに、すでに13勝を挙げていて、2頭の実績が群を抜いています。定量戦のここは、少なくとも共倒れという事態は考えられません。まずはこの2頭の馬単折り返しが大本線です。
 なんだ、またその作戦か、ですって? じゃぁ、この2頭のどっちが強いか、ちょっと考えてみましょう。これまでに両馬が直接対決したレースは10戦あって、エンジュダイヤ先着が6回、ウィナーサマー先着が4回。わずかにエンジュダイヤ優勢です。しかし、エンジュダイヤが先着した6戦のうち5戦までが、エンジュダイヤのほうが軽い荷物を引いて走ったレース。前走の菊花賞は、初めてエンジュダイヤがウィナーサマーと同じ目方の荷物を引いて先着を果たしたレースでした。一方、ウィナーサマーが先着した4戦のうちでは、2頭が同重量だったのが2戦、ウィナーサマーのほうが10kg重い荷物だったのが2戦となっています。菊花賞は牡牝混合でしたが、今回は牝馬限定戦。そこでの同重量勝負なら、ウィナーサマーの巻き返しに期待するというのはいかがでしょう? エンジュダイヤとの馬単折り返しを同額買うのではなく、オッズと相談しながら、ウィナーサマー1着で勝負して、エンジュダイヤ1着のほうを押さえにする作戦です。
 あとは単純に、この2頭から、ここへきての上がり馬を2着にした馬単。ウィナーサマーが勝った黒ユリ賞で、エンジュダイヤと同じ630kgを引いてこれに先着したアロアローズを押さえます。もう1頭挙げるとすれば、ばんえいプリンセス賞に出たイサムエンジェルか、北見の成績が安定していたイナノプリンセスか。でも、そこまで買うと、ウィナーサマーとエンジュダイヤで決まったときに損しちゃいそうなので、やめときます。
 あとは購入金額をどう配分するか。オッズを見ないうちには何とも言えませんが、ウィナーサマー→エンジュダイヤを5割、そのウラを3割、ウィナーサマー→アロアローズとエンジュダイヤ→アロアローズを1割ずつ、というのを基本線にしましょう。
 なんだ、プレビューとほとんど同じ予想じゃないか、って? だってしょうがないでしょう。ピンと来るような穴馬が見当たらないんですよ。でも、そんな時だからこそ荒れるのかも。私の予想がこんなに続けて当たるというのも、なんだか不気味ですしね。さぁ、どうなりますか? では、今回はこのへんで。

12/11ばんえいオークス予想 斎藤修

菊2、3着の実績は断然

 この重賞予想、矢野さんはばんえいグランプリから6戦連続的中。わたしも岩見沢記念から3戦連続的中と好調が続いている。
 というわけでここ3戦は2人とも当たってるわけだけれども、その買い目を見ると微妙に違っていて、それでも両方とも当たってるのがスゴイ。ということは、2人の買い目の共通しているところだけ絞って買えばこの3戦は的中していたというわけだ。ただこういうのって気づいちゃったらそれでおしまいってことが世の常なので、さて今回はどうなるでしょう。

 3歳牝馬による全馬660kgで同重量のオークス。ということでまず格付けをチェック。
 ウィナーサマー 470万
 エンジュダイヤ 390万
 アロアローズ  220万
 ラヴクイーン  200万
で、馬券の対象になるのはだいたいここまで。あとは全馬170万で、このクラスで可能性があるとすれば、北見開催で7戦して3着をはずしていないイナノプリンセスのみ。荒れる要素があるとすれば、帯広への開催替りということくらいだろう。
 ばんえい菊花賞で2、3着のエンジュダイヤ、ウィナーサマーの2頭は、やはりこのメンバーでは力が抜けていると見るべき。
 一角崩しがあるとすればアロアローズ。黒ユリ賞2着の実績があり、北見開催では7戦2勝2着4回3着1回と好調を持続している。
 ラヴクイーンは、北見開催の220万条件で1度2着があるもののその後は苦戦。昨年度の帯広開催を見ても特にこのコースが得意とも思えないので見送る。
 さて、エンジュダイヤかウィナーサマーかどちらを頭にするかだが、昨シーズン帯広開催の黒ユリ賞、イレネー記念でいずれも先着しているウィナーサマーを今回は本命としたい。

 ◎ウィナーサマー
 ○エンジュダイヤ
 ▲アロアローズ
 △イナノプリンセス

 馬券的にはよほど絞らないとトリガミになると思うので、◎→○の馬単を厚く、○→◎と◎→▲の馬単が押さえの以上3点。さすがにイナノプリンセスまで回すのは難しいので、よほど人気がなければ穴狙いの遊び程度で上位3頭に馬連複で流すとか。

今週のみどころ(12/10〜12/12)

2005年12月 9日(金)

 今週の11日は第2日曜日です。ということは、女性に優しいレディースデイ。ビギナー女性を対象に、バックヤードツアーや場内で利用できる飲食券などのサービスが受けられます。参加希望のかたは当日10~12時の間に場内インフォメーションへお越しください。またビギナーでなくても女性のかたには先着200名様に「人気のお菓子」がプレゼントされるます。お近くのかたは、ぜひ帯広競馬場へ足をお運びください。
 10日(土)に行われるのは十勝岳特別(800万円未満)。混戦が予想されますが、ここはトミサトクイーンに注目したいと思います。初めて800万クラスと対戦した前走で2着。ここ数戦は絶好調で、今回も上位人気に推されるでしょう。同じくユウセイマーチも争覇圏。前走の勝利に加え、近走は掲示板をはずさない活躍を見せています。
 11日(日)のメインレース、ばんえいオークスについては、別掲の「ばんえいオークスプレビュー」をご覧ください。この日の第9レースに行われるのは、十勝産駒特別(2歳、十勝管内産駒限定)。メジロショウリキ、ウィナーハリケン、マルミシュンバなど2歳オープンで活躍している馬がが出走を予定しています。第10レースはオープンの狩勝特別(3歳以上オープン)が行われ、アンローズやシンエイキンカイ、エンジュオウカンなども登録しています。この日はばんえいオークス以外のレースも見どころ満載です。
 12日(月)にはトマム特別(650万円未満)が行われます。ここはプリンセスサクラコに注目。規定よりも15キロよけいに曳くこととなりますが、近走の成績からいえば問題ないでしょう。出走すればおよそ2カ月ぶりとなるコウリュウオーザは、気配に注意したいところ。

12/11ばんえいオークスプレビュー

 今週は3歳牝馬の頂上決戦、ばんえいオークス(3歳牝馬)が行われます。近3年はこのレースを制した馬(アンローズ・サダエリコ・エンジュオウカン)が、ばんえいダービーも制覇。今回も12月25日のばんえいダービーへ向けて注目の一戦です。
 中心は牡馬相手に好レースを見せている2頭、ウィナーサマーエンジュダイヤ。どちらをアタマにとるかが悩みどころとなりますが、ここは格を重視してウィナーサマーに期待したいと思います。前走のばんえい菊花賞は、先頭で障害を越えながらも、その後の踏ん張りがきかず3着敗退。北見開催は5戦1勝だったことも考えると、北見の最後の坂が微妙に影響したのかもしれません。帯広のゴール前は平坦でもあり、今回はチャンスなのではないでしょうか。
 そのばんえい菊花賞で2着だったのがエンジュダイヤ。ばんえい大賞典に続いて、三冠戦線は連続2着。もちろん今回は重賞初制覇を狙ってくるでしょう。岩見沢開催以降は4着以下がない好成績。状態のよさを含めれば、最有力と言ってもいいでしょう。
 そのほかではアロアローズラヴクイーンの220万クラス組。特にアロアローズは近走安定した成績を残しています。黒ユリ賞2着の実績からも、上位に食い込んでくるでしょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
9/18 ばんえい大賞典(2着:エンジュダイヤ)
11/20 ばんえい菊花賞(2着:エンジュダイヤ)
11/26 3歳・混合270万円未満(2着:アロアローズ)

ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞の映像はこちら

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